政府は3月25日、今年度の規制緩和推進計画をまとめ自民党に提示し,3月28日の閣議において正式決定した。
政府の規制緩和推進計画再改定の要旨は次の通り。
1 目的(略)
2 基本的考え方
1,経済的規制は原則自由。社会的規制は必要最小限に。
1,審議会の結論は原則として一九九七年九月末までに得る。
1,計画の実施推進。政府は計画の実施状況をフォローアップ。
1,独占禁止法の執行力を強化。
このなかで,自動車整備事業に係わる主な項目は以下のとおり。
「自動車検査証の有効期間について,新車両法の施行状況を見つつ車両技術の進歩,使用実態の変化等の調査を踏まえ,延長を検討するとともに,見直しを行う仕組みを創設する(9年度調査検討)」
「特にトラック等の検査証の有効期間については,平成9年度に集中的に調査を実施し,その結果,安全確保,公害防止の面で支障がない場合には,延長する(9年度調査・結論)」
「新車の完成検査終了証の有効期間の延長について,技術の進歩,有効期間切れの自動車の実態を踏まえ検討を行い,結論を得る。(9年度)」,「分解整備検査については,国際的な状況も踏まえ,安全の確保を図りつつ,その必要性を含めた制度のあり方について,平成9年6月を目途に方針を決定する。(9年6月)」
「規制緩和推進計画再改定」の自動車整備関係事項は「資料1」のとおり。
日整連では,米国の自動車部品業界が「ブレーキパーツ全てを分解検査の対象からできるだけ早く削除することを要望する」旨の申し入れに対し,平成9年2月21日付けで,全米自動車部品製造者協会(MEMA)の他,米国自動車部品業界3団体(SEMA,APAA,ASIA)に対して「意見書」を送付した。
意見書は「日本の認証工場は,国内外の部品,純正・非純正を問わず,使用する意志があり,実際に使用している。分解整備検査制度により,米国のブレーキ部品を使用しないのではなく,その情報がない。ブレーキ系統のような安全確保のための重要な部位については,ユーザーは技術力である認証工場を選択する。今まで米国製自動車部品のシェアが伸びなかった理由は,認証工場に対する情報提供の不足であった。」等の内容となっている。
日整連の「米国部品業界4団体に対する意見書」は「資料2」のとおり。
日整連は,米国自動車部品業界の要望に対して,日整連としての意見書(資料2)を,米国自動車部品業界4団体に送付したが,その回答が全米自動車部品製造者協会よりあった。
回答の内容は「日整連が現在構築中の情報ネットワークシステム(FAINES)に情報提供できるような部品の製品情報や日本市場に適合できる部品の情報を整備するよう促進している。米国部品サプライヤーのいくつかは,日本の自動車アフターマーケットでの補修部品売り込みに活発な動きを見せている。我々が運輸省に要望したような,さらなる規制緩和は米国と日本の自動車業界の最優先項目である自動車の安全性確保と確実な点検整備の主旨と軌を一にするものであると信じている」旨の内容となっている。
米国自動車部品業界の「日整連意見書に対する回答」は「資料3」のとおり。
4.「自民党自動車整備議員連盟役員懇談会」において,ブレーキに関す る分解整備問題,車検期間延長問題等の意見交換が行われる
去る3月6日(木),午前8時より自由民主党本部8階において,「自民党自動車整備議員連盟役員懇談会」が開催された。
当日は,小渕恵三整備議連会長をはじめ,整備議連役員多数が出席,また,整政連からは,平沼会長,飯室副会長(山梨),星野常任理事(群馬),鶴岡理事(東京),金田理事(神奈川)らが出席し,「行政書士関係について」,「米国部品メーカー等4団体からの要望について」,「自民党行政改革推進本部,申請負担軽減対策関係について」等が意見交換された。
「自民党自動車整備議員連盟役員懇談会」の概要は「資料4」のとおり。
日経新聞報道によると,自民党の行政改革推進本部が打ち出す運輸分野の規制緩和の最終案に,「トラックの車検制度に関して,現在1年となっている有効期限の延長を検討する」等を内容とする規制緩和策が盛り込まれる模様である。
運輸分野の規制緩和は15項目からなり,各制度の見直しについてそれぞれ,実施時期を明記したのが特徴。トラックの車検見直しでは,97年度中に検討結果を公表するとしている。
これらの内容を報道した日本経済新聞記事は「資料5」のとおり。
6.日経新聞報道「車の修理,規制を緩和,国の検査義務廃止有力」
3月17日(月)付けの日本経済新聞報道によると,「運輸省は車検関連の規制緩和の一環として,ブレーキやエンジンなど安全面で重要な部品を修理する際の『分解整備検査』を抜本的に緩和する検討に入った。」
これによると,「国の検査の義務づけを廃止する案が有力で,自動車ユーザーの自己管理責任にゆだねると同時に,国の認証を受けた民間整備工場のビジネス機会を広げ,業界の活性化につなげる。日米自動車・同部品協議で制度見直しを求めた米国に配慮し,整備分野の規制緩和で外国製部品を売りやすくする狙いもある。」と報道されている。
3月17日(月)付けの日本経済新聞記事は「資料6」のとおり。
運輸省主催のフォーラム「車検について考える」が,去る3月17日,霞ヶ関ビルで開催された。
このフォーラムは,「自動車の検査・点検整備に関する基礎調査検討会」の検討状況を公表するとともに,車検に関する意見をパネルディスカッションの形で展開し,一般からの意見も聴取することを目的に開催したもの。
パネラーには,下川浩一氏(法政大学経営学部教授),下平隆氏(運輸省自動車交通局技術安全部技術企画課長),鈴木成正氏(全日本トラック協会理事),舘内端氏(自動車評論家),鶴岡廣幸氏(日整連理事),林広敏氏(日本自動車連盟公益事業部長),平嶋健三氏(日本自動車工業会サービス部会長)ら7名が参加し,活発なパネルディスカッションが行われた。
当日配布された資料(一部抜粋)並びに新聞報道記事は「資料7」のとおり。
本年も6月1日から6月30日までの1カ月間を重点期間として,「不正改造車を排除する運動」が実施される。
本年度における重点目標は,「暴走行為,過積載運行等を目的とした不正改造車は,道路交通の秩序を乱すとともに,排出ガスによる大気汚染,騒音等の環境問題を引き起こすなど,社会的な問題となっている。暴走族による暴走行為については増加傾向にあり,また,過積載運行等を目的とした不正改造車等についても依然として少ないことから,これら悪質な不正改造車の排除に重点を置く。」
「不正改造車を排除ずる運動」の実施要領は「資料8」のとおり。
日刊燃料油脂新聞の報道によると,ガソリンスタンドが行う車検代行業務の危険をカバーする『ユーザー車検代行業務保険』が発売される。
それによると,「昨年7月の車両法改正後,SSによる車検代行業務は急増しているが,最寄りの車検場との往復間に事故を起こすケースも目立ち始めている。この保険は,こうしたSSのリスクを低額掛金の保険でカバーするもの。」というもの。
3月12日付けの燃料油脂新聞記事は「資料9」のとおり。
4/1火
2水 葛飾支部ジャストインサービス講習会 葛飾 テクノプラザかつしか
3木 関東ブロック事業担当者会議 北品川 整備会館 11:00
4金 構改プロジェクト 渋谷 健保会館 14:00
渋谷支部ジャストインサービス説明会 渋谷 ホテル東急イン 18:00
5土
6日 自動車点検整備推進デー池袋駅西口 7:00
◇全国春の交通安全運動(~4/15)
7月 競技会(全国大会)打合せ 北品川 整備会館 13:00
8火 執行部会議 駿河台 中央大学記念館 11:00
合同支部長会議 駿河台 中央大学記念館 14:00
関東第一高等学校入学式 江戸川 総合文化センター 10:00
江戸川支部ジャストインサービス講習会 江戸川 総合文化センター
武蔵野支部ジャストインサービス講習会 三鷹 三鷹公会堂
三鷹支部ジャストインサービス講習会 三鷹 三鷹公会堂
9水 トヨタ整備学園入学式 八王子 本校 10:30
日栄学園入学式 千葉 本校 10:30
自動車検査員教習修了式 八丁堀 勤労福祉会館 13:00
文京支部研修会 文京 区民センター 18:30
北武支部ジャストインサービス説明会 田無 安田火災田無支店 18:00
10木 定例陸運連絡会 丸山 文化会館 10:00
支所長会議 丸山 文化会館
11金 荒川支部総会 荒川 サンパール荒川
新宿支部研修会 新宿 東京海上新宿 17:30
12土 第一期講習担当講師打合せ 北品川 整備会館 12:00
13日 14月 9年度検査員研修資料打合せ 横浜 関東運輸局
15火 情報提供ネットワークプロジャクト 丸山 文化会館 12:00
16水 近代化資金中央審査委員会 元赤坂 整商連 12:00
協組協議会総会 東陽町 東京サニーサイドホテル 15:00
◇桜を観る会 新宿 御苑
17木 練馬ブロック監査会 練馬 練馬支所 10:00
八王子ブロック監査会及び正副支部長会 八王子 八王子支所 15:00
18金 検査登録連絡会 麹町 輸入組合 10:00
足立支部総会 綾瀬 マリアージュ玉姫殿
世田谷支部ジャストインサービス説明会 玉川 玉川区民会館 18:00
港支部ジャストインサービス説明会 芝公園 健保組合 18:00
19土
20日 21月 島部支部総会 熱海 ホテルサン三橋 15:00
22火 中央会役員評議員合同会議 銀座 中小企業会館 13:30
自動車検査用機器適正化委員会 大久保 機工協 15:00
台東支部総会 上野 精養軒
23水 品川支部総会 御殿山 ホテルラフォーレ東京 17:00
墨田支部総会 錦糸町 ロッテ会館
練馬ブロック指定工場部会会計監査 練馬 練馬支所 10:00
八王子支部ジャストインサービス説明会 八王子 市民会館 18:00
八王子ブロック指定部会役員会 八王子 八王子支所 11:00
24木 金融審査委員会 丸山 文化会館 14:00
葛飾支部総会 青戸 テクノプラザかつしか
江戸川支部総会 江戸川 グリーンパレス
八王子ブロック総会 16:00
25金 日整連企画部会 元赤坂 日整連
26土 江東支部総会 (指定工場部会総会17:30) 東陽町イースト21 18:00
27日
28月
29火 《みどりの日》
30水