1.平成9年4月からの週40時間労働制に係る特別措置について |
2.平成8年度第2四半期に全国の整備振興会に寄せられた整備相談件数 は134件 |
3.昨年の交通事故死1万人切る |
4.車検代行業が,整備会社向けにFC展開 |
1.平成9年4月からの週40時間労働制に係る特別措置について
平成9年4月から実施される「週40時間労働制」に関し,昨年12月6日に行われた中央労働基準審議会(労働大臣の諮問機関)では,「週40時間労働制」の特別措置実施を決定した。
自動車整備業界に関連する特別措置の概要は以下のとおり。
1.週40時間労働制の定着について
週40時間制の実施困難な事業所に対して,罰則のみに頼る施策では十分 な効果が期待できないことから,定着に必要な指導や援助に徹するために 2年間の指導期間を設ける。
2.負担軽減のための措置について
週40時間制の定着を図るため事業主に対し,相談指導や省力化,労働時 間制度の改善等への援助を行う。
「週40時間労働制に係る特別措置について」は,「資料1」のとおり。
平成8年度第2四半期(7〜9月)に全国の各自動車整備振興会の整備相談所に寄せられた整備相談件数は134件となった。
このうち,整備関係は96件,販売関係は18件,その他20件となっている。
主な相談内容は「資料2」のとおり。
昨年の全国の交通事故死者が9年ぶりに1万人を下回った。警察庁がまとめた昨年の交通事故死者数は9,942人になり,前年を737人(6.9%)下回った。
死者が多かった都道府県は,北海道の595人,兵庫497人,千葉465人など。少なかったのは鳥取の69人,沖縄77人,徳島79人などだった。
12月30日付けの日経産業新聞記事によると,「車検代行業者のクイックが自動車整備会社向けにユーザー車検のフランチャイズ展開を始めた。車検の作業場を確保するとともに,車検で集めた顧客データを自動車販売などに生かす戦略だ」と報道している。
日経産業新聞記事(平成8年12月30日)は「資料3」のとおり。