NO.249 9年6月15日号

1.「平成9年度社会ニーズ対応型構造改善計画」が運輸大臣承認

2.「不正改造車排除キャンペーン」のラジオスポット放送について

3.陸運関係部外功労者関東運輸局長表彰

4.陸運関係部外功労者東京陸運支局長表彰

5.関東1都7県ユーザー車検,前年比24.4%増の56万8千台

6.年式や型式別のメンテナンスデータ,運輸省,日本で初の公表

7.専門認証取得,5月末で全国26工場

8.高井戸警察署よりひき逃げ事件捜査協力依頼

1.「平成9年度社会ニーズ対応型構造改善計画」が運輸大臣承認

 整商連が平成9年3月28日付けで運輸大臣に申請していた「平成9年度社会ニーズ対応型構造改善計画」が4月17日の中小企業近代化審議会運輸部会自動車分解整備分科会で了解され,5月21日付自整第79号で運輸大臣の承認を得た。 また,北整協連が申請していた北海道における標記計画も同日付自整第79号の4で承認された。

 「社会ニーズ対応型構造改善計画」の平成9年度計画の事業概要及び平成8年度の実績の概要は「資料1」のとおり。

2.「不正改造車排除キャンペーン」のラジオスポット放送について

 「不正改造防止推進協議会」(代表:日整連)では,昨年に引き続き,平成9年度「不正改造車を排除する運動」の一環として,「不正改造車の排除」及び「不正改造防止」を一般ユーザーに広く周知することを目的として,下記の内容でラジオスポット放送を実施している。

(1)放送期間

     平成9年6月(1カ月間) ※土日を除く

     (20秒スポット 1日×1本)

(2)放送局及び番組名(東京エリア)

     文化放送 「松崎しげる 陽気にGENKI!」

          10:30〜10:40(10分番組)

(3)コマーシャル内容

        茉奈です!  佳奈です!

  茉奈    なァ,不正改造車知ってる?

  佳奈    ゴツい荷台の積み過ぎダンプや,うるさいクルマやろ?

  茉奈    アブナイし,迷惑やなあ〜!

  茉奈・佳奈 不正改造したらアカン!

  アナウンサー 只今,運輸省が中心となって,不正改造車排除運動実施中!

         不正改造車防止推進協議会でした

3.陸運関係部外功労者関東運輸局長表彰

 来る6月18日(水)午後2時より,横浜市中区の横浜第2合同庁舎第1会議室において,「陸運関係部外功労者関東運輸局長表彰式」が執り行われる。

 陸運関係部外功労者表彰は,永年にわたって業界振興のために尽力されてこられた陸運関係事業者及び陸運関係事業者団体の役員等の方々におくられるもので,東整振関係からは次の4名の方々が受章されることとなった。

(順不同・敬称略)

   氏 名   事 業 所 名  支部名

  谷古宇仙藏 (有)谷古宇     足立

  村野 吉藏 村野自動車商会(有) 西多摩

  小林 利男 (株)小林自工    八王子

  谷合 陸郎 谷合自動車     武蔵野

4.陸運関係部外功労者東京陸運支局長表彰

 永年にわたり業界振興のために尽力されてこられた,陸運関係事業者,業界団体役員の方々におくられる,「平成8年陸運関係部外功労者東京陸運支局長表彰式」が,来る6月20日(金)午後1時30分より関東運輸局東京陸運支局1階会議室において執り行われる。

 東整振からは,次の2名の方が受章の栄誉に浴されることとなった。

 (順不同・敬称略)

   氏 名   事 業 所 名  支部名

  中嶌 武夫 (株)ナカリンオート 中央

  萩原 道夫 (株)ハギワラオート 調布狛江

5.関東1都7県ユーザー車検,前年比24.4%増の56万8千台

 5月23日付けの日刊自動車新聞では,「関東運輸局管一都七県の平成8年度のユーザー車検件数は,前年度比24.4%増の56万8千台となった。また,継続検査に占める割合は8.4%となり,前年度と比較して1.7ポイント上昇した。都県別では栃木県,群馬県の両県が対前年度比50%を超える伸びとなり,首都圏地区周辺部での増加が目立った特徴となっている。東京都においては,15万台で同14.5%増となっている」と関東ブロック管内の平成8年度のユーザー車検件数について報道した。

 5月23日付けの日刊自動車新聞記事は「資料2」のとおり。

6.年式や型式別のメンテナンスデータ,運輸省,日本で初の公表

 運輸省は,日常的に点検整備が必要な“要注意”箇所を通称名や年式,型式別に示したメンテナンスデータを公表した。このデータは,指定整備工場へ車検のために入庫した自家用乗用車(約16万台)において,24カ月点検の項目別にチェックし,不具合箇所を調査・集計したもの。

 国産車,輸入車合わせて197通称名と464型式についてまとめている。整備を必要とした箇所数や装置,装置毎に整備が必要だった部位のワースト5などをグラフや一覧表でまとめている。

 これらのデータを冊子にした「自家用自動車の通称名別点検結果」はA4判350ページ,価格は1,500円(予定)でJAF出版を通じて全国の書店で販売される。また,「自家用乗用車の型式別点検結果」は,A4判950ページ,価格は2,500円(予定)で日整連出版を通じて購入できる。

 自家用乗用車の通称名別点検結果(例)は「資料3」のとおり。

7.専門認証取得,5月末で全国26工場

 6月7日付けの日刊自動車によると,本年5月末での専門認証取得工場は全国で26工場となった。

 同記事の概要は,「今年2月からスタートした特定部品の認証制度の5月末での資格取得工場数は全国で26工場となっている。用品販売店,ガソリンスタンドなどの業界では専門認証工場への関心が高いと言われてきた。運輸省では,実際の資格取得には自動車整備士の配置,設備機器の設置などの準備が必要なため,これから資格取得工場が増加していくと予測している」というもの。

 日刊自動車新聞記事は「資料4」のとおり,

8.高井戸警察署よりひき逃げ事件捜査協力依頼

 今般,警視庁高井戸警察署より,平成9年6月8日午前5時10分頃,杉並区宮前1-15-10,五日市街道上,春日神社交差点付近において発生したひき逃げ事件に関する捜査協力依頼があった。

 被疑車両は,黒か紺色のフォードフェスティバで前部左側フロントガラスが損傷している可能性があるとのこと。

 このような車種が入庫された場合は,110番もしくは高井戸署交通捜査係3316−0110まで。

 なお,「高井戸警察署,重傷ひき逃げ事件の捜査に対する協力依頼について」は「資料5」のとおり。