運輸省は「事故破損車両の安全確保調査結果」をまとめた。
この調査は,車体整備の優良認定工場とディーラー系整備工場の計223工場を対象に行ったもの。調査結果では,修理作業の不適切で事故が再発した事例は確認できず,破損車両の修理後に検査を義務づける必要性は認められないと結論づけている。ただ,品質に関するクレームが多いとして,@修理後の品質保証Aユーザーへの修理記録の提供B車体整備要員の教育・研修C技術情報の作成・配布などの品質向上対策を提言している。
また,1カ月平均の修理台数は101台で,うちフレーム損傷など大規模破損車両は9台(9%)だった。メーカーのマニュアル使用率は84%とかなり高く,完成検査の方法はホイールアライメントテスト96%,ホイールベース・トレッドの測定85%,車枠検査84%,ロードテスト72%,ブレーキテスト62%となっている。
再修理の発生状況(3カ月間)を見ると,同期間の車体整備台数5万1千台に対する再修理の発生率は1.9%(973件),このうち走行装置・動力伝達装置・かじ取り装置など安全関連部位が0.2%(95件)あった。
こうしたことから,調査結果は車体整備の未実施や修理作業の不適切が原因で安全上の問題が乗じる可能性は極めて低いとして,公的機関による事故破損車両の修理後検査を見送る結論を引き出している。
「事故破損車両の安全確保のあり方に関する調査結果について」並びに関連新聞記事は「資料1」のとおり。
運輸省は,平成7年7月に改正施行された車両法施行2年後の状況をまとめ発表した。
それによると,「この2年の間に日米自動車・同部品協議の決着及び規制緩和推進計画に基づく措置も追加され,これらが相まって,点検整備サービスが多様化し,ユーザー負担軽減や選択肢の拡大が進んでいる」としている。
この調査は,運輸省が約1,700の認証工場を対象に調査したもので,約8割の事業場が車検整備の基本料金が4万円未満(1年前は約5割)としている。ニューサービスを導入している指定整備工場は,本年4月末現在で約1割に上るほか,導入を予定している事業場も2割近くに上っている。
また,ユーザー車検の増加は,平成8年7月から1年間のユーザー車検件数は,対前年比20%増の145万件(1年前は対前年比62%増の121万件)となっており,前検査のユーザー車検に占める割合は9.0%,前検査車両の検査不合格の割合は30.6%となっている。
運輸省発表の「規制緩和による自動車整備サービスの多様化,料金の低廉化等について(記者発表資料)」は「資料2」のとおり。
政府の交通対策本部は,7月1日「平成9年秋の全国交通安全運動実施要綱」を決定し,運動推進への協力方を関係団体等へ要請した。
今年の運動は,9月21日(日)から9月30日(火)までの10日間で,重点目標は@高齢者の交通事故防止,Aシートベルト着用の徹底となっている。
実施要綱は「資料3」のとおり。
日整連,整商連並びに整政連は,7月16日,千代田区の東条インペリアルパレスで,合同の臨時総会を開催し,役員の補選について等を審議し,いずれも原案どおり承認可決された。総会終了後に理事会を開催し,日整連・整商連両団体の役員の互選を行った。
その結果,小林育夫専務理事の勇退に伴う後任専務理事として,運輸省自動車交通局の技術安全部長を務め,同省の交通安全公害研究所長を退職された樋口忠夫氏が専務理事に選任された。なお,小林育夫氏は日整連の相談役となった。
樋口日整連・整商連専務理事の就任の挨拶及び小林前専務理事の退任の挨拶の概要は「資料4」のとおり。
7月19日付けの読売新聞ニュース速報によると,車検の名義を変更しないまま転売を繰り返し,実際の使用者を分からなくしている自動車が,犯罪に利用されるケースが目立っている。
読売新聞ニュース速報は「資料5」のとおり。
7月18日付けの毎日新聞夕刊において,「カンタン安上がり,ユーザー車検体験記」と題した記事が掲載された。
記事では,「車検制度が規制緩和されて丸2年。最大の改正点は「ユーザー車検」がやりやすくなることだった。そこで,ユーザー車検がどう変わったか,車の構造に弱くても,本当に車検ができるのか。そこで,実際にユーザー車検を受けてみた体験記を報告する」というもの。記事内では「安さと安全性の両方が欲しいユーザーは,メカに強くなること」という結論で締めくくっている。
「カンタン安上がり,ユーザー車検体験記」毎日新聞記事は「資料6」のとおり。
去る7月22日(火)14時30分より,関東運輸局東京陸運支局1階会議室において,「平成9年自動車分解整備事業者関東運輸局東京陸運支局長表彰式」がとり行われ,本会関係から次の53事業場が受章の栄に輝いた。
◆平成9年自動車分解整備事業者関東運輸局東京陸運支局長表彰受章者名簿
(敬称略:順不同)
事 業 所 名 支 部
東京トヨペット(株)晴海営業所 中央
小島自動車工業(株) 品川
サン自動車(株)第二工場 品川
(株)浅野自動車工場 品川
(株)都南サービス 目黒
東京日産自動車販売(株)昭和島サービスセンター 大田
多摩川自工(有) 大田
(株)ミリオンオートサービス 大田
(株)北栄自動車工業所 世田谷
キャピタル自動車(株) 世田谷
坂本自動車工業(株) 台東
(株)ハマダオート 台東
弥生ヂーゼル工業(株) 江東
野崎モーター(有) 荒川
(株)東モータース 荒川
西新井相互自動車(株) 足立
東京交通自動車(株) 足立
栄自動車工業所第二工場 足立
弘立自動車工業(株) 葛飾
(有)恵渡自動車 江戸川
(株)三恵自動車 江戸川
中里自動車(株) 江戸川
(有)田中自動車 江戸川
小川自動車(株)本社工場 新宿
トヨタ東京カローラ(株)新宿営業所サービス工場 新宿
日本自動車交通(株)整備部 中野
東京日産自動車販売(株)方南町店 杉並
興振工業(株) 杉並
(株)東京自動車整備工場 北
東京トヨペット(株)王子営業所 北
(有)ムツミ自動車 板橋
(有)錦自動車 立川
(株)石井自動車整備工場 三鷹
トヨタ西東京カローラ(株)府中営業所 府中
(株)柳河ホンダ府中店 府中
小田急バス(株)狛江営業所 調布狛江
(有)松本自動車 くるまやさん 町田
日産サニー東京販売(株)多摩営業所 町田
東京日産自動車販売(株)多摩ニュータウン店 町田
(株)スズキ自販南東京町田営業所 町田
(株)ヤナセ東京支店町田営業所 町田
(有)青柳自動車工業 村山大和
(株)セイロモータース西東京整備工場 村山大和
泰正物産(株)車検整備センター 村山大和
トヨタ西東京カローラ(株)武蔵村山営業所 村山大和
(株)モトーレン東都 東清
(株)小林自工 八王子
(有)金子自動車 八王子
八王子交通事業(株)整備工場 八王子
(有)協立自動車整備工業 八王子
西多摩自動車工業(株) 大多摩
(有)イワナミ 大多摩
(有)岡野自動車 西多摩
8/1金 世田谷支部マイカー点検教室 世田谷 馬事公苑 10:00
◇検査主任者技術研修 丸山 文化会館
2土 世田谷支部マイカー点検教室 世田谷 馬事公苑 9:00
3日 世田谷支部マイカー点検教室 世田谷 馬事公苑 9:00
4月 日整連懇談会 錦糸町 東武ホテル 11:00
◇認定試験受付開始(〜8/8)
◇検査主任者技術研修会 丸山 文化会館
5火 小林興起先生早朝研修会 池袋 ホテル メトロポリタン 8:00
多摩ブロック支部長・ブロック青研役員会議 立川 住友海上西東京支店 16:00
大田支部指定工場事業主研修 西蒲田 アペア 18:00
◇検査主任者技術研修 丸山 文化会館
6水 関標協標板協議会 四谷 賛助会 16:00
町田指定工場部会検査員勉強会 町田 町田忠生会館 14:00
荒川支部指定工場勉強会 荒川 サンパール荒川 18:00
7木 事務局プロジェクト 丸山 文化会館 9:30
目黒支部夏期研修会 目黒 雅叙園 16:00
◇検査主任者技術研修 丸山 文化会館
8金 ◇検査主任者技術研修 丸山 文化会館
9土
10日
11月
12火
13水
14木
15金
16土
17日
18月 近代化資金中央審査委員会 元赤坂 整商連 12:00
◇検査主任者技術研修 丸山 文化会館
19火 ◇検査主任者技術研修 丸山 文化会館
20水 情報ネットワークシステム実証実験説明会 港区海岸 ニューピア竹芝サウスタワ ー 13:00
21木 多摩ブロック青研正副代表者会議 国立 商多摩支所 19:30
◇検査主任者技術研修 丸山 文化会館
22金 検定実技試験 大田 都立大田技術専門校
東清支部支部会 東久留米 川松
◇検査主任者技術研修 丸山 文化会館
23土
24日 西多摩支部マス釣り大会 秋川 国際マス釣り場 9:00
25月 ◇関東管区警察職員技術講習会開講 北品川 整備会館 10:30
◇検査主任者技術研修 丸山 文化会館
26火 自家用整備管理者講習 北品川 整備会館 13:00
◇検査主任者技術研修 丸山 文化会館
27水
28木 事業指導委員会 渋谷 健保会館 14:00
◇検査主任者技術研修 丸山 文化会館
29金
30土
31日
事務局情報8月15日号(NO.253号)は,休刊とさせていただきます。
次回は9月1日号からの発行とさせていただきます。