NO.280 10年11月15日号
去る11月9日(月)に開催された,第6回運輸技術審議会自動車部会「検査・整備小委員会」で,自家用乗用車の定期点検項目が最大1割程度削減される見込みとなり,12月に運輸相に提出する答申に盛り込む方向で,ほぼ合意に達した。
現行の12カ月点検26項目のうち2項目程度が「日常点検」項目に移行,現行60項目の24カ月点検は50項目程度に削減される見通しだ。
同小委の審議で焦点の一つとなっている車検証有効期間延長については今回,自家用乗用車では見送りとなることが決定。一方,トラックなど事業用自動車については1カ月点検の廃止でほぼ合意に達したものの,車検期間,点検項目などについては,11月18日開催の第7回小委員会で決定する。(11月11日付日刊自動車新聞より)
11月11日付日刊自動車新聞記事は「資料1」のとおり
運輸省は,運輸技術審議会の自動車部会を12月10日に開催する予定であることを明らかにした。このため,現在,同部会の検査・整備小委員会で審議しているトラックなどの車検延長問題に関する答申は,12月10日に公表されることとなった。
この日に開催する部会では,車検延長問題に関する答申のほか,環境・交通システム小委と安全小委における審議の中間とりまとめも行う予定。(11月6日付,日刊自動車新聞より)
去る11月6日(金),運輸省共用大会議室において,「平成10年度秋の叙勲伝達式」が執り行われ,東整振関係から副会長の矢島吉男氏,昇辰自動車(株)〔練馬支部〕が勲五等瑞宝章の栄に浴された。
去る11月11日(水),横浜市開港記念会館講堂において,業界振興の為に尽力されてこられた方々におくられる「平成10年陸運及び観光関係従事者関東運輸局長表彰式」が執り行われ,本会から次の2名の方々が受彰の栄に浴された。
◎受彰された方々(順不同・敬称略)
氏 名 事 業 所 名 支 部
関口 豊 (株)スズキカルタス東京 江 東
常田 玖二 (学)トヨタ東京整備学園 八王子
日本自動車整備専門学校
来る11月20日(金),関東運輸局東京陸運支局において,「平成10年関東運輸局東京陸運支局陸運関係従事者表彰」が執り行われる。
東整振関係からは,中央スバル自動車の小宮健一氏が受彰の栄に浴される予定。
氏 名 事 業 所 名 支 部
小宮 健一 中央スバル自動車(株) 渋 谷
日整連は1級自動車整備士制度の実現に向け,12月9日開催予定の理事会で実施基本案の機関決定を経て,早ければ年内にも運輸省に要望書を提出する。1級資格は整備作業の実態を踏まえ,現行のガソリンとディーゼル区分とはせず,「大型(トラック系)」「小型(乗用車系)」の2種類を想定している。受験資格は2級取得後3年以上を経過した整備士に与え,最新技術に対応するために5年ごとに更新する方向で細部を詰める。(11月2日付,交通毎日新聞より)
交通毎日新聞記事(11月2日付)は「資料2」のとおり。