NO.295号 11年7月15日

 1.自動車点検整備推進運動の実施について

 2.1999年春の交通安全運動期間内「JATMAタイヤ点検結果」、整備不良率は12.4%

 3.平成11年度「防災週間」の実施について

 4.出光興産、2002年度をめどに全スタンドで車検サービスを開始

1.自動車点検整備推進運動の実施について

 運輸省は6月15日、「自動車点検整備推進運動の実施について」と「同実施細目について」を日整連傘下会員に対し、本運動の効果的な実施について適切な指導と協力方を要請した。

 平成11年度の推進運動は、9月から10月までの2カ月間を重点期間として、点検整備の重要性をユーザーに対して周知を図るための運動を行うものとしている。

 「自動車点検整備推進運動の実施について」と「同実施細目について」は「資料1」のとおり。

2.1999年春の交通安全運動期間内「JATMAタイヤ点検結果」、整備不良率は12.4%

 日本自動車タイヤ協会は,春の交通安全運動期間中に関係団体と協力して全国で35回の路上タイヤ点検を実施し、その結果をまとめた。

 それによると、高速道路1,264台、一般道路2,611台の合計3,875台のうち、タイヤに整備不良があった車両は480台、不良率は12.4%となった。前回調査との比較では2.2ポイントの増加となった。

 道路別では、高速道路のタイヤ整備不良率は13.9%で2.0ポイントの増加、一般道路では11.6%で3.8ポイントの増加という結果となった。

 整備不良項目別では、不良率第1位は「タイヤ溝不足」で5.7%、次いで「異常摩耗」3.5%,「空気圧不足」1.8%の順となっている。

 車両グループ別では、ワースト1位は「特種車」で、18.1%,次いで「大型貨物」17.9%,「軽貨物」15.8%の順となっており、「貨物車」の不良率の増加が上位を占めている。

 「1999年春の全国交通安全運動路上タイヤ点検結果」は「資料2」のとおり。

3.平成11年度「防災週間」の実施について

 8月30日(月)から9月5日(日)までの7日間にわたり、「防災週間」が実施されるが、運輸省では防災の意識の高揚、防災知識の普及及び防災体制の整備に一層努めるよう、日整連に対し要請した。

 「平成11年『防災週間』の実施について」は「資料3」のとおり。

4.出光興産、2002年度をめどに全スタンドで車検サービスを開始

 出光興産は2002年度をめどに系列の全ガソリンスタンドに車検サービスを拡大する。

 民間車検場の資格を取得していない店舗でも地元の自動車整備工場と提携し、車検代行により全店でサービスを実施する。

 セルフ方式を除く5千店以上の系列スタンドが対象となる見通し。現在は、全体の17%にあたる約千店が車検サービスを手掛けている。(6月28日付、日経産業より「資料4」)