東整振・都整商事務局情報

NO.342 13年9月15日号

自動車整備近代化資金、来年度概算要求、3億円に減額

国交省方針、廃車後の残り期間分、自動車重量税に還付制、不法投棄防ぐ

国土交通省、今秋から対策、組織的自動車盗難防止のため「登録事項等証明書交付時に身分証明書提示」

神奈川陸運支局、OCRシートなど登録申請書を自販機で販売

全日本自動車整備技能競技大会、競技車両決まる

平成13年度自動車点検整備推進運動、「自動車点検フェスティバル」開催

日整連、「自動車点検整備促進全国キャンペーン」ラジオスポット等の放送

車検更新委託「負担は不当」、都に返還監査請求



自動車整備近代化資金、来年度概算要求、3億円に減額

 国土交通省が8月29日にまとめた平成14年度の概算要求で、自動車整備近代化資金への要求額を当初計画の5億円から3億円に減額した。2000年度から新たに構築を開始した。当初の計画では初年度8億円、2年目に7億円、最終年度に5億円の合計12億円ずつを国と業界がそれぞれ拠出し、合計40億円を積み立てる計画だった。

 国の財政悪化状況に加え、長引く景気の低迷から資金需要が落ち込んでおり、業界側でも造成に必要な額を集めることが困難になっている。こうした状況を受け、国および業界からの出捐金を取りまとめている整商連では、制度のあり方について見直しを行っていた。(8月31日付 日刊自動車新聞記事=「資料1」=より)

国交省方針、廃車後の残り期間分、自動車重量税に還付制、不法投棄防ぐ

 国土交通省は自動車の不法投棄を防ぎ、リサイクルを拡大するための対策に乗り出す。新車購入時や車検の際に次の車検までの2〜3年分を一括して納める自動車重量税について、廃車とする車の解体や廃棄物処理などの適切な処理の証明があれば、過払いとなる残存期間分を2002年度から還付する方針。不法投棄の温床とされる自動車登録の一時抹消制度は2003年度にも廃止、定期更新が必要な制度を導入して、監視を強める。(9月3日付 日本経済新聞=「資料2」=より)

国土交通省、今秋から対策、組織的自動車盗難防止のため「登録事項等証明書交付時に身分証明書提示」

 国土交通省は、組織的な自動車盗難を防ぐため、陸運支局などで取得できる「登録事項等証明書」の交付時に身分証明書の提示を今秋から実施する。

 同証明書は自動車の所有者や所在地などが記載されており、ナンバープレーとの情報を基に誰でも請求できる。このため「自動車窃盗団が目当ての車の所在地を割り出すのに悪用している」との指摘が以前からあった。

 同省では一度に大量の証明書を請求する申請者をチェックしたり、申請時に身分証明書の提示を求めるなどの対策を検討することにし、現在、地方運輸局などと具体的な対策を検討中で、10月にも通達を出す方針だ。(8月31日付 日刊自動車新聞記事=「資料3」=より)

神奈川陸運支局、OCRシートなど登録申請書を自販機で販売

 国土交通省は9月4日、自動車の登録・検査申請用OCRシートなどを、自動販売機で売るテストを神奈川県内で始めた。申請書の販売窓口が不便な場所にある支局などで、申請者の負担を減らすのが狙い。同省は年内までの販売実績を踏まえ、来年度から同様の陸運支局・事務所、10カ所程度に自動販売機を設置する方針だ。

 販売されているのは、(1)OCRシート(新規登録用)=30円(2)同(継続検査用)=30円(3)申請書と印紙、委任状、封筒がセットになった変更登録用手数料印紙セット=420円(4)移転登録用手数料印紙セット=590円(5)抹消登録手数料印紙セット=420円の5種類で、陸運支局の業務時間に合わせて稼働させる。(9月5日付 日刊自動車新聞=「資料4」=より)

全日本自動車整備技能競技大会、競技車両決まる

 来る11月17日(土)、有明の「東京ビッグサイト」において開催される「第13回全日本自動車整備技能競技大会」には全国より53の整備振興会のうち過去最高の42振興会チームが出場する。

 競技は従来の実車競技に加え、新たに、ユーザーが訴える症状から故障箇所を判断し、的確な作業指示を行えるかどうかなどを競う、整備技術アドバイザー競技が実施される。

 今般、実車競技における車種の抽選が行われ、東京代表チームの競技車種にはダイハツ「ストーリア」が決定した。

平成13年度自動車点検整備推進運動、「自動車点検フェスティバル」開催

 「自動車点検整備推進運動」が、本年も9月、10月の2カ月間を重点期間として全国展開されているが、国土交通省では、元F1レーサーの中嶋悟氏を迎えて「自動車点検フェスティバル」を以下のとおり開催する。

  1.点検ボランティア隊の任命式

    平成13年10月5日(金)

     ・任命式          :国土交通省

     ・10分間無料点検サービス等 :同省1階玄関前

  2.自動車点検フェスティバル

    平成13年10月6日(土)、7日(日)

     千葉県市川市「ニッケコルトンプラザ」コルトン広場

 国土交通省発表の点検フェスティバルに関するプレスリリースは「資料5」のとおり。

日整連、「自動車点検整備促進全国キャンペーン」ラジオスポット等の放送

 日整連では、9月、10月の2カ月間にわたって展開する「自動車点検整備促進全国キャンペーン」の一環として、9月の1カ月間(土日を除く)に以下のとおりラジオ・スポット放送を実施している。

 また、去る9月1日(土)、読売新聞(朝刊)において、マイカー点検キャンペーンのPRを内容とした広告(=「資料6」=)が掲載された。

 ◆『マイカー点検キャンペーン』日整連ラジオ・スポット

 キー放送局 文化放送

 ネット局  33局(文化放送を含む)

 放送番組名 「純喫茶“谷村新司”」

 放送日   9月3日〜9月28日(月〜金)

 放送時間  11時40分〜11時50分(10分間番組中で20秒スポット1本放送)

  放送内容

  『マイカー点検キャンペーン』告知編

   (男性)あれ〜っ!なんかクルマの調子がおかしいな〜!!

   (SE)プップッー

   (女性)ドライバーの皆さん。

       ただいま、「てんけんくん」のマイカー点検キャンペーン実施中。

   (男性)全国の整備工場が、プロの技術であなたのクルマを守ります。

       クルマの点検整備は、黄色い認証看板の整備工場へ。

   (女性)「点検で 仲良く暮らそう 地球とクルマ」

       自動車整備振興会からのお知らせでした。

  『マイカー点検教室』告知編

   (SE)喫茶店内のようなノイズ

   (女性)ねえねえ、うちの亭主ったら、クルマのタイヤ交換も

       できないのよ。まったく頼りにならないんだから。

   (男性)そんなご家庭に耳寄りなお知らせ。

       ただいま自動車整備振興会がマイカー点検教室開催中。

       日常点検やタイヤ交換のやり方など、無料でお教えします。

   (女性)頼りになるわ〜

   (SE)軽快な発進音。

   (男性)お問い合わせは、自動車整備振興会へ。

車検更新委託「負担は不当」、都に返還監査請求

 後藤一雄都議会議員(行革110番=世田谷区選出=)らは、8月30日、車検申請書と納税済み証明書の照合を都が社団法人に委託しているのは不当だとして、昨年度に支出された委託費約1千万円の返還を求める監査請求をした。(8月31日付朝日新聞記事=「資料6」=より)