東整振・都整商事務局情報

NO.356 14年5月1日号

国土交通省、平成13年度自動車アセスメントを公表
国土交通省、自動車損害賠償保険法の規定により指定紛争処理機関を指定
三菱自動車工業(株)製車両の車輪脱落事故防止対策について
自動車整備業が活用できる税制の特例措置の変更等について
国土交通省発表、平成13年度のリコール届出件数は過去最高
平成14年度「自動車整備士技能検定試験」及び「認定試験」の実施計画について
フロンCFC12の密輸防止対策への協力依頼について
「タイヤの日」のタイヤ点検結果、タイヤ整備不良率は29.0%
中古車の走行距離を不当表示したとして、自動車公正取引協議会が厳重警告措置
自動車検査票偽造で、車検代行業者逮捕される
インターネット(TOSSNET)で認定試験合格者を発表
5月の行事予定(4月25日現在)




国土交通省、平成13年度自動車アセスメントを公表
 国土交通省は、販売実績の多い乗用車27車種の安全性能の比較試験を自動車アセスメントとして実施し、その結果を公表した。
 平成13年度は、昨年度に引き続き、3種類の衝突試験(オフセット前面衝突、フルラップ前面衝突及び側面衝突試験)を行い、その結果に基づき衝突安全性能総合評価を実施した。
 軽自動車(7車種)では、ムーヴ(ダイハツ)、パジェロミニ(三菱)が運転席、助手席ともともに5つ星を獲得した。小型・普通乗用車(1,500cc以下)ではbB(トヨタ)が運転席5つ星、助手席6つ星、同(1,500cc超2,000cc以下)ではCR-V(ホンダ)が運転席5つ星、助手席6つ星、同(2,000cc超)ではスカイライン(日産)、ウィンダム(トヨタ)が運転席助手席ともに6つ星、ワンボックス及びミニバンではイプサム(トヨタ)が運転席助手席ともに6つ星というレベルとなった。
 国土交通省発表による「平成13年度自動車アセスメントの公表」は「資料1」のとおり。

国土交通省、自動車損害賠償保険法の規定により指定紛争処理機関を指定
 国土交通省及び金融庁は、平成14年4月1日、(財)自賠責保険・共済紛争処理機構に対し、自動車損害賠償保険法第23条の5の規定に基づき自賠責保険・共済の支払いに関する紛争処理業務(調停)を行う者として指定を行った。
 ▼(財)自賠責保険・共済紛争処理機構
   〒101-0054 千代田区神田錦町3-20 錦町安田ビル5階
         TEL 03-5217-5031
  ・業務内容:公正中立な第三者機関として、当事者(被害者、被保険(共済)者、保険会社又は組合)からの申請により、弁護士、医師、学識経験者等の紛争処理委員による自賠責保険・共済の支払いに関する紛争処理(調停)を実施。
 「自動車損害賠償保険法の規定による指定紛争処理機関の指定について」は「資料2」のとおり。

三菱自動車工業(株)製車両の車輪脱落事故防止対策について
 車輪の脱落事故防止については、先の事務局情報(2/15号、3/1号、4/15号)等で点検・整備等において適切な対応を図る旨のお願いをお知らせ致したが、これに関して国土交通省自動車交通局技術安全部では、「三菱自動車工業(株)製車両の車輪脱落事故防止対策について」(通達)を各地方運輸局整備部長宛に出し、検査場において対象車の使用者に対して啓発を努めている
 「三菱自動車工業(株)製車両の車輪脱落事故防止対策について」(通達)及びこの通達の取り扱いについての事務連絡及び対象車の型式別車台番号一覧表は「資料3」のとおり。

自動車整備業が活用できる税制の特例措置の変更等について
 自動車整備業が活用できる優遇税制のうち、平成14年度税制改正による変更内容は以下のとおり。
 1.中小企業者等が機械等を取得した場合等の特別償却又は特別税額控除
  (中小企業機械等投資促進税制)(租税特別措置法第10条の6、42条の11)
   機械・装置(1台・1基)の取得価額の最低限度を160万円(改正前230万円)に、リース費用の総額の最低限度を210万円(改正前300万円)にそれぞれ引き下げた上、適用期限が2年間(平成16年3月31日まで)延長された。
 2.汚水処理設備(油水分離装置)の償却資産に係る固定資産税の課税標準の特例
  (地方税法附則第15条関係)
   適用期限が2年間(平成16年3月31日まで)延長された。
 3.中小企業者等が電子機器利用設備を取得した場合等の特別償却又は特別税額控除
  (中小企業新技術体化投資促進税制:メカトロ税制)
  (旧租税特別措置法第10条の3、42条の6)
   平成14年3月31日をもって廃止された。
 「自動車整備業が活用できる税制の特例措置の変更等について」は「資料4」のとおり。

国土交通省発表、平成13年度のリコール届出件数は過去最高

 国土交通省は、平成13年度のリコール届出件数を発表した。
 平成13年度におけるリコール届出件数は、国産車93件、輸入車76件の計169件、対象台数は国産車2,910,857台、輸入車364,378台の計3,275,235台であった。
 対象台数は、300万台を超え、これまで最高であった平成9年度の2,585,019台を超え、過去最高となった。届出件数は平成12年度の176件に次いで過去2番目となった。
 国土交通省発表による「平成13年度のリコール届出件数及び対象台数」は「資料5」のとおり。

平成14年度「自動車整備士技能検定試験」及び「認定試験」の実施計画について
 国土交通省では、平成14年度の「自動車整備士技能検定試験」及び「認定試験」の実施計画を発表した。
 注目となってている「1級小型自動車整備士」の検定試験は、学科試験が12月3日、学科(口述)試験が15年1月16日、実技試験が15年2月20日に施行される。
 国土交通省発表による「平成14年度自動車整備士技能検定試験及び認定試験の実施計画」は「資料6」のとおり。

フロンCFC12の密輸防止対策への協力依頼について
 オゾン層破壊物質であるフロンCFC12は、平成8年以降、その生産及び輸入は原則として禁止されているが、先般、HFC134aと偽って輸入しようとした者や密輸品と承知しながら購入・販売した者が摘発される事件が発生しており、密輸されたCFC12が国内に流通している疑いもある。
 今般、国土交通省自動車交通局技術安全整備課並びに環境課から日整連に対して「フロンCFC12の密輸防止対策」への協力方依頼があった。
 「フロンCFC12の密輸防止対策について」は「資料7」のとおり。

「タイヤの日」のタイヤ点検結果、タイヤ整備不良率は29.0%
 日本自動車タイヤ協会は、第3回目の「タイヤの日」(4月8日)にあたり、4月5日、8日の両日、全国9カ所でタイヤ点検を実施した。
 今回タイヤ点検を行った車両は、乗用車系が729台、貨物系が87台の合計816台で、このうちタイヤに整備不良が発見された台数は、乗用車系で203台(整備不良率27.8%)、貨物系で34台(同39.1%)、合計237台(同29.0%)であった。
 整備不良の項目別内訳は、乗用車系、貨物系とも「空気圧不足」が第1位となっている。続いて「空気圧過多」「外傷」「異常摩耗」「タイヤ溝不足」「釘・異物踏み」の順となっている。
 タイヤ協会による「タイヤの日のタイヤ点検結果」は「資料8」のとおり。

中古車の走行距離を不当表示したとして、自動車公正取引協議会が厳重警告措置
 自動車公正取引協議会では、中古車の走行距離の不当表示に関する厳重警告のうち、特に悪質なものと認められた事業者を告知した。
 今回、厳重警告となった業者は、3台の中古車の走行距離について、販売に際し、走行距離計を取替え、実走行距離よりも少ないキロ数で販売したもの。
 自動車公取協の「厳重警告」は「資料9」のとおり。

自動車検査票偽造で、車検代行業者逮捕される
 新聞報道によると、すでに検査に合格した別の車の自動車検査票を複製し、検査官の印鑑を偽造して、自動車検査票に偽造した検査官の印鑑を押印したとして、江戸川区内の車検代行業者が公印偽造・偽造公印使用の疑いで逮捕された。これらの偽造された検査票は、不正改造車や盗難車の車検逃れに利用された可能性があると警察ではみている。
 4月19日付の東京新聞、下野新聞記事は「資料10」のとおり。

インターネット(TOSSNET)で認定試験合格者を発表
 去る3月24日(日)に武蔵工業大学で実施された「平成13年度第2回自動車整備技能認定(学科)試験」の東京都受験者分の合格者受験番号をインターネット(TOSSNET)で公表した。
 インターネットによる認定試験の合格者発表は、全国で初めての試みであることから、去る4月22日付の日刊自動車新聞紙上(「資料11」)で報道された。

5月の行事予定(4月25日現在)
1水 執行部会 丸山 文化会館 11:00
  品川ブロック総会 白金台 八芳園 16:00
2木
3金 《憲法記念日》
4土 《国民の休日》
5日 《こどもの日》
6月 《振替休日》
7火 振)総務委員会 渋谷 健保会館 10:30
  商)総務委員会 渋谷 健保会館 14:00
8水 練馬ブロック総会 池袋 東方会館 18:00
9木 新会館竣工式 渋谷 新会館 10:00
  東整振50周年記念式典 渋谷 新会館 11:00
  創立50周年・竣工披露祝賀会 渋谷 新会館 12:30
  渋谷支部総会 初台 オペラシティタワー東天紅 17:00
10金 ブロック長会議 渋谷 健保会館 11:00
  合同支部長会 渋谷 健保会館 12:00
  商)推薦会議 渋谷 健保会館 13:45
  理事会 渋谷 健保会館 14:00
11土
12日
13月 東清支部総会 東久留米 川松 17:00
  足立ブロック総会 錦糸町 東京マリオットホテル 17:00
14火 自動車標板協議会総会 虎ノ門 虎ノ門パストラル 14:00
  自動車問題研究会 渋谷 教育会館 16:00
  北武支部総会 小平 葉やま 17:00
15水 監査会 丸山 文化会館 12:00
  近代化資金中央審査委員会 元赤坂 整商連 10:30
  町田支部総会 町田 町田エルシー 18:00
16木 日整連・整商連理事会 麹町 東條会館 13:30
  文京支部総会 巣鴨 巣鴨信金 17:00
17金 東中販総会 目白 椿山荘 17:30
  千代田支部総会 飯田橋 ホテルエドモンド
  新宿支部総会 新宿 京王プラザホテル 16:00
18土 大田支部総会 蒲田 ア・ペア 17:00
19日
20月 東京都トラック協会総会 内幸町 帝国ホテル 17:30
  交通安全協会 隼町 グランドアーク半蔵門 17:30
  中央支部総会 箱崎 ロイヤルパークホテル 17:30
21火 多摩ブロック総会 立川 立川グランドホテル
22水 電装品整備商工組合総会 東中野 日本閣 15:00
  自動車事業協同組合通常総会 百人町 ホテル海洋 18:00
23木 中野法人会総会 東中野 日本閣 16:00
24金 金融審査委員会 丸山 文化会館 14:00
  リサイクル促進センター評議員会 虎ノ門 虎ノ門パストラル 11:00
25土 練馬自動車整備協業組合通常総会 東大泉 組合事務所 10:00
26日
27月 役員打合せ 百人町 ホテル海洋 11:00
  東整政通常総会 百人町 ホテル海洋 13:00
  都整商通常総代会 百人町 ホテル海洋 13:30
  東整振通常総会 百人町 ホテル海洋 15:00
  懇親会 百人町 ホテル海洋 18:00
28火 日整連通常総会 丸の内 皇居前パレスホテル 13:30
  整商連通常総会 丸の内 皇居前パレスホテル 14:30
  懇親会 丸の内 皇居前パレスホテル 16:20
29水 ◆新会館各システム説明会 10:00
30木
31金