東整振・都整商事務局情報
NO.374 15年3月1日号
密輸入フロンガス(CFC−12)の根絶に向けての協力要請
カーエアコン等の冷媒として用いられている特定フロン(CFC−12)は、現在、国内で生産及び輸入が禁止されているが、まだ特定フロンを用いたカーエアコンを搭載した車両が多数運行している。これらの車両のカーエアコン整備時の補充用等の需要により、特定フロンの品薄感が生じ価格も高騰していることから、一部の不心得者による特定フロンの密輸入が横行し、密輸入された特定フロンが自動車整備事業場にも流通していることが警察の調べにより判明した。
このような状況から、警視庁と大阪府警察本部から日整連に対し、密輸入フロンガス(CFC−12)の根絶に協力するよう要請があった。
整備事業者の徹底事項としては、
(1)密輸品など不正なフロンガス購入の商談には絶対に応じない。
(2)過去に取引のある得意先であっても、フロンガスの発売元を必ず確認する。
(3)フロンガス(再生フロン)缶に表示された発売元名、所在地等は実際に存在する企業であるか否かを確認する。
(4)不正なフロンガスの疑いがある商品を発見したときは、警察に通報する。
「密輸入フロンガス(CFC−12)の根絶に向けての協力要請について」は「資料1」のとおり。
平成15年度による自動車税のグリーン化について
自動車税のグリーン化については、本年4月以降、その対象・軽減期間が変更となる。主な変更点は、
(1)低排出ガスかつ低燃費車のうち、☆(一つ星)・☆☆(二つ星)はグリーン税制の対象外となる(自動車税に係る重課については、変更なし)。
(2)自動車税に係る軽減期間については、2年から1年へ短縮される。なお、施行については、地方税法改正案の国会審議を経てからとなる予定。
国土交通省発表の「平成15年度における自動車税制のグリーン化について(予定)」は「資料2」のとおり。
中古車の販売に関する注意点について(自動車公正取引協議会)
最近、新聞や自動車専門誌等で、一部の販売店において、※登録済未使用車(中古車)の販売に関し、消費者とのトラブルが発生したとの報道があったことから、自動車公正取引協議会では、調査を実施し、その問題と考え方、販売時の注意点などをまとめ発表し、同様の問題が発生しないよう呼びかけている。
※ 登録済未使用車→初度登録又は初度届出された車両であって、使用又は運行に供されていない車両
1.問題点
登録済未使用車は中古車であるにもかかわらず、
@新車であるかのように表示して販売した。
A注文書に、新車の販売として新車にかかる自動車取得税、自動車重量税の税額を記入し、その額 (中古車にかかる税金より高い額)を預かり金として徴収した。
2.考え方
@自動車公正競争規約(以下、「規約」)では、初度登録又は届出された自動車は「中古車」と定義しています。中古車について、特に新しいという印象を与える「準新車」「新古車」等中古車でないかのような表示、新車であるかのように誤認される表示を不当表示として禁止しています。
さらに、消費者に対して、登録済未使用車(中古車)をあたかも新車であるかのように表示(説明)し、注文書においても新車としての販売価格(車両本体価格)を表示した上でそこから大幅な値引額を表示することは、取引条件が実際のものに比べ有利であるかのような表示として、不当表示に該当します。
A中古車の販売であるのに、新車の販売としての税金を消費者に請求し、徴収することは、本来消費者が負担する必要のない税金、または、消費者が負担すべき税金より高い額を負担させることになります。
参考《中古車を販売する際の自動車取得税自動車重量税の徴収の考え方》
・自動車取得税⇒中古車の販売価格とは関係なく、「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」に基づき、一定の計算式により算出されることとなっています。
・自動車重量税⇒中古車の販売時に車検の残存期間がある車については、納税義務は発生しません。また、還付制度もないため、未経過という考え方もありません。したがって、消費者から徴収することはできません。
3.今後の注意点
@登録済未使用車を販売する際は、中古車であること(新車ではないこと)を明確に表示(説明)した上で販売することが必要です。
A税金は、消費者が納めるべきものを、販売店が預かり金として徴収するものです。注文書においては、新車か中古車かを確認し、それぞれに応じた適正な税額を記入し、納付後は領収書等により、消費者に確認してもらうとともに、過不足か生じた場合は清算する等の対応か必要です。
◆この件に関するお問い合わせは、
(社)自動車公正取引協議会まで
電話 03-3265-7975 ファクス03-3265-7978 メールinfo@aftc.or.jp
連続する下り坂における事故の防止について
平成15年1月29日、静岡県熱海市の県道の下り坂において、貸切バスが転落・横転し、乗客及び乗員に多数の重軽傷者を生じた重大事故が発生した。
同県道の下り坂においては、昨年6月にも貸切バスが衝突・死亡事故を引き起こしており、フットブレーキの連続使用によりフェード現象が発生し、制動能力が低下したことが原因であるとされている。
ついては、この種の事故の再発防止のため、自動車の使用状況に応じ、自動車製作者から示された点検整備方式に準拠し点検を行うとともに、シビアコンディション時(走行距離が多い等使用の状況が厳しい場合)には、特に注意して確実な点検を実施するよう関東運輸局長より通達があった。
「連続する下り坂における事故の防止について」は「資料3」のとおり。
道路交通環境の整備について
警視庁交通規制課では、「交通死亡事故減少2003〜高齢者・二輪車事故防止の強化〜」をスローガンに掲げ、「安全で快適な交通社会」の実現をめざして各種交通対策に取り組んでいるところであるが、その一環として、3月1日(土)から3月31日(月)までの1ヶ月間を「道路交通環境整備強化推進期間」と定め、「つくろうよ クリーンで快適 みんなの道路」を言葉に、各種の施策を積極的に推進している。
ついては、本運動に際し、警視庁交通規制課より本会に対して「道路交通環境の整備について」協力方依頼があった。
1.商品、商品台、商品棚、自動販売機等の道路不正使用の自粛、撤去
2.道路上へののぼり旗、立看板、置看板等の掲出の自粛、撤去
3.電柱、路上工作物、街路樹等へのはり紙、はり札等の自粛、撤去
4.合同パトロールへの積極的参加
平成15年春季全国火災予防に対する協力依頼
恒例の春季全国火災予防運動が平成15年3月1日から3月7日までの7日間にわたり実施される。
国土交通省では日整連会長に対し、本運動の周知と協力方を要請した。
■ 平成15年度春季全国火災予防運動
標 語 「消す心 置いてください 火のそばに」
実施期間 平成15年3月1日(土)から3月7日(金)までの7日間
重点目標
(1)住宅防火対策の推進
(2)放火火災予防対策の推進
(3)消火器事故防止対策の推進
(4)林野火災予防対策の推進
(5)乾燥時及び強風時の火災発生防止対策の推進
なお、同期間中には車両交通の関係者及び利用者の火災予防思想の高揚を図り、もって車両火災を予防し、安全な輸送を確保することを目的に、消防庁、国土交通省主唱の「車両火災予防運動」が実施される。
■平成15年車両火災予防運動
実施対象
(1)すべての車両
(2)駅舎及びこれに付属する建築物
(3)車両の通行の用に供するトンネル
主な重点実施事項
・ 危険物品の車両内への持ち込み禁止
・ 車両からのたばこの投げ捨て禁止
・ 車両の防火安全対策の徹底
@初期消火、通報及び避難訓練の実施
A消火器設置義務車両の消火器の点検整備及び取扱方法の習熟
B車両に対する消火器の普及
C自動車等のボディカバーにおける防炎製品の使用
D車両の内燃機関、電気系統等の点検整備
平成15年度自動車点検整備促進全国キャンペーン「スローガン」募集
日整連では、例年に引き続き、9月、10月にかけて「点検整備促進全国キャンペーン」(マイカー点検キャンペーン)を実施するが、同キャンペーンに先駆けて、キャンペーンのスローガン(標語)を一般から募集する。
スローガン募集の概要は以下のとおり。
■ 平成15年度マイカー点検キャンペーンスローガン募集概要
テーマ :「ユーザーの保守管理責任意識の向上」(自分のクルマは自分で守る)
応募方法:次の2通りの応募が可能
@ハガキによる応募
「ユーザーの保守管理責任意識の向上」をテーマにしたスローガン(標語)をハガキ1枚につき1点と応募者の〒 住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記の上、下記宛先まで
応募先 107-0051 東京都港区元赤坂1-1-16
(社)日本自動車整備振興会連合会「キャンペーンスローガン」係
A日整連のホームページによる応募(3月14日(金)から受付開始)
URL:http://www.jaspa.or.jp/
締 切:平成15年4月25日(金) ※ハガキの場合は、当日消印有効
特 典:最優秀賞(1名)------賞金10万円
※ 「平成15年度マイカー点検キャンペーン」のスローガンとして採用
応募者全員の中から、抽選で300名の方にてんけんくんの「ぬいぐるみ」か「貯金箱」のいずれかがプレゼントされる。
発 表:日整連が厳正な審査および抽選を行い、最優秀賞の方には5月末に直接連絡し、プレゼント当選の方には8月に賞品の発送をもって発表にかえられる。
その他:最優秀作品の著作権は日整連に帰属する。
参 考:昨年のスローガンは「守りたい 笑顔があるから 自動車点検」
スマートプレート走行実証実験の公開と取り組み状況
国土交通省では、ITSの普及を図る上で不可欠な個者情報に関するインフラ(基盤技術)として、平成12年度からスマートプレート(電子ナンバープレート)の実用化を図るための実験を行っているが、平成15年2月12日、東京西新宿の駐車場において、試作したスマートプレートを実際の自動車に取り付け、屋外を走行したときの耐久性、地下の駐車場等での電波の伝わり方等の実用化に向けた説明会と実証実験がこのほど公開された。
国土交通省発表による「スマートプレート走行実証実験の公開について」は「資料4」のとおり。
第2回国際オートアフターマーケットEXPO2003開催
国際オートアフターマーケットEXPO運営事務局では、来る3月6日(木)から9日(日)にかけて、幕張メッセ9〜11ホールにおいて「第2回国際オートアフターマーケットEXPO2003」を開催する。
この見本市は、日本国内のみならず海外の18の国/地域から280の有力企業が一同に集まる自動車アフターマーケット業界関係者向けの専門展で、「補修部品・交換部品」「リサイクルパーツ」「軽補修、板金・塗装用機器」「各種工具、ハンドツール」「整備支援ソフト」「カーアクセサリー」等が展示され、「リサイクル法の施行に向けて」「テレマティクスの将来展望」「自動車業界におけるサービス業としての接客」等の各種セミナーも開催される予定。
■ 第2回国際オートアフターマーケットEXPO2003
会 期 3月6日(木)〜9日(日) 10時〜17時
場 所 幕張メッセ9〜11ホール
入場料 2,000円(下記公式ホームページにおいて入場料が無料になる事前登録を受付けている)
お申し込みお問合せ先
国際オートアフターマーケットEXPO運営事務局
104-0061 中央区銀座6-13-16 潟Wェムコ・コーオペレションズ内
電話 03-5565-1642 ファクス03-5565-6909
URL : http://www.iaae-jp.com ※受付時間(月)〜(金)10時から17時
2月27日の日本経済新聞に点検整備のPR広告を掲載
去る2月27日(木)付の、日本経済新聞 (全国版:夕刊)に、「環境を守るために考えたことありますか?」と題し、自動車の点検整備と環境の関係、点検整備の促進、携帯電話版「TOSSNET」のご案内等についての広告を掲載した。
掲載内容は「資料5」のとおり。
3月の行事予定(2月26日現在)
1土
2日
3月 関東第一高等学校卒業式 江戸川 総合文化センター 10:00
4火 IT推進プロジェクト (チャット会議) 12:15
電算化システム説明会 渋谷本町 教育会館 13:00
青年部会 渋谷本町 教育会館 18:00
指定事業主研修会 国立 三自協 9:00
5水 指定事業主研修会 国立 三自協 9:00
騒音計巡回検定 八王子支所 10:00
6木 全国専務理事会 麹町東条インペリアルパレス 13:00
騒音計校正 品川支所
7金 商)総務委員会 渋谷本町 教育会館 11:00
振)総務委員会 渋谷本町 教育会館 14:00
8土
9日
10月
11火 自動車会議所研修会 大手町 経団連会館 14:00
西多摩支部瑞穂地区会 瑞穂 たかはしや 19:00
12水 ブロック長会議 百人町 ホテル海洋 13:30
支部長会 百人町 ホテル海洋 15:00
査定制度連絡会 青山 フロラシオン青山 10:00
13木 品川ブロック指定工場部会 渋谷 サービス健保 18:00
大多摩支部地区会 ひのき茶屋 19:00
14金 大多摩支部地区会 ひのき茶屋 19:00
15土
16日
17月 中央金融審査委員会 元赤坂 整商連 10:30
部署長会議 渋谷本町 教育会館 14:00
18火
19水 東京自動車整備専門学校卒業式 亀有 リリオホール 13:00
中嶌副理事長褒賞受賞祝賀会 芝公園 東京プリンスホテル 18:00
20木 整政連総会 麹町 東条インペリアル 14:00
リサイクル部品調査検討会 千代田 三菱総合研究所 10:00
東急自動車整備専門学校卒業式 世田谷 本校 10:00
日本自動車整備専門学校卒業式 八王子 本校 10:30
街頭検査打合せ会議 東大井 運輸支局 14:00
八王子ブロック青研役員会 八王子支所 11:00
多摩支所引き渡し
21金 《春分の日》
22土
23日 認定試験 世田谷 武蔵工業大学 8:00
24月
25火
26水 理事会 渋谷本町 教育会館 14:00
全共済評議員会 麹町 東条インペリアルパレス 11:00
27木 金融審査委員会 渋谷本町 教育会館 14:00
28金
29土 ◇多摩支所引越し
30日 ◇多摩支所引越し
31月 ◇多摩支所引越し