東整振・都整商事務局情報
NO.378 15年5月1日号
平成15年10月から軽自動車の検査等に係わる申請書の様式は、ワンライティングからOCRシート方式に
軽自動車検査協会では、窓口等業務処理の電算化に伴い、平成15年10月より軽自動車の検査等に係わる申請書の様式を、現在のワンライティング方式からOCRシート記方式に切替えることを予定している。
従来より申請書類を大量にご購入いただいている場合は、購入いただいたワンライティング方式の申請書類を余すことなくご使用いただき、切替え変更後においては、ワンライティング方式申請書の引取り及びOCRシート方式申請書との交換はできないので、今後ご購入頂く際においては、購入部数の調整方に留意いただくよう、(社)全国軽自動車協会連合会よりお知らせがあった。
平成15年春の全国交通安全運動(5月11日〜20日)、整備関係実施細目について
5月11日(日)〜5月20日(火)にわたって実施される「平成15年春の全国交通安全運動」については、3月15日号(NO.375号)においてお知らせいたしたが、今般、自動車分解整備事業者における実施細目が決定し、東京運輸支局より本会に対して周知徹底方のお願いがあった。
1.交通安全運動の重点目標
(1)子供と高齢者の歩行中、自転車乗用中の交通事故防止
(2)シートベルトとチャイルドシートの着用の徹底
2.主な実施事項
(1)日常点検整備及び定期点検整備の励行の促進を図ること。
(2)確実な点検整備作業の実施の徹底を図る。
(3)自動車・二輪車の不正改造防止の徹底を図ること。
(4)作業所内の整理・整頓を励行すること。
(5)整備、検査用機器の保守点検を励行すること。
(6)路上整備、路上駐車の禁止の徹底を図ること。
(7)自家用自動車使用者に対し、運転者、同乗者に対するシートベルト着用の徹底及びABS、エアバッグ等の安全装置の正しい使い方を指導すること。
(8)幼児を同乗させる自家用自動車使用者に対し、チャイルドシートの着用の徹底と正しい取り付け方等について指導すること。 等
自動車分解整備事業者における「平成15年春の全国交通安全運動実施細目」は「資料1」のとおり。
ディーゼル車に備える一酸化炭素等発散防止装置に係る保安基準
軽油を燃料とする自動車に対しても、遮熱板及び警報装置の装備義務を内容とする熱害対策要件が適用されることとなっているが、一定条件の一酸化炭素等発散防止装置を備える自動車については当分の間、遮熱板の取り付け及び警報装置を備えた自動車に該当するものとして取り扱うこととなった旨の通達があった。
通達の内容は以下のとおり
ディーゼル者に備える一酸化炭素等発散防止装置に係る保安基準第31条第14項第2号及び第3号の適用について(平成15年3月19日 国自環289号)
道路運送車両の保安基準の一部を改正する省令(平成12年運輸省令第31号)により、軽油を燃料とする自動車に対しても、一酸化炭素等発散防止装置の遮熱装置及び警報装置の装備義務を内容とする熱害対策要件が適用されることとなっているところである。
しかしながら、ディーゼルエンジンについては、ガソリンエンジンに比べ排気温度が低く、失火も発生しないことから、また、連続再生式DPF(フィルターで捕集した粒子状物質(PM)を外部電源等を用いずに触媒の作用により連続的に除去する装置)にあっては装置の機能上断熱構造とする必要があり、外部への熱影響がないことから、軽油を燃料とする自動車であって下記に掲げる一酸化炭素等発散防止装置を備える自動車については、当分の間、道路運送車両の保安基準(昭和26年運輸省令第67号。以下「保安基準」という。)第31条第14項第2号に規定する「遮熱板の取り付けその他の適切な措置が施されたもの」及び同項第3号に規定する「異常温度以上に上昇することを防止する装置を備えた自動車」に該当するものとして取り扱うこととしたので了承されたい。
なお、ディーゼル車に備える一酸化炭素等防止装置の熱害対策に係わる取り扱いについて(平成13年11月20日付け国自環第221号)は廃止する。
記
1. 後処理装置を用いないもの
2. 酸化触媒のみによる後処理装置を用いるもの
3. 触媒方式による連続再生式DPFであって次のいずれかに該当するものを用いるもの
(1) フィルターの溶損を起こす温度以上に至る粒子状物質の堆積を防止するための強制的なフィルター再生制御(以下「強制再生制御」という。)を行う構造であり、強制再生制御機能に支障が生じた場合に、保安基準第31条第14項第4号に規定する警報装置が作動するもの
(2) 強制的にフィルターを再生させる機能を用いなくともフィルターの溶損を起こす温度以上に至る量の粒子物質が堆積しない構造のもの
タイヤの日、タイヤ点検結果、タイヤ整備不良率は21.0%
日本自動車タイヤ協会では、4月8日に全国6ヶ所で第4回目を迎えた「タイヤの日」の活動としてタイヤ点検を実施した。
適切な点検・整備が行われない状態のままタイヤを使用すると、走行中にタイヤが損傷したり、バーストして事故になる危険性がある。そこで、ユーザーによる日常点検・整備の重要性を唱えるとともに、上手に使用していただきたいとの願いを込めてタイヤ点検を実施したもの。
今回の点検結果は、乗用車系が384台、貨物系が39台の合計423台を点検し、タイヤの整備不良車両は、点検台数423台中89台、不良率は21.0%となった。およそ5台1台の割合で安全走行に不安がある状況。
整備不良の項目別内訳は、乗用車系、貨物系共に「空気圧不足」が1位となっている。続いて「その他」「タイヤ溝不足」「偏磨耗」の順。
タイヤ協会発表の「タイヤの日」のタイヤ点検結果は「資料2」のとおり。
4月24日(木)付けの日本経済新聞(夕刊-全国版)に、携帯電話版TOSSNETのPR広告を掲載
去る4月24日付けの日本経済新聞(夕刊-全国版)に、「自動車整備工場探しは携帯で!」をタイトルに、ゴールデンウィークの行楽シーズンに向けて、点検整備の必要性と携帯電話(TOSSNET)による都内自動車整備工場の検索をPRした広告を掲載した。
日本経済新聞広告は「資料3」のとおり。
国土交通省、平成14年度自動車アセスメント公表 〜衝突安全性能の総合評価で全ての車種が★4個以上に〜
国土交通省では、自動車の安全性能の比較試験を「平成14年度自動車アセスメント」として実施し、その結果を発表した。平成14年度は、販売実績の多い乗用車23車種(軽乗用車6車種、小型・普通乗用車17車種(うちワンボックス及びミニバン6車種))についてアセスメントを実施した。
平成14年度自動車アセスメントの結果一覧
自動車製作者名 | 通称名 | 衝突安全性能総合評価 | ブレーキ性能 | ||
運転席 | 助手席 | 乾燥路面(m) | 湿潤路面(m) | ||
●軽乗用車 | |||||
三菱自動車工業 | ekワゴン | ★★★★ | ★★★★★ | 44.1※3 | 50.6※3 |
ダイハツ工業 | ネイキッド | ★★★★ | ★★★★★ | 44.5 | 47.0 |
本田技研工業 | ザッツ | ★★★★ | ★★★★ | 44.4 | 48.7 |
スズキ | MRワゴン | ★★★★ | ★★★★ | 45.5 | 50.7 |
ダイハツ工業 | ムーヴ | ★★★★★ | ★★★★★ | 42.9 | 49.3※3 |
ダイハツ工業 | テリオスキッド | ★★★★★ | ★★★★★★ | 44.7 | 49.7 |
●小型・普通乗用車A(排気量1500cc以下)※1 | |||||
トヨタ自動車 | ヴィッツ※2 | ★★★★★★ | ★★★★★ | − | − |
日産自動車 | マーチ | ★★★★★ | ★★★★★ | 44.9 | 54.4 |
トヨタ自動車 | イスト | ★★★★★★ | ★★★★★ | 46.3 | 51.9 |
日産自動車 | キューブ | ★★★★★ | ★★★★★★ | 46.7 | 50.8※3 |
マツダ | デミオ | ★★★★★ | ★★★★★ | 43.5 | 47.7 |
●小型・普通乗用車B(排気量1500cc超2000cc以下)※1 | |||||
トヨタ自動車 | プレミオ | ★★★★★★ | ★★★★★★ | 47.5 | 55.4 |
トヨタ自動車 | カルディナ | ★★★★★★ | ★★★★★ | 44.9 | 49.5 |
富士重工業 | フォレスター | ★★★★★★ | ★★★★★★ | 48.5※3 | 53.3※3 |
トヨタ自動車 | RAV4※2 | − | − | 44.2 | 47.7※3 |
●普通乗用車C(排カルディナ気量2000cc超)※1 | |||||
マツダ | アテンザ | ★★★★★ | ★★★★★ | 41.1 | 44.3 |
本田技研工業 | アコード | ★★★★★ | ★★★★★ | 42.9※3 | 46.5※3 |
●ワンボックス及びミニバン(座席3列以上) | |||||
本田技研工業 | モビリオ | ★★★★★ | ★★★★★★ | 42.0※3 | 46.3※3 |
トヨタ自動車 | ノア | ★★★★★★ | ★★★★★★ | 47.8 | 54.1 |
日産自動車 | リバティ | ★★★★ | ★★★★★ | 47.0 | 48.6 |
本田技研工業 | ステップワゴン※2 | ★★★★ | ★★★★★★ | 44.5※3 | 51.4※3 |
トヨタ自動車 | アルファード | ★★★★★★ | ★★★★★★ | 45.3 | 49.0 |
日産自動車 | エルグランド | ★★★★★ | ★★★★★★ | 44.9 | 52.7 |
注)
※1 ワンボックス及びミニバンを除く。
※2 自動車製作者から試験実施の申し出があった車種。
※3 天候の影響でブレーキ試験時に規定の路面温度条件を下回っていたため、停止距離が若干短めに出ている可能性がある。
※4 カテゴリー内は重量順で並べている。
自動車製作者名 | 通称名 | フルラップ前面衝突 | オフセット前面衝突 | 側面衝突 | ||
運転席 | 助手席 | 運転席 | 助手席 | |||
●軽乗用車 | ||||||
三菱自動車工業 | ekワゴン | レベル4 | レベル4 | レベル2 | レベル4 | レベル5 |
ダイハツ工業 | ネイキッド | レベル3 | レベル4 | レベル2 | レベル5 | レベル5 |
本田技研工業 | ザッツ | レベル3 | レベル3 | レベル3 | レベル4 | レベル4 |
スズキ | MRワゴン | レベル3 | レベル4 | レベル4 | レベル5 | レベル4 |
ダイハツ工業 | ムーヴ | レベル2 | レベル3 | レベル4 | レベル5 | レベル5 |
ダイハツ工業 | テリオスキッド | レベル3 | レベル4 | レベル3 | レベル5 | レベル5 |
●小型・普通乗用車A(排気量1500cc以下)※1 | ||||||
トヨタ自動車 | ヴィッツ※2 | レベル4 | レベル4 | レベル5 | レベル5 | レベル5 |
日産自動車 | マーチ | レベル4 | レベル4 | レベル4 | レベル5 | レベル5 |
トヨタ自動車 | イスト | レベル4 | レベル3 | レベル5 | レベル5 | レベル5 |
日産自動車 | キューブ | レベル4 | レベル4 | レベル4 | レベル5 | レベル5 |
マツダ | デミオ | レベル3 | レベル4 | レベル3 | レベル5 | レベル5 |
●小型・普通乗用車B(排気量1500cc超2000cc以下)※1 | ||||||
トヨタ自動車 | プレミオ | レベル5 | レベル5 | レベル5 | レベル5 | レベル5 |
トヨタ自動車 | カルディナ | レベル4 | レベル3 | レベル5 | レベル5 | レベル5 |
富士重工業 | フォレスター | レベル4 | レベル4 | レベル4 | レベル5 | レベル5 |
●普通乗用車C(排気量2000cc超)※1 | ||||||
マツダ | アテンザ | レベル4 | レベル5 | レベル5 | レベル5 | レベル4 |
本田技研工業 | アコード | レベル4 | レベル4 | レベル4 | レベル5 | レベル4 |
●ワンボックス及びミニバン(座席3列以上) | ||||||
本田技研工業 | モビリオ | レベル3 | レベル4 | レベル3 | レベル5 | レベル5 |
トヨタ自動車 | ノア | レベル5 | レベル4 | レベル5 | レベル5 | レベル5 |
日産自動車 | リバティ | レベル3 | レベル4 | レベル2 | レベル5 | レベル4 |
本田技研工業 | ステップワゴン※2 | レベル3 | レベル5 | レベル3 | レベル5 | レベル5 |
トヨタ自動車 | アルファード | レベル4 | レベル5 | レベル4 | レベル5 | レベル5 |
日産自動車 | エルグランド | レベル3 | レベル4 | レベル4 | レベル4 | レベル5 |
試
験 種 目
|
受験者数
|
合格者数
|
合格率(%)(速報)
|
2級ガソリン
|
19,255
|
16,469
|
85.5
|
2級ジーゼル
|
13,668
|
12,087
|
88.4
|
2級シャシ
|
323
|
277
|
85.8
|
3級シャシ
|
4,937
|
3,342
|
67.7
|
3級ガソリン・エンジン
|
7,483
|
4,445
|
59.4
|
3級ジーゼル・エンジン
|
1,539
|
950
|
61.7
|
3級二輪
|
526
|
468
|
89.0
|
自動車電気装置
|
154
|
104
|
67.5
|
自動車車体
|
754
|
671
|
89.0
|
合 計
|
48,639
|
38,813
|
79.8
|