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2004/12/03最近の話題

車検期間見直しに関する総決起大会

『安易な車検期間への反対』に関する決議(300k)
『安易な車検期間への反対』に関する決議理由(612k)
『安全・快適なクルマ社会を担う整備事業者として、安易な車検延長は到底容認できない』(585k)
『車検期間見直しに関する調査データ』(日整連車検問題プロジェクトチーム)(2.9M)

 去る11月29日(月)千代田区有楽町の「よみうりホール」において、日本自動車整備振興会連合会、日本自動車整備商工組合連合会主催による「車検期間見直しに関する総決起大会」が開催された。

 当日は、全国の都道府県整備振興会から約1,000名の整備事業者が参集するなか、坪内恊致日整連・整商連副会長の開会宣言により開会した。





  開会の挨拶に立った豊?寛 日整連・整商連会長は「規制改革・民間開放推進会議は、自動車検査制度等の抜本的見直しを掲げ、車検期間の延長を主張しているが、これらの論議は、なんら科学的データの裏付けもなく、『官製市場の打破』あるいは『国民負担の軽減』という美辞麗句のもとで進められており安全で快適なクルマ社会の維持発展に向け、その社会的使命を自覚し貢献してきた整備事業者としては、到底容認しがたいものである。本日の大会において、関係団体やユーザー代表の皆様のご意見も併せて頂戴し、自動車整備業界の総意として、客観的データを基にした多角的かつ冷静な検討・判断を求め、『安易な車検期間延長への反対』を訴えていく所存である」と述べた。


 ご来賓として挨拶を述べた亀井善之衆議院議員は「昨年12月の自動車整備議員連盟総会において車検の延長問題に関する陳情をいただき、国民の健康と安全を守る立場から整備議連として採択した。車検の有効期間見直しにあたっては、安全を確保し、交通事故や環境汚染が増加することのないよう判断すべきである。皆様方の意見をよく聞き、整備議連として対応していきたい」と述べた。







 はじめに樋口忠夫 日整連・整商連専務理事より基調報告が行われ、車検期間が延長された場合の問題点や環境への影響、実態に即しない国民負担の軽減等について報告した。
 引き続いて、それぞれの立場から車検期間見直しに対する見解を発表し、振興会各ブロック(9ブロック)の代表から車検有効期間が見直された場合の問題点等についてアピールした。
  ゲストスピーカーとして、関連団体を代表して日本自動車販売協会連合会 石井清 平新車・サービス委員会委員長、全国軽自動車協会連合会 高重尚文専務理事、日本中古自動車販売協会連合会近内篤雄常務理事がそれぞれ団体の立場における車検期間見直しについて見解を表明した。



 
 また、一般ユーザーを代表して俳優の石田純一さんは「クルマは文化、クルマは生活である。クルマを支えているのは皆様方。予防というのは重要な柱のひとつである。安全と健康はこれからの大きなテーマである」と自動車ユーザーからの意見を述べた。

 決議採択では、横田英一 日整連・整商連副会長が決議文を読み上げ、参加者全員が起立し「エイエイオー」のかけ声をもって「安易な車検期間延長への反対に関する決議」を採択した。

 最後に後藤久幸 日整連副会長の閉会の辞により「車検期間見直しに関する総決起大会」は幕を閉じた。




          


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