国土交通省は、トヨタ自動車(株)から申請のあったプラグインハイブリッド車(※)について、平成19年7月25日、道路運送車両の保安基準第56条第4項に基づく試験自動車として初めて国土交通大臣認定を行った。
これにより、プラグインハイブリッド車が国内で初めて公道を走行することになる。
プラグインハイブリッド車は、大気汚染、地球温暖化を防止するための有効な手段の1つである。その普及に向けた環境整備のため、国土交通省として、9月を目途に排出ガス・燃費測定方法などの技術基準を整備するための検討会を設置する予定。
大臣認定を受けたプラグインハイブリッド車の公道走行によって得られたデータは、技術基準の整備に活用される。
※プラグインハイブリッド車
プラグインハイブリッド車は、ハイブリッド車に対し外部電源からの電気を車両側のバッテリーに充電することで、電気自動車としての走行割合が増加、これにより、ガソリンの消費量が減少し、大気汚染、地球温暖化の防止に効果がある。
■大臣認定を行ったプラグインハイブリッド車の概要