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2006/04/10最近の話題

自工会「平成17年度 乗用車市場動向調査」

 (社)日本自動車工業会は、平成17年度に実施した乗用車市場動向調査の結果をまとめた。
 これは、一般世帯における乗用車の保有、今後の購入意向、乗用車の需要構造を明らかにし需要の質的変化の見通しに役立てるため、全国の世帯に対して隔年毎にアンケート調査を行なっているもの(時系列調査)。

 アンケート調査結果における平成17年度の自動車市場の主な特徴は、

 ・「世帯保有率は78.8%で前回(平成15年度)の79.2%とほぼ横這い」
 ・「複数保有率は38.3%で前回の35.9%から増加」
 ・「複数保有の組合せ車種では、乗用車同士の組み合わせが増加」
 ・「車サイズについては、排気量を中心にスモール化が依然進展している」
 ・「主運転者では、女性比率は微増が続き、増加ピッチが強まっていた『シニア世代(50歳以上)』は今回調査では46%に」
 ・「団塊の世代は高年齢者層に比べて、保有車種では「軽乗用・ボンバン」「RV車系」が多く、中古車保有比率が高いことや、車の購入時に重視した点では「室内全体のゆとり」「後席のゆとり」が高い等の特徴が見られる。
 ・「新車から中古車への移行構造(新車から中古車への移行では11%と前回より 4ポイント減少したが、中古車から中古車への代替は27%と1ポイント減少。また、中古車市場は635万台と増加を続け、「極低年式」の購入が増加。
 ・中古車は『車は単なる生活の道具』、『予算の制約下で好みの車、性能のよい車が選べる』といった意識・態度のユーザーが購入している」
 ・「代替ユーザーの前保有車使用期間は6.8年で、前回調査比で0.3年長期化。今後も『従来より買い替え間隔が長くなる』が依然多く、長期化の理由としては『前の車のいたみが少なく、まだ十分乗れそうだった』が多い。一方、買い替え時期を早める条件は、『非常に低燃費の車が発売されたら』等のコストメリット面があがる。また、購入を検討したが購入をやめた理由は『今の車が十分乗れるから』が最も多い」
 ・「福祉車両への関心とニーズ(75歳以上高齢者の同居世帯では29%が要介護世帯で前回に比べて7ポイント増。介護での車利用は91%)

となっている。

 ●詳細は(社)日本自動車工業会報道発表資料をご覧ください

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