毎日自動車整備新聞 第6号 - 2015/01/01
【内容】
1ページ
・「女優として、妻として、母として、40代の女性として」
インタビュー: 黒木 瞳さん
2ページ
・任せて安心、認証工場
-黄色の「認証看板」は信頼の証-
・ご存じですか?「保安基準適合標章」
3ページ
・車検費用の中身とは?
-「点検・整備費用」と「法定費用」-
・認証工場で、整備付き車検を
-「整備付き車検」と「整備なし車検」の違い-
4ページ
・違法駐車の取り締まりが変わりました
・後部座席のシートベルトを着用していますか?
-前席にも被害が及ぶ後部座席のシートベルト未着用-
・グッドマーク
-安全と安心の証です-
・ニッポン車「今」「昔」
-モーターバイク-
(PDFファイル:4.5M)
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国交省、過去四年間の事業用バス火災事故86件を分析 - 2015/01/01 国交省では、平成15年1月~平成18年12月の四年間に発生した、事業用バスの火災事故86件(自動車事故報告規則(省令)による報告等により把握したもの。衝突による二次的な火災事故及び放火は除く)について、その内容を分析した。
主な結果は以下のとおり。
■出火原因等
原因については、整備作業ミスの他、エンジンルーム内に置いたウエス等への着火やサイドブレーキ戻し不足といったミスがある他、適切な点検整備 をしていれば、免れたと考えられる火災事故が相当数ある。また、リコール等の対象となっている不具合もある。
出火に至る状況では、ショート等電気関係不具合、燃料漏れ、ブレーキ、タイヤの加熱が目立つ。
出火箇所では、エンジン付近の出火が多い。
■車齢別
車齢別に発生件数を見ると、比較的新しい車両でも発生しているが、車齢の高い車両で件数が多い傾向がある。車齢10年以上が約7割を占める。
車齢の高い車両の方が保有車両数当たりの発生件数が多い傾向がある。
■事業者規模別
事業者保有車両数別(規模別)に発生件数を見ると、10両以下の規模の小さな事業者において、保有車両数当たりの発生件数が多い傾向があるものの、顕著な集中があるわけではなく、それよりも大きい規模の事業者でも火災事故が発生している。
国土交通省では、今回の分析結果を活用して、引き続きバス事業者等の関係者への適切な点検整備に関する注意喚起を行い、今後とも事故データの収集・分析に努めるとともに、その改善を図ることとしている。
■バス火災事故の状況について
●国土交通省プレスリリース
下請代金支払遅延等防止法(下請法)違反に基づく公取委勧告 - 2015/01/01
自動車登録等適正化リーフレットの活用依頼 - 2015/01/01 「自動車登録等適正化推進協議会」の事務局である財団法人自動車検査登録協力会(自検協)から、平成18年度第2回目の啓発活動(リーフレットの配布等)について下記の通り協力依頼が当会にありましたのでお知らせいたします。
自動車登録等適正化リーフレットの送付と活用方について(要約) 国土交通省と自動車関係機関で構成する自動車登録等適正化推進協議会は、総務省並びに警察庁のご協力を得て、引越等に伴い住所変更をした際や所有者の名義等を変更した際の自動車の変更登録、移転登録等の手続きの的確な実施と法の遵守に向けての啓発活動を実施しておりますが、平成18年度においてもリーフレットを作成し、平成18年10月と平成19年2月の2回にわたり関係機関に配布し、自動車ユーザーへの周知に努めることとしております。
つきましては、活動の趣旨をご理解いただき、リーフレットの有効活用を宜しくお願い申し上げます。
・クルマの変更・移転手続きはお済みですか?(自動車登録等適正化リーフレット)
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自動車登録等適正化リーフレット(左:表面、右:裏面)
東整振都整商臨時総会総代会(事業計画案及び収支予算案審議)開催のご案内 - 2015/01/01 平成19年度事業計画案及び収支予算案の審議をお願いする振興会、商工組合の臨時総会総代会を教育会館(本部)において下記により開催いたします。
【日時】:平成19年3月27日(火)
《商工組合》臨時総代会:14時
《振興会》臨時総会:15時
【場所】:渋谷区本町4-16-4
「東京都自動車整備教育会館 3階 大会議室
車検・定期点検整備料金ユーザ説明資料の活用方お願い - 2015/01/01 日整連では、「車検・定期点検の際に要する整備料金」に関してユーザーへの説明用資料として、小冊子「点検・整備料金のご説明」を作成しました。
本冊子は、車検・定期点検の見積時、請求時に点検・整備の内容及び整備料金の説明資料として、第1章は車検・定期点検時に必要となる一般的な料金項目について、それぞれの作業内容を写真入りで解説しており、さらに第2章には「18年度車検・定期点検整備料金実態調査結果」が掲載されていますので、ご活用下さいますようお願いします。
お問い合わせ先 : 事業部事業課 03-5365-2312
中学生職場体験へのご協力のお願い - 2015/01/01 不登校児童やフリーター、ニートの増加、社会生活における実体験の減少や社会規範の喪失などが指摘されており、「将来の社会人」である中学生に、正しい人生観・勤労観・職業観を充実することが不可欠となっています。
このような課題解決の方策として、東京都では都内の全中学2年生を対象に職場体験事業を実施しています。当業界でも受け入れに協力するため、当会が「中学生の職場体験推進協議会産業団体」となりました。
つきましては、「中学生職場体験」の趣旨をご理解いただき、中学生の受け入れにご理解ご協力下さいますようお願いいたします。
なお、当会では、中学生が事業場で着用するための「作業用つなぎ」をご用意いたします。
※ 「中学生職場体験」を受け入れていただける事業者の方は、教育部技術課(TEL 03-5365-4300)宛にご連絡下さい。「作業用つなぎ(1名1着)」をお送りします。
日整連、マイカー点検キャンペーンスローガン募集 - 2015/01/01 社団法人 日本自動車整備振興会連合会では、「ユーザーの保守管理責任意識の向上」をテーマに、「マイカー点検キャンペーン」(自動車点検整備促進全国キャンペーン)のスローガン(標語)を募集すると発表した。
昨年度選ばれたスローガンは「点検で 聞こえる愛車の『ありがとう』」で、自動車ユーザーが大切な愛車を守るため、日頃の自動車点検は重要な習慣であることを、わかりやすく表現した作品。
応募されたスローガンは、日整連が厳正な審査により最優秀賞(1点)を選出し、平成19年度のキャンペーンスローガンとして採用し、最優秀賞の受賞者には賞金として10万円が贈呈される。また、応募の中から抽選で300名に、キャンペーンキャラクターの“てんけんくん”「ぬいぐるみ」か「貯金箱」のいずれかがプレゼントされる。
「マイカー点検キャンペーン」は、自動車の適切な点検・整備の実施促進を通じて自動車の事故防止を図ることを目的に毎年9月、10月の2カ月間にわたって展開するもので、昭和61年から継続しており、今年で22回目を迎える。
応募の詳細は以下の通り
テーマ:「ユーザーの保守管理責任意識の向上」(自分のクルマは自分で守る) 応募方法:下記の2通りの応募が可能です。 (1)ハガキによる応募 「ユーザーの保守管理責任意識の向上」をテーマにしたスローガン(標語)をハガキ1枚につき1点と応募者の〒住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記の上、下記宛先までお送り下さい。 【応募先】 〒106-6117 六本木ヒルズ郵便局私書箱第27号 (社)日本自動車整備振興会連合会 「キャンペーンスローガン」係 (2)日整連のホームページ上による応募(平成19年3月1日から受付開始) URL:http://www.jaspa.or.jp/
締 切:平成19年4月25日(水) ※ハガキの場合は、当日消印有効 特 典:・最優秀賞(1名)-------賞金10万円
※「平成19年度マイカー点検キャンペーン」のスローガンとして採用します。 ・応募者全員の中から、抽選で300名の方に “てんけんくん”の「ぬいぐるみ」か「貯金箱」のいずれかをプレゼントします。 発 表:当連合会が厳正な審査および抽選を行い、最優秀賞の方には5月未に直接連絡し、プレゼント当選の方には8月に賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。 その他:最優秀賞作品の著作権は当連合会に帰属いたします。 |
(株)ホンダアクセス 後付け部品の「キーレスエントリー」を自主改善 - 2015/01/01 株式会社ホンダアクセスは、販売した後付け部品のキーレスエントリーを装着した車両において、ATセレクトレバーがPポジション以外の時に、短時間にキーを抜く操作を行うとキーが抜けてしまい、駐車ブレーキをかけ忘れていた場合、駐車中に車両が動き出すおそれのあることが判明したため、下記の通り自主改善を実施することを発表した。
自主改善開始日 | 平成19年2月22日 |
不具合の内容 | キーインタロック機構(ATのPポジション以外でキーが抜けない機構)を制御する統合ユニット(ICU:インテグレーテッドコントロールユニット)の回路が不適切なため、イグニッションをオフにした際、回路が燃料ポンプからの誘導起電圧の影響を受け、キーインタロックソレノイドの作動開始が遅れることがある。そのため、ATセレクトレバーがPポジション以外の時に、短時間にキーを抜く操作を行うとキーが抜けてしまい、駐車ブレーキをかけ忘れていた場合、駐車中に車両が動き出すおそれがある。 |
改善の内容 | 後付け部品のキーレスエントリーを装着した全車両、統合ユニットを点検し、不具合品が装着されている場合は、対策品と交換する。 |
不具合の件数 | 0件 |
事故の有無 | なし |
自動車使用者に周知させるための措置 | ・ 使用者にダイレクトメールで通知する。 ・ 弊社インターネットホームページに掲載する。 ・ 自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。 ・ 改善実施済車には、その旨を点検整備記録簿に記載する。 |
対象の製品 | 商品名 | 販売期間 |
キーレスエントリー | 平成10年9月1日~平成19年2月9日 |
車名 | 型式 | 通称名 | 改善対策対象車の車台番号の範囲 及び製作期間 | 対象台数 |
ホンダ | GF-HM1 | VAMOS | HM1-1208873~HM1-1211046 平成13年6月8日~平成13年8月8日 | 518台 |
GF-HM2 | HM2-1204282~HM2-1205784 平成13年6月4日~平成13年8月9日 | 272台 |
GF-PA1 | Z | PA1-1012082~PA1-1012891 平成13年5月29日~平成14年1月25日 | 810台 |
| | | 合計 | 1,600台 |
問い合わせ先
株式会社ホンダアクセス お客様相談室
電話番号 フリーダイヤル 0120-663521
ホームページアドレス :
http://www.honda.co.jp/ACCESS/
(株)ホンダアクセス 後付け部品の「応急用タイヤ滑り止め」を自主回収 - 2015/01/01 株式会社ホンダアクセスは、販売した後付け部品の応急用タイヤ滑り止め(商品名:オートソック)を装着した車両において、ブレーキホースと接触するおそれがあることが判明したので、下記の通り自主回収を実施する旨を発表した。
自主回収開始日 | 平成19年2月22日 |
不具合の内容 | 後付け部品の軽自動車専用の応急用タイヤ滑り止めにおいて、装着寸法が不適切なため、ライフとゼストに新品を装着すると内側のゴム部が前輪のブレーキホースと接触するものがある。そのため、その状態で走行を続けるとブレーキホースに損傷をあたえるおそれがある。 |
改善の内容 | ・当該部品を購入した全使用者に通知し、部品を回収する。 ・当該部品を既に使用した車両については、前輪ブレーキホースを新品に交換する。 |
不具合の件数 | 1件(販売店からの情報による) |
自動車使用者に周知させるための措置 | ・使用者:ダイレクトメールで通知する。 ・インターネットホームページに掲載する。 |
車名 | 型式 | 通称名 | 対象の製品名及び品番 | 販売期間 | 販売数 |
ホンダ | UA-JB5 UA-JB6 UA-JB7 UA-JB8 CBA-JB5 CBA-JB6 CBA-JB7 CBA-JB8 DBA-JB5 DBA-JB7 | ライフ | オートソック 08T07-214-000 | 平成18年11月30日 ~平成19年1月24日 | 427 セット |
DBA-JE1 CBA-JE2 | ゼスト |
問い合わせ先
株式会社ホンダアクセス お客様相談室
電話番号 フリーダイヤル 0120-663521
ホームページアドレス : http://www.honda.co.jp/ACCESS/
電子マニフェスト説明会のお知らせ - 2015/01/01 整備事業者が廃棄物処理法に基づく電子マニフェストを利用した場合、情報処理センター(※)が当該事業者に代わり都道府県知事等に報告を行うため、事業者が自ら報告する必要がないこと等から、環境省では、より一層、電子マニフェストの普及を図ることとしております。
このたび、電子マニフェストの普及促進を図るための一環として、財団法人 日本産業廃棄物処理振興センターから日整連を通じて当会に標記説明会を全国12会場で開催する旨の連絡がありましたのでお知らせ致します。
なお、説明会への参加を希望される場合は、JWNETのホームページ(http://www.jwnet.or.jp/)の「電子マニフェスト説明会参加申込みフォーム」より、直接お申込み下さい。
※財団法人 日本産業廃棄物処理振興センターが、環境大臣から産業廃棄物に係る電子マニフェスト運営主体である「情報処理センター」に指定されています。
■「電子マニフェスト説明会のご案内」画面(http://www.jwnet.or.jp/jwnet/setumeikai.shtml)
警視庁交通部より「道路交通環境整備の強化推進」協力依頼 - 2015/01/01 昨年の都内における交通事故による死者数は4年連続の減少となるとともに、戦後最少を記録したが、依然として交通事故により尊い命が失われている厳しい現状にある。
そのため、警視庁では本年も重大交通事故を更に減少させ「安全・安心な街、東京」を実現するため、各種交通対策に取り組んでいるところであるが、その一環として3月1日から3月31日までの1か月間を「道路交通環境整備強化推進期間」と定め、各種の施策を推進することとしている。
今般、警視庁交通部交通規制課長より、本会に対して、以下事項についての協力依頼があった。
1 商品・商品台・自動販売機等の道路不正使用の自粛、撤去
2 道路上ののぼり旗・立看板・置看板等の掲出の自粛、撤去
3 合同パトロールへの参加
4 関係機関・団体への広報・啓発
「毎日自動車整備新聞 第6号」を発行します - 2015/01/01 東京都の毎日新聞購読者42万世帯に対し、日頃の点検と定期的な点検整備の重要性を広く自動車ユーザーにアピールすることを目的とした「毎日自動車整備新聞 第6号」を発行します。
今回は、女優の黒木 瞳さんへのインタビューの他、任せて安心な整備工場の目印「黄色の認証看板」や車検費用の中身、消耗部品の説明など、定期的な点検整備で未然に事故を防止することを訴求した内容です。
会員の皆様には、”いんふぉめーしょん2007年3月号”に毎日自動車整備新聞第6号を「10部」同封いたします。
毎日自動車整備新聞は平成19年2月25日(日)~27日(火)の間に都内毎日新聞購読者(42万世帯)へ折込配布する予定です。
毎日新聞朝刊折込日 平成19年2月25日(日)~27日(火)の間(予定)
自動車の燃費性能に関する公表(平成19年2月8日現在) - 2015/01/01
低排出ガス認定自動車に関する公表(平成19年2月1日現在) - 2015/01/01 国土交通省自動車交通局より、「低排出ガス車認定実施要領」(平成12年運輸省告示第103号)に基づき、下記の自動車についての認定結果が公表されましたのでお知らせいたします。
※ 平成17年度排出ガス基準に対応した低排出ガス車の認定を受けた自動車の車体表示は こちら
自動車検査独立行政法人法及び車両法の一部を改正する法律案 - 2015/01/01
「村山大和支部」マイカー点検教室 - 2015/01/01
平成18年10月28日(土)、29日(日)
武蔵村山市 市民祭り会場
(武蔵村山デエダラ祭):写真上
平成18年11月4日(土)、5日(日)
東大和市役所 :写真中
平成18年11月11日(土)、12日(日)
東村山市役所 産業祭 :写真下
記録簿(持ち込み・指定・定期点検)変更のお知らせ - 2015/01/01 平成19年4月1日付けで点検基準の改正が行われます。これに伴い記録簿(持ち込み・指定・定期点検)が変更される予定ですので、ご購入の際はその点にご留意ください。
<主な変更内容>
1.二輪車
・定期点検時期が6ヶ月、12ヶ月ごとから1年、2年ごとに改正されたのに伴い、点検項目ごとの点検内容および点検時期の見直し並びに走行距離を加味した点検項目の設定
2.大型車
・車輪脱落防止策として、点検項目に「ホイールナット及びホイールボルトの損傷」を追加(車両総重量8トン以上、乗車定員30人以上の自動車)
・牽引自動車について、構造が特殊なことから、従来の事業用から分離して点検項目を設定
○点検整備記録簿自動車の区分と別表の変更
自動車の区分 | 改正 | 現行 |
事業用自動車等 | 別表第3 | ← |
被牽引自動車 | 別表第4 | |
自家用貨物自動車等 | 別表第5 | 別表第4 |
自家用乗用自動車等 | 別表第6 | ← |
二輪自動車 | 別表第7 | 別表第5 |
八都県市統一行動日に首都圏の自治体が連携し、ディーゼル車取締りを実施 - 2015/01/01 東京都環境局は、平成19年2月1日(木)に八都県市と連携し、ディーゼル車規制の一斉取締りを実施した。
今回は、八都県市共通課題である首都圏への流入車両に対するディーゼル規制の取締りを目的としたもので、都内では中央高速道路石川パーキングエリア(上り・下り)で行われた。
総勢28名の東京都自動車公害監視員(通称:自動車Gメン)が停車しているディーゼル車の車検証および証明書、DPF除去装置等を目視で確認。条例違反車両を発見した自動車Gメンは、運転者に対して指導を行うとともに「違反通知書」を手渡しした。
また、適合車両のドライバーに対しても、エコドライブに関する指導・啓発を行っていた。
東京都環境局は「違反通知書を発行した違反車両の所有者が法人の場合、運行管理者や経営者と密に連絡をとり、法令遵守の徹底をお願いしたい」としている。
なお、当日確認したディーゼル車の台数は378台。うち、条例違反車両は7台であった。
八都県市は「東京都、神奈川県、千葉県 、埼玉県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市」で構成されている。
後部座席のシートベルトを着用していますか? - 2015/01/01 『1割に満たない着用率』
運転席や助手席のシートベルトは、道路交通法によって運転中の着用が義務づけられています。もう常識ですよね。しかし、後部座席のシートベルトを着用している人は多くないのが現状です。
「罰則がないから」と、軽く考えている方も多いのではないでしょうか。
ところが、万が一の事故に遭遇した際、後部座席のシートベルトを着用した場合とそうでない場合では人が受ける被害にも大きな差が出てきます。
では、後部座席のシートベルトを着用すると、どれほど交通事故時に被害を軽減できるのでしょうか。JAFが行った2005年の交通事故死傷者調査では、後部座席シートベルトを着用した場合と着用していない場合では、着用していない場合の方が約4倍も致死率が高くなることが判明しています。
後部座席のシートベルト着用率は一般道路で7・5%、高速道路でも12・7%しかありません。
後部座席のシートベルト着用は、皆さんの安心と安全を守ってくれます。
『全席の人にも大きな影響』
「後部座席のシートベルトを着用していないと、万が一の事故の際、前席にも被害が及びます」。こう言うと皆さんエッ? という顔をされますが、どうして前席に被害が及ぶのでしょうか。下の写真を見てください。
<%image(jikotai.jpg|250|246|)%>
これは独立行政法人自動車事故対策機構が行った実験の写真です。
後部座席の人が、衝突によって前席にたたき付けられていることがわかります。このような衝撃により、前席の人が背もたれとエアバッグの闇に挟まって死亡する事故も少なくありません。
例えば、後部座席の体重50kgの人がシートベルトを着用していないで、時速40kmで衝突すると、前席に加わる力は1.5トンと想像を超えます。
これを防いでくれるのが後部座席のシートベルト。着用によって衝撃が30分の1に抑えられます。
後部座席のシートベルトの着用は、自分の身を守るだけではなく、大切な同乗者も守ります。
※写真提供=独立行政法人自動車事故対策機構