(社)日本自動車工業会より日整連を通じ、自動車の石綿含有部品への被石綿化への切り替えに関する再点検結果について通知がありました。
これは、(社)日本自動車工業会会員メーカーにおいて、平成8年10月以降も石綿含有部品を使用していたことが判明したことから、石綿含有部品の使用について再点検を実施し、その結果を公表したものです。
自工会のニュースリリースによると、今回の再点検は、各社が国内にて調達した部品を対象に行なったもので、再点検の結果、自工会会員会社14社のうち9社において、1996年以降、3品目・40件の石綿含有部品が使用されていたことが判明しました。対象台数は約164万台。
今回判明した石綿含有部品は、他の樹脂等に練りこまれているか、または密封された状態にあるもので、通常の使用においては石綿が飛散する可能性はなく、また、いずれの部品も1997年3月以降、2005年11月までの間に非石綿化への切り替えを完了しています。
なお、今回対象となった部品は、「労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令(2004年10月1日施行)」において、製造、使用が禁止されている石綿含有製品ではないとのことです。
つきましては、石綿含有製品を使用していると思われる車両の整備を行われる際は、十分に注意を払ってください。
対象車種など詳細は以下のホームページをご覧ください
●自工会ニュースリリース「自動車の石綿含有部品の非石綿化への切り替えに関する再点検結果について」(リンク)
●自工会ニュースリリース「対象車種一覧」(リンク)
●自工会ホームページ(リンク) |