Tokyo Automobile Service Promotion Association
Tokyo Automotive Service Industry Commerce Association

   総会理事会支部長会委員会・プロジェクトその他過去履歴


その他

6/12東整振都整商「役員研修会」


 

 平成20年6月12日(水)、支部長会終了後、副支部長にもご参加いただき、「役員研修会」を開催した。 当日は、東京都中小企業団体中央会の野口雅春事務局次長を講師にお招きし、「団体役員としての心構え」をテーマに、新しい組合制度に対応した役員の心得、理事会のあり方、役員の職務権限などの研修をおこなった。
東京都中小企業団体中央会 野口事務局次長による研修

 

11/14本部青研、「高度道路交通システムについて」講演会開催

 本部青年経営研究会(土屋慶代表幹事)では、去る11月14日(水)、17時15分より東京都自動車整備教育会館において、「講演会」を開催した。
 当日は、60名余の本部青研メンバーが参加するなか、国土交通省道路局道路交通管理課課長補佐の森川博邦氏を講師に迎え、「高度道路交通システム(ITS)について」をテーマに講演会を開催した。
講演は、日本におけるITSの主な取り組み経緯から、現在、社会に浸透しているITSとして、カーナビ、VICS、ETC等、セカンドステージとして今後展開される走行支援道路システム、道の駅情報接続、駐車場ETC等が紹介された。
 質疑応答では、「首都高速における距離制料金体系」「次世代カーナビを普及させるための助成金制度はあるのか」「ETC搭載車率と普及率について」等の熱心な質疑応答が展開された。

9/29平成19年度 東整振技術講習所 講師研修会を開催

 東京都自動車整備振興会技術講習所では、去る9月29日(土)、東京都自動車整備教育会館(渋谷区本町)において、平成19年度第1回講師研修会を開催した。
 当日は、整備技術講習を担当されている講師20名が出席するなか、いすゞ「IESC(イスズエレクトロニックスタビリティコントロール)」、ホンダ「3ステージi-VTEC」「アドバンスド・ハイドロリック・ブースタ」、三菱ふそう「小型トラック ECO HEVシステム」、日野「PCS」等を研修テーマに新技術勉強会を開催、活発な質疑応答が行なわれた。

 勉強会終了後の意見交換会においては、各講師が技術講習に関する情報交換を行い、講師間の親睦を深めた。

 

12/14指定整備事業適正化対策研修会開催
 東整振本部指定工場部会(土肥紀久部会長)は、指定自動車整備事業の統括責任者である事業者管理責任者を対象に「指定自動車整備事業適正化対策研修会」を開催した。

  都内で指定自動車整備事業者に対する行政処分件数が増えている状況を真摯に受け止め、指定自動車整備事業適正化対策の一環として、国土交通省関東運輸局東京運輸支局陸運技術専門官ご協力のもとに、研修会を実施した。

  当日は各会場とも多数の指定自動車整備事業者が参加し「指定自動車整備事業適正化対策研修会資料」、「指定整備事業場の処分状況」、「目で見る『指定整備適正化宣言』」等の資料によって、事業場管理責任者の職務や保安基準適合証の取り扱い、チェック項目などを再確認する研修を行った。

  また、参加者全員で「指定整備適正化宣言」を読み上げ、指定自動車整備事業者としての責務と法令遵守意識を再認識する意義ある研修会となった。

12/8本部青年経営研究会 坂本会長理事長講演会を開催

 去る11月28日(火)17時から、東京都自動車整備教育会館において本部青年経営研究会「講演会」を開催した。

 当日は、各ブロックから青研メンバー60余名が参加するなか、土屋慶本部青研代表幹事(土屋自動車(株):町田支部)、早川副理事長挨拶の後、坂本会長理事長を講師に、「今後の整備業界について」をテーマに講演会を開催した。

 坂本会長理事長は、自動車整備振興会の歴史、これまでの車検期間延長に関する法改正の流れ、自動車整備業界の現況等について講演を行った後、会場の青研メンバーから寄せられた「これからの振興会の運営」「二輪車ETC車載器のセットアップ」「OBDツールへの対応」等についての熱心な質問に応えるなど、本部青研メンバーとのコミュニケーションが図られた。

 最後に坂本会長理事長は「会員組合員が何を望んでいるか、会員のための振興会、組合員のための商工組合となるよう、原点に戻った組織運営を実行していきたい」と述べ講演会を終了した。

9/12東整振技術講習所 講師研修会を開催

 東京都自動車整備振興会技術講習所では、去る9月9日(土)、東京都自動車整備教育会館(渋谷区本町)において、平成18年度第1回講師研修会を開催した。

  当日は、整備技術講習を担当されている講師21名が出席するなか、いすゞ・ダイハツ「ハイブリッド・システム」、トヨタ「レーン・キーピング・アシスト」、ホンダ「SH-AWD(Super Handling All Wheel Drive)」、マツダ「L3-VDT型エンジン(2.3L直噴ターボ)」を研修テーマに新技術勉強会を開催、活発な質疑応答が行なわれた。

  勉強会終了後の意見交換会においては、各講師が技術講習に関する情報交換を行い、講師間の親睦を深めた。

7/18東整振都整商 役員研修会

理事監事を対象に「団体役員としての心構え」をテーマに研修
 去る、7月5日(水)、東京都自動車整備教育会館において、振興会商工組合の理事監事を対象に「役員研修会」を開催した。
 当日は、日産ビジネスカレッジ特別講師、整商連教育研究検討部会副委員長の井上被呂志氏を講師に迎え、「団体役員としての心構え」をテーマに、「企業価値はCSで決まる」「第一印象の大切さ」「コミュニケーションの大切さ」「相互理解のマネジメント」等、ビデオ上映を挟んで「上司として人を動かすための方法」を中心に研修が行われた。


      

3/ 2放置違反金未納自動車車検拒否制度説明会開催
 去る2月21日(火)東整振本部(自動車整備教育会館)、2月22日(水) 多摩支所において、放置違反金未納自動車車検拒否制度に関する説明会を開催した。
 両日とも各会場の定員を大幅に上回る会員の皆様方が出席されるなか、警視庁担当官にご同席いただき、事務局より放置違反金未納自動車車検拒否制度実施までの経緯、制度の概要、業界の対応等について説明を行った。
 また、日整連が作成した「放置違反金滞納車に対する車検拒否制度対応マニュアル」及び本会が独自に作成した資料に基づき、「放置違反金滞納車情報事前検索システム」のデモンストレーションをご覧いただき、インターネットによる照会システムの利用方法等についての説明を行った。また、警視庁担当官より本年6月1日から施行される同制度が円滑に推進されるよう協力依頼があった。
 質疑応答では警視庁担当官と活発な意見交換がおこなわれるなど、整備事業者の放置違反金未納自動車車検拒否制度への高い関心と、業界の協力なくして車検拒否制度が成立しないことを実感した説明会であった。

2/23支部会計税務等研修会
 去る2月20日(月)多摩支所会議室、2月23日(木)教育会館会議室において、正しい税務情報の普及と支部経営に役立つ知識の習得を目的とした「支部会計税務等研修会」を開催した。

 当日は本会経理顧問の原 達氏を講師とし、支部経理担当者を対象に「源泉所得税税務処理」「支部経理規程標準例」などの実務に関わる研修を約2時間にわたり行った。


2月20日(月)多摩支所

2月23日(木)教育会館

2/20平成17年度第2回 東整振技術講習所 講師研修会・連絡会
     〜平成17年度 永年担当講師講習所長表彰〜

 去る2月18日(土)11時より東京都自動車整備教育会館において、「平成17年度第2回 講師研修会・連絡会」を開催した。

講演を行う石神氏

 東整振技術講習所講師26名が参加するなか、(株)アウトケーニヒ 代表取締役の石神輝男氏を講師に迎え、「今後の整備業界・整備士」をテーマに講演が行われた。

 講師連絡会では、事務局より「技術講習所講師規程の一部改正」、「講師等講習所表彰規程〔別表〕の見直し」等について連絡した。

 連絡会終了後に挙行した「平成17年度永年担当講師東整振技術講習所長表彰式」では、塩沢優介講習所長より永年にわたり技術講習所の講師を務められた方々へ表彰状を授与した。

 また、自動車整備教育指導者として永年にわたり従事された功績として、去る1月26日に開催された「日整連第89回通常総会」において各地方振興会へ伝達された「日整連会長表彰」の受賞者が紹介され、表彰状が手渡された。


表彰を受賞された方々

1/1平成18年 年頭所感(塩沢優介 会長理事長)


   平成18年 年頭所感   塩沢優介 東整振会長・都整商理事長 新年挨拶  
12/ 8三宅島視察記 〜都整商副理事長 谷古宇 仙蔵〜
■三宅島視察記 都整商副理事長 谷古宇仙蔵

 伊豆大島会員との意見交換会を終え、我々4人と大島で合流した2人、計6人の一行は大島空港で体重や手荷物測定・身体検査後、不安と期待を抱きながら「愛らんどシャトル機」と称するヘリコプターで南へ約20分の飛行に向かった。「愛らんどシャトル機」は、この10月から一日一往復として再開されたばかりである。

 島北端にある有毒ガスから人を守る「クリーン・ルーム」を備えた伊豆避難施設に隣接するヘリポートに着陸すると、強風によりプレハブ作りの建物はバタバタと音を発していた。
 約12坪前後のロビー兼待合室において、三宅島会員事業場の方々から迎えを受けた。早速、用意されたワゴン車に乗って、今回の噴火被害を期に廃業された1事業者を除いた現会員5事業場の視察が始まった。

三宅島 規制区域と会員事業場

 曲がりくねった山道を繰り返し、一日目視察予定の島北部の2事業場を、11月の最終日曜日にもかかわらず訪問させていただいた。
 火山噴火後、近くに避難施設が設けられ、比較的被害の少なかったといわれる地域だ。しかし、その後の災害復旧工事に伴う「立ち退き要請」が発せられ、やむなく新築移転するという店も見受けられた。
 事業場内には、ブレーキ・ディスクロータやエア・ブレーキパイプ、そしてバック・プレートなど腐れ果てて交換された部品の数々。これらは火山ガスの影響であると説明を受けた。


木村モータースにて

虚ス善産業にて

 三宅島5全会員との意見交換会。5つの顔からは、元気な姿と明るい表情がうかがえる。
 全島避難から4年半の月日、家族を避難させ、自ら島に残り海上停泊の「ホテル・シップ」から、ある時は隣の島から漁船で自分の島へ、またある時は島内避難所から自分の店へと向かう。災害対策者の一員として、放置車両の撤去や土木作業車のメンテ等々、島の復旧と自分の店の復旧に全力を尽くして来た方々。各人様々な人間模様を抱き、数々の苦難を克服してきた充実感であろう。これまで成し遂げてきたことへの自信が対話の中にも、満ち溢れている。

 二日目は、島の南部から東部へ。現在でも火山ガス高濃度地区に指定されている地域の視察である。山の緑は白い山肌を見せる。

樺キ谷川自動車修理工場にて
仁平取締役から交換されたブレーキディスクローターの火山ガスの影響について説明を受ける塩沢会長・谷古宇副理事長
黒い大きな岩石は不気味さと怖さを感じさせる。
 三宅島の5整備事業場は特段の被害は受けなかったが、1事業場だけは、土石流に飲み込まれた。泥流に埋まった車。その後の集中豪雨により再び被害を生じている。また、火山灰の積灰などがひどかった地域である。
 建屋を含めて整備・検査用機器などが最低限整理されつつ整備作業が始まっている状態。周囲には車の残骸が目に付く。被害の大きさが脳裏に浮かぶ。

 今、島内整備事業者は、復興事業に伴う公共作業車両の整備や被害車両の整備で忙しく、また経済活動も活発である。整備作業待ちの新品部品の数々と想像を絶する交換済みの残骸部品を目にする。
 今日も宅配業者によって部品が配達される。事務所内のパソコンの近くには、部品価格に送料が付加された宅配業者の伝票が編綴されている。硫化水素メーターが吊り下げられているのが大きく目を引いた。
 避難解除後、東京運輸支局や軽自動車検査協会による出張車両検査が3回行われ、500台前後の検査を完了した。平成17年内にもあと1回が予定されている。
 東京から約180q離れている島であっても東京の会員組合員である。それだけに会報誌へ期待・熟読やITの活用・ネット接続からの情報取得意識には高いものを感じる。

 2000年9月全島非難、2005年2月非難解除、この5月からの一般者の受け入れ。現在でも二酸化硫黄を含む火山ガス発生は、ガスマスクの携帯を呼びかけている。

兜ス成モータースにて
背後の山は火山礫で草も生えていない。樹木は立ち枯れ、検査ラインは土石流で埋まってしまった


 三宅島雄山から発する火山ガスと噴煙を目にし、定期船のデッキから「三宅島バンザイ」を叫んだ。2日間同行案内していただいた5人の大きく振る手腕。その姿は小さくなる程、顔が下に向いている様にうかがえた。これからの不安の数々…。今後どのようにして、島全体を復興させるか、その中でどのように店を復旧させ、家族生活していかなければならないのか…。

火山礫と立ち枯れした樹木
自然の力を目の当たりにする

三宅島自動車サービス工場にて
泥流で車が埋まる

 昭和に入ってから15年・37年・58年、そして今回の平成12年と、約20年周期前後ともいえる火山活動による三宅島の噴火と復興は、追いつ追われつつの状態と言えば島民の方々に叱られるかもしれないが、視察記としては紹介せざるを得ない。
 忘れてはいない、同時期に伊豆諸島群発地震、新島神津島沖近海地震の過去も。
 更に、昭和61年11月の伊豆大島三原山噴火では、全島民1万人が東京への緊急避難生活を強いられた。
 昭和58年の三宅島噴火後の翌月、やはり当業界として三宅島を訪れている。今回の三宅島視察は噴火後5年以上経過している。それだけに長期化している今回の火山活動である。

 いま三宅島は、空港の再開、周辺港の再開発、温泉施設の復興開発等などの計画があると聞く。

 飛行機で温泉浴と舟盛料理、海水浴から釣り・サーフィン・ダイバーなど、夢多く見る島である。そして、新鮮な魚類の土産を食卓にしながら、三宅島の思い出話を一ページに加えられること遠くない事を願うものである。
 今回の視察全体の中で宿題も頂いた。出張車検のあり方から、解体車両の引取価格、そして購販部品の配送料の課題など一つ一つ対処して行かねばならない。

帰航に際し、温かい見送りをいただいた


前列左から:仁平取締役、高田島部支部長、塩沢会長理事長、平野社長

後列左から:早川品川ブロック長、千葉大島組合長、井澤社長、谷古宇副理事長、高橋社長

前列左から:平野社長((有)平善産業)、高橋社長((株)三宅島自動車サービス工場)、仁平取締役((株)長谷川自動車修理工場)、井澤社長((株)平成モータース)、木村社長(木村モータース)

後列左から:早川品川ブロック長、塩沢会長理事長、谷古宇副理事長、中田常務理事

■三宅島復興視察
  ○期間:平成17年11月27日(土)〜28日(日)
  ○視察者:塩沢優介会長理事長、谷古宇仙蔵副理事長、早川清三郎品川ブロック長、中田英夫常務理事
  ○同行者:千葉昭一前島部支部長、高田政明島部支部長   
  ○三宅島自動車整備事業場:木村モータース、(株)長谷川自動車修理工場、(株)平成モータース、(有)平善産業、(株)三宅島自動車サービス工場

12/ 7本部青年経営研究会「講演会」
     
〜電気自動車の動向とリチウムイオン電池自動車Eliica(エリーカ)の開発〜
 去る11月22日(火)18時より、東京都自動車整備教育会館において本部青年経営研究会(臼井克美代表幹事)が開催された。
 当日は各支部の青研90名が集まるなか、慶応義塾大学政策・メディア研究科電気自動車研究室の河上清源氏を講師にお招きし、「電気自動車の動向とリチウムイオン電池自動車Eliica(エリーカ)の開発」をテーマに講演会を開催した。

 講演はリチウムイオン電池と電気自動車の基礎と最新技術、構造などを中心とした内容となり、大型リチウムイオン電池の開発が電気自動車の発展に大きく関与したことが解説された。また、電気自動車エリーカの実験ビデオが上映され、元F1レーサーの片山右京氏が運転するポルシェ911ターボをエリーカが圧倒的な加速力で追い抜くシーンでは会場から感嘆の声があがるなど、参加者は電気自動車のもつポテンシャルに驚きを隠せない様子であった。

本部青研臼井代表幹事の挨拶


慶応義塾大学政策・メディア研究科
電気自動車研究室河上清源講師
 河上氏は「これまで電気自動車には『非力』というイメージがあったが、大型リチウムイオン電池の登場で実用化に拍車がかかった。日本は諸外国と比べ、レシプロエンジンの研究開発で後発というハンデを負ってきた歴史があるが、電気自動車開発においては一歩進んでいる。将来的に日本が世界市場を牽引する可能性が高い」と述べた。

 また、「エリーカは設計上、メンテナンスフリーである。交換の必要があるものは強いていえばタイヤとブレーキパッドくらいのもの。電気自動車は、自動車のような熱力学や燃焼工学の知識を必要とせず、簡単な公式が理解できれば設計することができる。我々は自動車の素人である文系学部の『政策・メディア研究科』であるが、エリーカを製作することができた。自動車整備事業者ならば、自作パソコンのように部品を取捨選択し、自社ブランドの自動車を制作する事が将来できるかもしれない」と語った。

 2時間にわたる講演は好評のうちに幕を下ろし、参加者からは「電気自動車の登場によって、これまでの自動車整備という概念から脱却することが必要になるのでは」といった声が聞かれた。

11/10第7回整友会開催
     〜東整振・都整商の歴代OB 45名が集結〜

 去る11月9日(水)、16時より西新宿の「京王プラザホテル」において第7回「整友会」を開催した。
 「整友会」は、業界諸先輩方への感謝を込めて、現況報告や先覚者各位のご意見を伺う機会を設け、一層の親睦を深めることを目的に平成11年度に設立され、昭和59年以降の東整振・都整商の役員(理事・監事)歴任者等の方々が中心となって構成しているもので、当日は、執行部、ブロック長、支部長、委員長・座長、支部青研の皆様にもご参加願い、総勢45名が集合した。
 中田常務理事の司会により開会、挨拶に立った森勇整友会会長は「今年も大勢の皆様とこうしてお会いできた事を心から幸せに思っている。自分が子供の頃は人生50年といわれていた。現在の平均寿命は80歳となり日本も長寿国となった。医学の進歩とともに、国民の生活も向上してモノも豊富になった。これもひとえに、戦中戦後の混乱期に皆様方がご苦労したお陰だと感謝申し上げる。しかし残念な事に、豊かになった反面、お年寄りへの労わりや他人への思いやりの心など、心の温かさが失くなったような気がする。若い人たちはこの社会を築きあげてこられた方々へ感謝の気持ちと敬愛の念を持って、希望に満ちた社会を築きあげていただきたい」と述べた。
 続いて、塩沢会長理事長は「昨年は、自動車業界全体が車検期間延長問題で大きく揺れ動いた1年であった。東整振都整商としても支部役員皆様のご協力をいただき22回にわたる早朝研修会を通じて国会議員の先生方に要望活動を行うと共に、日整連主催の『車検期間見直しに関する総決起大会』に参加し、安全と環境を守ることの重要性を広く訴えてきた。この結果は、自家用乗用車の車検期間延長については触れることなく今回は決着をみた。また、自動車整備教育会館並びに多摩支所施設を活用して、新技術に対応する各種研修講習会等を開催して会員組合員の技術力向上に努めているところである。特に、会員従業員に対する技術力アップの動機付けが大変重要であると考え、その意味において、昨年は整備技術向上を目的とした自動車整備技能競技東京大会を開催した。今年6月には予選大会を勝ち抜いた5ブロック代表5チーム10名の選手による東京大会決勝競技を実施し、決勝大会で選出された練馬ブロック代表2名の選手は、全日本自動車整備技能競技大会での優勝を目指して数ヶ月にわたり実技特訓に励んでいる。自動車整備業界を取り巻く環境は大変厳しいものがあり、これからも『駐車違反金未納者の継続検査拒否』『ワンストップサービス』『公益法人制度の改革』等々、課題は山積しているが、一つ一つ着実に取組んでいきたい」と述べた。
 引き続き、橋専務理事から、最近一年間の業界の近況について報告が行われ、石塚副会長の乾杯の音頭により懇親会を開催した。
 懇親会において、浦野了相談役から「業界を引退してから10年となるが、自分の車をディーラーの工場へ持っていったり、家電製品を買ったり、家族と食事に行く時に、店の客扱いが利に叶っていないときに遭遇することがある。サービス業としてのあり方を強く感じるわけだが、その度に自動車整備業界はどうだろうかと思うことがある。都合のいいところに自動車の制度が活用され、駐車違反の確認までするような時代となった。これからも、益々国民の生活安全のために頑張っていただき、後進のご指導をお願いいたしたい」と挨拶をいただいた。
 引き続き、福井忠雄相談役は「整備業界は益々厳しくなり、現在の役員の方々は特に大変だと思う。ブロック長支部長の方々も、支部の方々の意見をまとめたり、慰留することにご苦労されていると思う。しかし、世の中が変わっていく事は仕方ないことでもあるので、皆様方がいつまでもお元気で、後輩の面倒を見て欲しいと思う」と述べた。
 懇親会では、従来の整友会とは趣向を変えて、歌手の山本愛さんをお招きしての歌とトークによる歌謡ショーを交えて、懇親を深めた。
 最後に谷古宇副理事長の中締めにより、第7回の整友会は終了した。

9/26平成17年度第1回 東整振技術講習所 講師研修会

 去る9月24日(土)10時より東京都自動車整備教育会館において、平成17年度第1回 東整振技術講習所講師研修会を開催した。

 当日は、東整振技術講習所講師31名が出席する中、「新技術勉強会」と「今後の講習実施」についての研修を行い、講師への情報提供並びに講習実施上の問題点等について、東整振技術講習所事務局と意見交換を行なった。
 勉強会では、東整振専任講師より「DPD(ディーゼル・パティクレート・ディフューザ)」「ECB2システム(Electronically Controlled Brake System2)」「ハイブリッドシステム」等の新技術に関する情報を講師陣へ提供した。
 今後の二種養成講習実施について、事務局より受講生数の推移や登録学科試験等の状況を説明、各教場の現状を伝えることにより、受講生の整備士資格取得に関する現況情報を講師陣と共有した。
 また、意見交換会では、実習時の工具類を更に充実して欲しい等の要望が出された。

 ■新技術勉強会における質問

6/10役員研修会「個人情報保護法について」
    〜整備工場の個人情報保護法対応〜

 去る6月8日(水)午後3時30分より、東京都自動整備教育会館において(株)損害保険ジャパン営業企画部AIRジャパン経営相談室長の田中史孝氏を講師に迎え、「整備工場の個人情報保護法対応」をテーマに役員研修会を開催した。

 当日は東整振都整商の役員が参加するなか、最近の個人情報漏洩事例から、自動車整備業における個人情報の重要性と情報漏洩による「信頼失墜」や「顧客離反」が財務的損失に繋がるというケースを挙げ、「個人情報は高い財産的価値であり、企業競争力の泉源である」ことや、日頃からの「情報管理」の重要性等についての研修が行われた。

2/17平成16年度 東整振技術講習所講師研修会・永年担当講師の講習所長表彰式

 去る2月12日(土)、10時より東京都自動車整備教育会館において、「平成16年度東整振技術講習所講師研修会」並びに「永年担当講師の講習所長表彰式」を開催した。

 当日は、東整振技術講習所講師等29名が出席する中「講師意見交換会」が行われ、永きに亘り担当された講師陣より技術講習等についての活発な意見が交わされた。

 

 交換会終了後に挙行された「平成16年度永年担当講師東整振技術講習所長表彰式」では、塩沢講習所長より永年に亘り東整振技術講習所の講師を務められた方々へ表彰状が授与された。

 また、自動車整備教育指導者として永年に亘り従事された功績として、去る1月27日に開催された「日整連第87回通常総会」において各振興会へ伝達された「日整連会長表彰」の受賞者が紹介され、表彰状が手渡された。


永年担当講師表彰を受賞された方々
左上 : 飯塚 聡 氏、右上 : 田崎 三郎 氏
左 : 鈴木 好男 氏、右 : 筒井 信廣 氏


自動車整備士教育の問題点について語る石神氏

 

 表彰式終了後、石神輝男氏を講師に迎え、自動車整備士教育の問題点について研修会が行われた。

1/1平成17年 年頭所感(塩沢優介 会長理事長)


   平成17年 年頭所感   塩沢優介 東整振会長・都整商理事長 新年挨拶  

11/22車検期間見直しに関する総決起大会〜全国から1,000名の整備事業者が結集〜
      「安易な車検期間延長に断固反対」

『安易な車検期間への反対』に関する決議(300k)
『安易な車検期間への反対』に関する決議理由(612k)
『安全・快適なクルマ社会を担う整備事業者として、安易な車検延長は到底容認できない』(585k)
『車検期間見直しに関する調査データ』(日整連車検問題プロジェクトチーム)(2.9M)

 
 去る11月29日(月)千代田区有楽町の「よみうりホール」において、日本自動車整備振興会連合会、日本自動車整備商工組合連合会主催による「車検期間見直しに関する総決起大会」が開催された。

 当日は、全国の都道府県整備振興会から約1,000名の整備事業者が参集するなか、坪内恊致日整連・整商連副会長の開会宣言により開会した。

豊ア寛 日整連・整商連会長の開会挨拶

  開会の挨拶に立った豊ア寛 日整連・整商連会長は「規制改革・民間開放推進会議は、自動車検査制度等の抜本的見直しを掲げ、車検期間の延長を主張しているが、これらの論議は、なんら科学的データの裏付けもなく、『官製市場の打破』あるいは『国民負担の軽減』という美辞麗句のもとで進められており安全で快適なクルマ社会の維持発展に向け、その社会的使命を自覚し貢献してきた整備事業者としては、到底容認しがたいものである。本日の大会において、関係団体やユーザー代表の皆様のご意見も併せて頂戴し、自動車整備業界の総意として、客観的データを基にした多角的かつ冷静な検討・判断を求め、『安易な車検期間延長への反対』を訴えていく所存である」と述べた。

 


亀井善之 衆議院議員の来賓挨拶
 ご来賓として挨拶を述べた亀井善之衆議院議員は「昨年12月の自動車整備議員連盟総会において車検の延長問題に関する陳情をいただき、国民の健康と安全を守る立場から整備議連として採択した。車検の有効期間見直しにあたっては、安全を確保し、交通事故や環境汚染が増加することのないよう判断すべきである。皆様方の意見をよく聞き、整備議連として対応していきたい」と述べた。

樋口忠夫 日整連・整商連専務理事の
基調報告
 はじめに樋口忠夫 日整連・整商連専務理事より基調報告が行われ、車検期間が延長された場合の問題点や環境への影響、実態に即しない国民負担の軽減等について報告した。
 引き続いて、それぞれの立場から車検期間見直しに対する見解を発表し、振興会各ブロック(9ブロック)の代表から車検有効期間が見直された場合の問題点等についてアピールした。
  ゲストスピーカーとして、関連団体を代表して日本自動車販売協会連合会 石井清 平新車・サービス委員会委員長、全国軽自動車協会連合会 高重尚文専務理事、日本中古自動車販売協会連合会 近内篤雄常務理事がそれぞれ団体の立場における車検期間見直しについて見解を表明した。


関東ブロックを代表して見解表明する
中山春雄 神奈川県整振会長

「クルマは文化だ」と語る
俳優の石田純一さん
 また、一般ユーザーを代表して俳優の石田純一さんは「クルマは文化、クルマは生活である。クルマを支えているのは皆様方。予防というのは重要な柱のひとつである。安全と健康はこれからの大きなテーマである」と自動車ユーザーからの意見を述べた。

 決議採択では、横田英一 日整連・整商連副会長が決議文を読み上げ、参加者全員が起立し「エイエイオー」のかけ声をもって「安易な車検期間延長への反対に関する決議」を採択した。

 最後に後藤久幸 日整連副会長の閉会の辞により「車検期間見直しに関する総決起大会」は幕を閉じた。



   参加者全員によるエイエイオーのかけ声とともに決意表明。
   全国から1,000名の整備事業者が会場を埋め尽くした。
   東整振からは110名を超える会員が参加

11/22本部青年経営研究会「講演会」
    〜塩沢会長理事長が「これからの青研に期待します」をテーマに講演〜

   
 車検期間見直し動向と対応状況等について講演する塩沢会長理事長
 去る11月19日(金)18時から、東京都自動車整備教育会館において本部青年経営研究会「講演会」を開催した。

 各ブロックから青研メンバー40名が参加するなか、臼井克美本部青研代表幹事((有)ムツミ自動車:板橋支部)、鈴木秀男副理事長挨拶の後、塩沢会長理事長を講師に、「これからの青研に期待します」をテーマに講演を行った。

 当日は、事前に青研メンバーから塩沢会長理事長に質問が寄せられ、塩沢会長がこれに応える形で講演が行われた。

鈴木副理事長挨拶

本部青研臼井代表幹事の挨拶
 当日寄せられた質問は「リコール隠しの問題があるが、ブレーキパッドやタイヤがすり減っている状態で走行している車は、欠陥車と同じである。定期点検の実施率を上げ、欠陥車を減らすために振興会としての方策は検討されているのか」「車検延長の問題が出てから、今まで以上に点検整備の必要性をアピールするラジオCMや新聞折込の広報活動が活発に行われているのはすばらしいが、今後も継続的に行って欲しい」「車検制度はどのように変わるのか。整備工場に対する指導や行政処分がかなり厳しい状況が見られるがその背景は。また、今後整備業界はどのようになるのか」等。
  これらの質問に対し塩沢会長理事長は、現在東整振で実施している早朝研修会、ラジオ広報、新聞広報、のぼり旗配布等の法規税制対策事業の推進状況、車検の有効期間延長問題の動向として現在検討されている国土交通省基礎調査検討会の開催状況等についての講演を行った。

10/18第6回整友会開催 〜東整振・都整商の歴代OBが集結〜
 平石クリニック院長・平石貴久氏を講師に迎え「プロスポーツ選手の体づくり、健康づくりを教えましょう 〜君は松井か、清原か?〜」をテーマに講演会を開催

 去る10月15日(金)、14時より「東京都自動車整備教育会館」において第6回「整友会」を開催した。
 「整友会」は、業界諸先輩方への感謝を込めて、現況報告や先覚者各位のご意見を伺う機会を設け、一層の親睦を深めることを目的に平成11年度に設立され、昭和59年以降の東整振・都整商の役員(理事・監事)歴任者等の方々が中心となって構成されている。


塩沢会長理事長の挨拶
 当日は、執行部、ブロック長、支部長、支部青研の皆様にもご参加願い、総勢35名が集合した。
 中田常務理事の司会により開会、挨拶に立った塩沢会長理事長は「現在、車検制度の見直しが行われており、国土交通省において『自動車の検査・点検整備に関する基礎調査検討会』が設置され、データの分析がなされているところである。本会としては、現行の自動車の検査・整備制度の基本を維持すべく、安全と環境の面で後退がないよう法規税制対策事業として、早朝研修会の開催、のぼり旗の配布掲出、新聞発行等を実施し、組織的な対応を図っている。業界環境は大変厳しいものがあるが、諸先輩の皆様には、今後ともご指導ご鞭撻を賜りたい」と述べた。

 引き続き、中田常務理事から、最近一年間の業界の近況について報告が行われた。
講演会では、「おもいっきりテレビ(日本テレビ系列)」やスポーツ番組などで活躍中の、平石クリニック院長の平石貴久氏を講師に迎え、「プロスポーツ選手の体力づくり、健康づくりを教えましょう〜君は松井か、清原か?〜」をテーマに講演会を開催した。

 平石先生は、Jリーグ柏ソレイユのチームドクター、巨人軍清原和博、高橋由伸、格闘家高田延彦、桜庭和志、陸上の室伏広治選手などの健康管理を指導されている傍ら、講演会など、幅広い分野でご活躍されている。


平石貴久氏の談話に会場は引き込まれていた
 講演は「スポーツ選手と3大栄養素の関係、病気にかかる人とかからない人の差は自己免疫力にある。自己免疫力を高めるには、3大栄養素を理解する必要があり、細胞膜を酸化させないことが必要である。酸化を防ぐには、小松菜、しそ、パセリ、ブロッコリー等の抗酸化食品、乾燥ひじき、もずく、板こんにゃく等のアルカリ性食品を摂取することである。グリセミック指数による食品(食べてその日にエネルギーになるもの、食べて数日後にエネルギーになるもの)、乳酸菌とオリゴ糖の摂取について、最新の医学状況」などの内容について行われ、会場内からは、あらためて普段の健康管理に心がけるべきと感動の声があがっていた。

森整友会会長の挨拶
 講演会終了後、挨拶に立った森勇整友会会長は「この会は年1回であるが、こうやって皆様方とお会いすることによって昔を思い出し、そして、これからの夢と希望を持って新しい時代を乗り越えていきたいと思う。夢と理想を持つことが、人間の心を若くすると言われている」と述べた。

福井相談役の挨拶
 引き続き、福井忠雄相談役から「世の中が大きく変わっているが、それを乗り越えていくのが、経営者として先輩としての務めである。業界も様変わりしているが、現執行部も頑張っていただいている。我々も側面からサポートさせていただきたい」とご挨拶をいただいた。

河野副会長の挨拶と乾杯の音頭
 河野道雄副会長の「毎年毎年この会が発展するように、先輩方のご指導をいただきたい」という乾杯の音頭により懇親会を開催した。

上野副理事長の三情一本締による閉会
 最後に中締めに立った上野副理事長は「『過ぎて悔やむな人生を、空しく過ごすな今日の日を』と法話の一節を紹介し、「家庭は愛情、友達は友情、商売は繁盛」と3情一本締めにより、第6回の整友会は終了した。

7/14東整振都整商 役員研修会

〜理事監事を対象に振興会商工組合の役割等について研修〜

  去る7月7日(水)、東京都自動車整備教育会館において、振興会商工組合の理事監事を対象に「役員研修会」を開催した。
当日は、塩沢会長理事長から、振興会のこれまでの歴史、ブロック・支部の仕事と役割、規制緩和の流れ、行政と振興会の関係などについて講演が行われた。
引き続き、東整振都整商顧問の原達氏により、「振興会商工組合の性格と理事監事の職務」「我が国社会における整備業界の役割」「振興会商工組合の団体としての性格」「日整連整商連と地方振興会商工組合の関係」「理事監事の職務」等をテーマに研修を行った。

 

塩沢会長理事長の講演 原顧問による研修
2/18平成15年度 東整振技術講習所講師研修会・永年担当講師の講習所長表彰

 去る2月14日(土)15:00より、「東京都自動車整備教育会館」において、「平成15年度東整振技術講習所講師研修会」並びに「永年担当講師の講習所長表彰式」を開催した。
 当日は、東京トヨペット潟Tービス部サービス技術グループより講師を迎え、東整振技術講習所講師等71名が出席する中、燃料電池をテーマに研修会が行われた。


燃料電池をテーマの研修会に耳を傾ける講習所講師陣

 燃料電池とは、水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を作るもので、水素をマイナス極に供給すると水素はマイナス極の触媒上で電子を放出し、電子はマイナス極からプラス極へ流れていき、電気が発生するシステム。
 電極と高分子電解質膜をセパレーターでサンドイッチにした構造で、このワンセットをセルと呼ぶ。1つのセルの電圧は1V以下と小さいため、数百のセルを直列に接続して電圧を高めるようにしたパッケージが燃料電池スタックと呼ばれているもの。
 副産物としては水が生成されるだけの環境に優しい、且つ、電気エネルギーへの交換効率が高い画期的システムとして脚光を浴びている。
 近年、燃料電池自動車は市販されており、寒冷地での技術的な課題に取り組んでいる段階とのこと。

 また、研修会終了後に挙行された「平成15年度永年担当講師東整振技術講習所長表彰式」では、永年にわたり東整振技術講習所の講師を務められた方々へ塩沢講習所長より表彰状並びに記念品が授与された。


表彰を受賞された方々(左より熊谷 昌充 氏、塩沢講習所長、野中 一史 氏、飯塚 聡 氏)

1/1平成16年 年頭所感(塩沢優介 会長理事長)

   平成16年 年頭所感   塩沢優介 東整振会長・都整商理事長 新年挨拶  

12/11指定整備不正防止事業者大会を開催  〜不正行為を許さない
     1,530名の指定整備事業者が結集



会場を埋め尽くす出席者
 去る12月9日(火)13時30分より九段会館(千代田区九段)において「指定整備不正防止事業者大会」を開催した。当日は都内指定整備事業者1,530名が出席し九段会館ホール3階席までも埋め尽くした。

萩原議長の挨拶
第1部 指定整備不正防止事業者大会

●開会挨拶
 はじめに、指定工場協議会 萩原道夫議長は、「東京において指定整備に係る不正が立て続けて発生している。大多数の事業者が社会の安全と環境を守る為、日夜努力をしている中、一部の事業者による不正行為は信頼され任されている指定整備制度の根幹を揺るがし、指定工場に対する信頼の失墜という誠に残念な事態であると言わざるを得ない。指定工場協議会として、整備業界全般に多大な影響を及ぼすこのような不正行為の再発を防止し、自動車整備業界の社会的信頼を回復させねばならないという固い決意のもとに事業者大会を開催する運びとなった」と開会の挨拶を述べ、大会開催を宣言した。
 続いて塩沢優介会長より「残念ながら一握りの事業者の不正行為によって整備業界全体の信頼が失われる。一旦失った信頼回復は大変なことである。本日の大会は少しでも早く不正防止を図ろうという協議会の固い決意により開催する運びとなった。正面に掲げてあるスローガン『しないさせない不正行為 私たちが許さない』という強い意志のもとに本大会が成功するよう心からお願い申し上げたい」と主催者挨拶を述べた。


塩沢会長の挨拶

関東運輸局自動車技術安全部
小田部長の挨拶

●来賓挨拶
 又、ご来賓の挨拶として国土交通省関東運輸局自動車技術安全部 小田曜作部長より「日頃より自動車整備事業の運営については、各研修等において不正防止の徹底をお願いしているが、本年9月に一部の指定事業者による不正が発生した。平成13年にも不正があり、その防止対策を行っていたにもかかわらず再発したのは残念なことである。大会に出席されている事業者の方々においては、今回の問題を当該事業者のみならず業界全体が社会より厳しく問われるとの認識をして頂いた上で、関係者が不正行為の撲滅に真に取り組み、全力を傾けて社会の信頼を回復されるよう頑張って頂きたい」と述べられた。

土肥副議長から
スローガンの発表
●スローガンと大会宣言
 指定工場協議会 土肥紀久副議長より大会スローガンの発表があり、出席者全員が起立・復唱し、指定整備事業者としての自覚を高めた。
スローガン
1.しない させない 不正行為 私たちが許さない
1.徹底しよう「点検整備」と「完成検査」
1.安心を 届ける心 忘れずに
1.安全と環境を守り 信頼ある業界を目指そう

萩原議長の大会宣言
   指定整備不正防止事業者大会  宣言

私たち指定整備事業者は、点検整備並びに完成検査を確実に実施するとともに、指定整備全般にわたる管理の充実を徹底し、「しない させない不正行為」を合言葉に、一丸となって不正行為の排除に努め、車社会の安全と環境を守り、都民から信頼される指定整備事業者となることを誓い、ここに宣言します。
     平成15年12月9日
     (社)東京都自動車整備振興会
     指定工場協議会 議長 萩原道夫

萩原副議長の閉会挨拶
●閉会挨拶
 指定工場協議会 萩原勇副議長は「大会宣言を確実に実行する認識をもって、最後に右手を挙げてエイエイオーを3回コールさせて頂きたい」と閉会の挨拶を述べ、出席者全員が拳を突き上げ、閉会した。

出席者全員が拳を突き上げて不正防止を誓った

関東運輸局東京運輸支局
久松支局長の挨拶

第2部 指定自動車整備事業不正防止研修会

 第2部「指定自動車整備事業不正防止研修会」が関東運輸局東京運輸支局協力のもと開催された。
  研修会開催にあたり、久松孝支局長は「不正改造車の排除活動として、昨年8月以降の4ヶ月間、支局構内駐車場での不正改造車132台に対し保安基準適合の改善を施し、52台について整備命令書を交付した。今後も不正改造車排除について鋭意取り組んでいきたい。指定工場の不正行為が最近増加している。2年前の専業事業者による事件に端を発し、総点検を実施している中、最近になってこのような事件が起こった事が残念でならない。9月には『指定自動車整備事業に係る不正行為の防止の再徹底について』等の通達が出されているので、今後さらに気を引き締めて遵法精神基本に健全な事業の運営を行って頂きたい。基本に戻り、ユーザーの信頼を得るための努力を地道に築き上げて頂き、今後益々の努力を期待したい」と挨拶を述べた。


東京運輸支局整備課
傳専門官、山室専門官
 続いて支局整備課 傳春男専門官・山室富志夫専門官より「整備事業者の遵守事項等」「事業場管理責任者の業務とその実務」等についての研修が行われ、15:40終了した
   

10/17第5回「整友会」 〜東整振、都整商の歴代OBが集合〜
     元NHKアナウンサー
西田善夫氏を講師に迎え「名監督の会話術
      〜常総学院・木内監督と選手達」をテーマに講演会を開催

 
     
 
森整友会会長の挨拶
 
塩沢会長理事長の挨拶
 
西田善夫氏の講演
 
石塚副会長の挨拶と乾杯の音頭
 
福井相談役の挨拶
 
わざわざ名古屋から駆けつけていただいた浦野相談役の挨拶

中嶌副理事長の閉会の挨拶

  去る10月16日(木)、午前11時より「ホテル海洋」において第5回「整友会」を開催した。
 「整友会」は、業界諸先輩方への感謝を込めると共に、業界情勢の現況報告や先覚者各位のご意見を伺う機会を設け、一層の親睦を深めることを目的に平成11年度に設立され、昭和59年以降の東整振・都整商の役員(理事・監事)歴任者等の方々が中心となって構成されたもの。業界の動向を占う貴重な機会である。

 当日は、執行部、ブロック長、支部長の皆様にもご参加願い、総勢37名が集合された。?橋専務理事の司会により開催、挨拶に立った森 勇整友会会長は「年に一度の会ではあるが、今回で5回目を迎えることができた。私も皆様方の後輩である。これからも皆様と共に頑張っていきたい」と述べた。
 続いて、塩沢会長理事長は「今年は『振興会定款改正』を行い、正会員と賛助会員を区分化し、業態別支部を設立した。また念願であった教育施設を併設した『多摩支所』も本年4月に完成。我々はこの施設を、会員組合員の要望に沿うように活用する必要がある。非常に緊迫した当会の情勢を乗り越え、少しでも皆様方に喜んでいただけるような運営を目指すため、今後とも諸先輩のご鞭撻を賜りたい」と挨拶を述べた。
 引き続き、高橋専務理事から、最近一年間の業界の近況について報告が行われた。
 11時30分からの「講演会」では、元NHKアナウンサー・解説委員の西田善夫氏を講師に迎え、「名監督の会話術〜常総学院・木内監督と選手達〜」をテーマに講演会を開催した。
 西田氏はNHKアナウンサー・解説委員を経て、現在、東京都北区教育委員、聖学院大学・日本体育大学大学院で講師を務めるほか、地域に密着した講演者として活躍されている。
 また、本会会員事業場のご息女と西田氏のご子息が結婚されているため、業界には非常に親近感があるとのこと。
 講演では、NHKアナウンサー時の体験から、「日米の監督選任基準の違い」「スポーツと言葉」「人を育てるということ」「前向きなメッセージが人に与える影響」を常総学院・木内監督と選手達のエピソードをもとに語った。
 野球ファンならずとも興味深い講演で、軽快なテンポから繰り出される話に、会場からは笑いと感動の声が交互にあがっていた。
 講演会終了後、石塚副会長の挨拶と乾杯の音頭により懇親会を開催した。
 また、当日出席された浦野了顧問より「車検延長の話題が挙がっている。車両各種の使用頻度や、ユーザの運転のクセを考慮し、愛車に対する『ホームドクター』として業務を行うべきである。我々は技術を売る『小売店』である。優れた商品を持つことが発展の秘訣になる」、福井忠雄顧問からは「第14回全日本自動車整備技能競技大会が11月8日に行われる。選手を送り出すにあたり、最新の整備機器を設備した教育会館を活用し、東京代表チームが優秀な成績を残す事を期待している」と、ご挨拶をいただいた。
 旧交を温める東京の整備業界で役員として功労された方々の懇談は、尽きることはなかった。
 最後に、中嶌副理事長の閉会の挨拶をもって、第5回の整友会は幕を降ろした。


9/10支部青研代表「講演会」
     〜塩沢会長理事長が「自動車整備三団体の現状と今後の動向」について講演〜

 去る9月10日(水)18時30分から、東京都自動車整備教育会館において支部青研代表「講演会」を開催した。
 当日は、支部青研メンバー30名が参加するなか、笹本英之本部青研代表幹事((株)城東自動車整備:江東支部)、遠藤英二副会長の挨拶の後、塩沢会長理事長を講師に、「自動車整備三団体の現状と今後の動向」をテーマに講演を行った。
 塩沢会長理事長は講演の中で、「自動車の保有台数は増加している。また、都内の人口や世帯数も増加傾向にある。人口が増えれば保有台数の増加が期待でき、整備需要が増える可能性もある。自動車整備業界は、車検市場を中心に熾烈な競争に突入した。これまでの『制度に守られた業界』から『競争を前提とした業界』への変革を強要される厳しい環境が続いている。これからも国民の自由な選択肢を支えるために『規制の緩和と撤廃』は続くであろう。国の中小企業政策も『努力する人だけを応援する』姿勢に方針転換している。日整連の『自動車整備業のビジョン・21世紀への挑戦』では、2010年には、限られたパイの中で競争能力を持つ適正経営規模の事業場の3分の2が生き残り、他は淘汰される可能性があると指摘している。変革しないと駄目になるという危機意識を会員、事務局職員が共有することが必要である」と述べ、これからの整備業界を担う青研メンバーの方々に、現在の東整振、都整商、東政連の整備三団体が置かれている現状についての理解を深めた。

2/18 平成14年度 東整振技術講習所講師研修会
     〜IPDMをテーマに研修会開催〜
 去る2月15日(土)、「東京都自動車整備教育会館」において、「平成14年度東整振技術講習所講師研修会」並びに「永年担当講師の講習所長表彰」を開催した。
 当日は、東整振技術講習所講師90名が出席するなか、日産自動車(株)電子技術本部電子電装システム開発部電子システム計画グループより講師を迎え、IPDF(Intelligent Power Distribution Module) をテーマに研修会を開催した。
 IPDFとは、ヘッドランプ、ワイパー、ドアロック、ターン&ハザードランプ、エンジン電源、トランスミッション電源等、車両電装品の負荷及び電源の制御を行うシステムのことで、本システムの採用によりハーネスや部品点数削減、信頼性向上、コスト低減を行うことができるというもの。
   
塩沢講習所長の挨拶 IPDMをテーマにした研修会に耳を傾ける講習所講師陣
永年担当講師表彰を受ける五十嵐 義章 講師(代理) 日整連会長表彰を受賞された方々(左=中沢 寿 氏、中央=塩沢講習所長、右=榎本 俊弥 氏)
 また、研修会終了後に挙行された「平成14年度永年担当講師東整振技術講習所長表彰式」では、永年にわたり東整振技術講習所の講師を務められた方へ塩沢講習所長より表彰状が授与された。
 また、自動車整備教育指導者として永年にわたり従事された功績として、去る1月29日(水)に開催された「日整連第83回通常総会」において、各振興会へ伝達された「日整連会長表彰」の受賞者が紹介され、塩沢講習所長より表彰状が手渡された。


 2003年賀詞交歓会
   平成15年東整振都整商賀詞交歓会(2003年1月9日)
 平成15年 年頭所感
   平成15年、塩沢優介 東整振会長・都整商理事長の新年挨拶
10/17第4回「整友会」  東整振、都整商の歴代OBが集合
     〜TBS野球解説者 杉下茂氏を講師に迎え「フォークボール一代」 を
      テーマに講演会を開催〜
 
     
 
森整友会会長の挨拶
 
塩沢会長理事長の挨拶
 
杉下茂氏の講演
 
菱沼副会長の挨拶と乾杯の音頭
 
三団体の執行部を紹介
 
わざわざ名古屋から駆けつけていただいた
浦野相談役の挨拶
 
福井相談役の挨拶
 
会場内に展示された絵画について説明される保科誠氏
   去る10月17日(木)、午前11時より「東京都自動車整備教育会館」において第4回「整友会」を開催した。

 「整友会」は、業界諸先輩への感謝を込めて、業界情勢の現況報告や先覚者各位のご意見等を伺う機会を設け、一層の親睦を図ることを目的に平成11年度に設立されたもので、昭和59年以降の東整振、都整商の役員(理事・監事)歴任者等の方々が中心となって構成されたもの。

 当日は、執行部、ブロック長、支部長の皆様方にもご参加願い、総勢44名が集合されたなか、高橋専務理事の司会により開会、挨拶に立った森勇 整友会会長は「年に1回の会ではあるが、今回で4回目を迎えることができた。私も皆様方の後輩である。これからも皆様方と共に頑張っていきたい」と述べた。
中嶌副理事長の閉会の挨拶
   

 続いて、塩沢会長理事長は「整友会も前福井会長理事長からバトンタッチされ、今回で4回を迎えることができた。この『東京都自動車整備教育会館』は諸先輩方のご尽力により本年5月にやっと竣工することができた。本会館2階の実車実習室は注目を浴びているので、是非ご覧いただきたい。会員組合員の要望に沿うように、少しでも皆様方に喜んでいただけるような運営を目指したい。また、併せて、公益法人としての役割も果たしてゆきたい。今後とも、諸先輩のご指導を賜りたい」と挨拶を述べた。 引き続き、高橋専務理事から、最近1年間における業界の動きについての報告が行われた。

 11時30分からの「講演会」では、現在TBSで活躍中の野球解説者 杉下茂氏を講師に迎え「フォークボール一代」をテーマに講演会が開催された。杉下氏は、中日ドラゴンズ投手から、同球団監督、阪神タイガース監督、読売ジャイアンツコーチ等を経て、現在TBS野球解説者として活躍している。

 講演では、杉下氏の生い立ちから、実兄から受けた野球への影響、現役時代の『フォークボール』を生み出すまでの苦労話、読売ジャイアンツピッチングコーチ時代のエピソード等、野球ファンならずも興味深い講演で会場は大きく盛り上がり、杉下氏の講演に釘付けになっていた。

 講演会終了後、菱沼副会長の挨拶と乾杯の音頭により懇談会を開催した。

 また、当日出席された整備三団体執行部が紹介され、浦野了相談役、福井忠雄相談役から、ご挨拶をいただいた。 「東京都自動車整備教育会館」における整友会開催は初めてということもあってか、東京の整備業界で役員として功労された方々の懇談は話題が尽きることがなかった。 最後に、中嶌副理事長の閉会の挨拶により第4回の整友会を終了した。




  東京都自動車整備教育会館竣工式/東整振創立50周年記念式典 (2002年5月9日)


 2002年合同賀詞交歓会
   平成14年整備3団体合同賀詞交歓会(2002年1月9日)
 平成14年 年頭所感
   平成14年、福井忠雄 東整振会長・都整商理事長の新年挨拶
 
10/17第3回「整友会」
      〜NHK解説委員 影山日出夫氏を講師に迎え
       「小泉政治−高支持率政権の危うさ−」をテーマに講演会を開催

 去る10月23日(火)、11時より「ホテル海洋」において第3回「整友会」を開催した。
「整友会」は、業界諸先輩への感謝を込めて、業界情勢の現況報告や先覚者各位のご意見等を伺う機会を設け、一層の親睦を図ることを目的に一昨年度に設立されたもの。
 整友会の構成は、昭和59年以降の東整振、都整商の役員(理事・監事)歴任者等を中心にしたものだが、今回より現役の理事の皆様方にもご参加願い、執行部、ブロック長、ブロック青研代表者ら総勢60名が集合した。
 大橋専務理事から、最近1年間における業界の動きについての報告が行われ、福井会長理事長は、教育会館建設の進捗状況と来年に予定されている振興会創立50周年記念行事についての報告が行われた。
 12時30分からの「講演会」では、現在NHKテレビで活躍中のNHK解説委員 影山日出夫氏を講師に迎え「小泉政治−高支持率政権の危うさ−」をテーマに講演会が開催された。
 影山氏は、「小泉総理の支持率は国民によって支えられているが、ここ半年の中であまり大きな結果は残していない。小泉総理の唯一の武器は国民の支持率であり、この支持率を得るためには、常に自民党という敵と戦う姿勢を見せなければならない。この対決の構図が悪循環にはまってしまう。世論の支持だけで自民党と対決していたのでは戦略性はなく、行き詰まってしまう。小泉政治は、ある面では理想ではあるが、一方で妥協や調整が必要である。それを排除している所に最大の問題がある。高い支持率を持ちながら、何事も結果のないものになってしまう可能性がある」と、現在の小泉政権に対して辛口のコメントを述べた。
 講演会終了後、森勇整友会会長(森賛自動車(株))の挨拶の後、菱沼副会長の挨拶と乾杯の音頭により懇親会を開催した。  また、当日はブロック青研代表者にも臨席願い、ブロック青研代表者から最近の青研活動状況についての報告が行われた。  整備業界の一時代を役員として功労された方々、現在の執行部、理事、そして最前線の青研代表者らによる前向きの会話が弾むなか、塩沢副理事長の閉会の挨拶により第3回の整友会を終了した。

 
 平成13年 賀詞交歓会
 平成13年1月11日(水)に開催した賀詞交歓会の模様を掲載
 
 平成13年 年頭所感
 東整振会長・都整商理事長の平成13年の新年挨拶を掲載
 

▲BACK▲PAGE TOP