Tokyo Automobile Service Promotion Association
Tokyo Automotive Service Industry Commerce Association

    |共済関係ETC関係近代化資金関係


近代化資金関係

Q1.自動車整備近代化資金とは。
A.1  自動車整備業界と国が、それぞれ半分ずつ資金を負担して、その資金を 商工中金に預託し、合計金額の10倍、整備業界にとっては負担した資金の 20倍に相当する金額の融資を受け、利子補給と債務保証を行う制度です。 
製造期間
制度の流れ

Q2.近代化資金制度ができた理由は。
A.2  近代化資金制度が開始された昭和58年は、乗用車の3年車検制度が施行さ れるなど、整備業の経営環境が一層厳しさを増した時期でした。また、自動 車技術の進歩、ユーザーニーズの多様化にも対応していかなくてはならない 整備業界は、近代化・合理化が急務でした。そこで整備事業者の設備の近代 化、経営システムの改善を図る助成措置として、当制度が発足しました。

Q3.貸付の対象となる資金は。。
A.3 【設備資金】

次に掲げる機器の取得
認証基準工具・検査用機器・工場及び整備関係事務所の新設又は 改築等

【運転資金】

自動車整備事業分野に関する運転資金に限ります。

Q4.制度終了時の精算は。
A.4  この事業の終了は平成30年3月31日です。その時点で残余財産があっ た場合は半額を国に、残りは台帳に記載された出捐者に出捐比率に応じて配 分されることになります。

Q5.「出捐」と「出資」のちがいは。
A.5  出捐金とは:借入をする資格を得るための基金です。(借入金額の5%)出捐金とは出資金と異なり、一種の寄付金的な性格を持ち払戻・買戻といっ たことはありませんし、配当が出る等という資産形成の価値もありません。 (広辞苑…出捐とは金品を寄付すること)目減りとは(取崩し)出捐金の減少をいいます。

減少原因
利子補給  設備資金に対する組合員の借入利率を低利なものにする ため、基金より2%を上限とした利息を負担するもので、 本制度のメイン融資である為、目減り原因の75%を占め ます。(目減り割合は12年度実績)
代位弁済  貸付先組合員の事故に伴い、各商工組合の代わりに借入 先の銀行に延滞金を返済します。目減り全体の23%を占 めております。(目減り割合は12年度実績)
事務経費  整商連近代化資金関係費用で全体の2%を占めます。 (目減り割合は12年度実績)

Q6.商工組合員以外は利用できませんか。
A.6  原則としてできません。何か問題が発生した場合には、商工組合がさまざ まのリスクを負うことになりますので、組合員外の企業のために組合が責任 を負うといったことになりかねない為、まず、商工組合に加入することが求 められます。

Q7.出捐金は損金として落とせますか。
A.7  一度には経費で落とせません。繰り延べ資産勘定になります。また、出捐金が目減りした場合は、その年度ごとに商工組合から減額通知がありますから、それによってその分だけ損金で引き落とすということになります。

Q8.反復借入は可能ですか。
A.8  設備資金については、出捐金の枠一杯借りますと、一端完済しなければ繰 り返しの融資は受けられません。一方運転資金の場合は、返済途中でも枠が 残ればその分追加融資を受けられます。ただし、事業場の経営内容が悪化していれば、権利はあっても融資が受けられなくなるということもないとは言 えません。

Q9.申込から貸付実施までどのくらいかかりますか。
A.9 毎月月末に借入申込を締め切って、次の手順で実施します。

都整商へ申込
月末締切
審査委員会審査
翌月中旬から下旬
整商連でチェック
毎月10日から15日
中央金融審査委員会審査
毎月16日
都整商で貸付実施
申込の翌々月25日

Q10.連帯保証人の条件は。
A.10  条件はまず収入と資産があり、原則として65歳以下の健康な人と考えられ ています。

Q11.担保は必要ですか。また、担保順位が2番目でもいいですか。
A.11  担保は借入者の信用状態に応じて要求されますので、必ず担保設定するということは言えません。人間的に信頼の厚い人であれば、経営状態が少々悪 くても担保設定しないこともあります。また、担保の順位が2番目以下でも、 担保の価値さえあれば認められます。ただし、担保を設定している上位者が、 銀行、信金以外の場合は、2番でも通らない場合もあります。

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