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2018/09/12あなたの街の自動車整備士

あなたの街の自動車整備士 No.3



――整備士はどんな仕事だと思いますか?

自動車整備士は「お客様から感謝される」誇りある仕事だと思います。
クルマはエンジンを掛ければ動くのが"当たり前"、ブレーキを踏めば止まるのが"当たり前"と考えていらっしゃる方も多いとは思いますが、私はその"当たり前"の背景には適切なメンテナンスがあるのですよ、ということをお伝えしたいと考えています。
安全に運用するためには「運転」と「管理」の両方が適切に行われる必要があります。
高度な技術を搭載したクルマは、運転者をサポートする能力が高い反面、高度故にユーザー自身でメンテナンス(管理)をする※ことが難しくなってきています。何故かと言うと、専用の工具やシステム、知識・技術が必要となるからです。
そこをフォローするのが我々自動車整備士です。国が認めた知識と技能で自動車整備士がお客様をサポートします。
※自動車の保守管理は使用者の責任です

――整備士のやりがいを教えてください
私が自動車整備士のやりがいを実感する時は「感謝の言葉をいただいた時」です。
自動車整備士は、自動車の安心・安全を通じてお客様の生活をサポートしています。お客様と、そのご家族、乗車される方の生命を預かっているという責任感を持って仕事をしています。
しかし、お客様の中には「車検(定期点検)」に対してマイナスイメージを持たれている方もいらっしゃいますので、厳しいお言葉をいただくこともあります。点検整備という"見えづらいサービス"をご理解いただくことが難しいのは承知していますが、落ち込むこともあります。
そんな時、「ありがとう」の一言をいただくだけで、目の前がパッと明るくなります。
仕事時間の大半を車に向かって作業をすることが多く、人と接する時間が短い自動車整備士にとって、お客様からいただく「ひとこと」の影響はとても大きいものなのです。

――整備をしていて難しいな、と感じることはありますか
学習に対するモチベーションを維持することが一番難しいことだと思います。
自動車整備士は、自動車に次々と搭載される新機構や新技術を理解し、修理する能力を会得しなくてはいけません。
しかし、知識だけでは業務で活かせる技術とは言えません。学んだ知識を実際に業務で使える「技術」に熟成させる必要があります。また、蓄積した経験を活かすことで、故障探求の時間を短縮できます。勉強と経験が組み合わさって成長したんだ!と実感できる瞬間ですね。
「誰かにやってもらえばいい」という感覚では、お客様の信頼を得ることはできません。
自動車整備士は「日々修行」という仕事だと思います。

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