去る10月22日、総合規制改革会議アクションプラン・ワーキンググループが開催され、「自動車検査制度の抜本的見直し」について、規制改革会議委員と国土交通省側で公開討論が実施された。
新聞報道等によると、当日は、規制改革会議の委員側は「新車を買って最初の3年目に車検を受け、それ以降は2年おきに車検を受けないといけない。現行の車検制度は『車検有効期間を延長すべきだ』。技術進歩で自動車の部品の性能の向上が見られる。車検にかかるユーザーの負担も大きい。車検の周期を長くし、国民負担を軽減するべき」と意見提示した。
これに対し、国土交通省側は、部品の劣化や環境への影響をあげ、「自動車の検査・点検整備に関する基礎調査検討会」を10月27日に設置し、部品の劣化状況などに関する調査を行い、1年程度議論をしてから結論を出すとしている。国土交通省は、諸外国における車検周期や車検費用、総整備売上高の推移、技術開発の状況等について資料提出を行った。