最近、池袋駅西口付近の路上でRV車が歩行者に突っ込み次々にはねた事件など「危険ドラッグ」を吸引したことによる自動車の事故・事件が後を絶ちません。
危険ドラッグは、既に規制されている麻薬や覚せい剤の化学構造を少しだけ変えた物質が含まれており、「合法ドラッグ」や「脱法ハーブ」などと称して販売されるため、あたかも身体影響がなく、安全であるかのように誤解されていますが、大麻や麻薬、覚せい剤などと同じ成分が含まれており、大変危険な薬物です。
また、法の網をくぐりぬけるために「お香」「バスソルト」「ハーブ」「アロマ」など、一見しただけでは人体摂取用と思われないよう目的を偽装して販売されているほか、色や形状も様々で、粉末・液体・乾燥植物など、見た目ではわからないように巧妙に作られています。
また、「脱法ハーブ」は、乾燥植物に大麻に似た作用を持つ薬物(合成カンナビノイド)を混ぜ込んで造ったもので、大麻などの規制薬物よりも毒性が高い可能性があるほか、商品によって含有量が異なるため、体に及ぼす影響がわからず大変危険であるほか、料理で使う「ハーブ」やポプリ(芳香剤)とは異なるものです。
東京都では、危険ドラッグを根絶するため、専用のWebサイトを開設しているほか、電話による相談にも応じていますので、不審に感じた場合には下記まで相談するとともに従業員等にも注意喚起いただきますようお願いいたします。
【参考】
■みんなで知ろう違法(脱法)ドラッグ(東京都福祉保健局ホームページ)