1.自動車点検整備推進デーの開催 自動車点検整備推進デーは、運輸支局構内やショッピングモールなどの各地域のイベント会場で延べ12回実施し、約35,800名の来場者に点検・整備の重要性及び必要性について啓発した。 また、新聞、ラジオ、広報誌のマスメディアを通じて事前の広報活動を行った。 自動車点検整備推進デーの会場では、以下のとおり自動車なんでも相談窓口の開設、マイカー点検教室の開催及びマイカー無料点検を実施した他、自動車の点検・整備に関するアンケート調査を実施した。
(1)自動車なんでも相談窓口の開設 自動車なんでも相談窓口を各会場で延べ12回開設し、171名のユーザーから車の基準に関すること、点検整備に関することなどの相談に応じた。
(2)マイカー点検教室の開催 マイカー点検教室を延べ38回開催し、受講した6,693名のユーザーに対し日常点検及び定期点検の項目や実施方法などについての講習を行った。
(3)マイカー無料点検の実施 マイカー無料点検を各会場で延べ6回開催し、255台の自動車について無料点検を行い、点検結果に基づき必要となる整備についてアドバイスし、適切な保守管理を促した。
2.ポスター・チラシの配布 自動車点検整備推進運動の広報用ポスター、チラシ等を新聞折り込み、各地方自治体など延べ64カ所に約165,000枚配布して点検・整備の必要性を訴えた。 3.公用車の定期点検整備実施状況調査(新規) 関東運輸局管内の全市区町村等(371市区町村等)の保有する公用車(乗用車)9,044台の定期点検整備実施状況調査を行った。 未実施車両は、3,062台(33.9%)であり、保有する市区町村等(162市区町村等)に対し、確実な励行を指導した。
4.事業用自動車の定期点検整備実施状況調査(新規) ユーザー車検を受検した事業用自動車3,039台に対し直近の3月定期点検整備記録簿の提示を求め実施状況について調査を行い、提示の無かった車両(338台)のユーザーに対し確実な励行を指導した。
5.街頭検査の実施 (1)街頭検査を延べ28回実施し、2,234台の車両について検査を行い、このうち84台の車両に対し、必要な整備を命令する「整備命令書」を交付し、不正改造車の排除に努めた。 (2)街頭検査において4台の無車検車が確認された。 無車検車は自動車検査証の有効期間が切れている車両。確認された車両については自動車損害賠償責任保険も切れており、点検・整備も実施されていなかった。 うち2台の車両については、制動灯の不点灯による整備不良車両及び窓ガラスへのステッカーの貼付、違法な灯火の取付など不正改造されている車両であった。これらの無車検車の自動車ユーザーに対し、適切な措置を行うよう指導した。その結果、3台の車両については車検の有効期間更新を行い、1台の車両については永久抹消登録を行った。
6.ディーゼルクリ-ン・キャンペーンの実施結果 (1)街頭検査時に179台のディーゼル車について黒煙測定を実施した結果、基準値を超えている1台の車両に対し、「整備命令書」を交付した。 (2)硫黄分濃度分析器による燃料に関する検査(不正軽油抜き取り検査)については、86台のディーゼル車に対し検査を実施しました。不正軽油の使用は認められなかった。 (3)関東運輸局及び管内の各運輸支局の迷惑黒煙相談窓口「黒煙110番」へ寄せられた情報5件のうち、車両が特定された4件の自動車ユーザーに対し、はがきにより自主点検を呼びかけた。
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