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2011/07/04最近の話題

タイヤ協会、春の交通安全運動期間内の「タイヤ点検結果」を報告


   一般社団法人日本自動車タイヤ協会(会長 中倉 健二)は、都道府県警察・運輸支局、東日本・中日本・西日本の各高速道路株式会社(旧 JH)、自動車及びタイヤ関連団体と協力し、2011 年春の交通安全運動期間内(5 月 11 日~20 日までの 10 日間)に全国で 4 回の路上タイヤ点検を実施し、このほどその結果をまとめ、公表した。
 それによると、タイヤ点検を行った車両は、高速道路(含、自動車専用道路)54 台、一般道路 156 台の合計 210 台で、タイヤ整備状況は以下のとおり。
 日本自動車タイヤ協会では「今後も引き続き年間を通してのタイヤ点検実施(「4月8日はタイヤの日」)に加え、タイヤ使用管理リーフレット配布等の安全啓発活動を展開していく」としている。


1.タイヤ点検の概要(表-1)
  タイヤ点検の結果、表-1 の通り、点検車両 210 台のうち、タイヤに整備不良があった車両は 9 台、不良率 4.3%となっており、昨年の点検結果に比べ 9.2 ポイントの減少となっています。
なお、道路別にみると、高速道路のタイヤ整備不良率は 5.6%で 10.9 ポイント減少、一般道路では 3.8%で 3.0 ポイント減少という結果となっています。 
 


2.道路別・タイヤ整備不良項目の内訳(表-2)
  タイヤの整備状況を項目別にみると表-2 の通り、不良率 1 位 は「タイヤ溝不足」で 2.9%、次いで「偏摩耗」1.0%「空気圧不適正」0.5%の順となっています。不良率を昨年の結果と比較すると、「タイヤ溝不足」が 2.4 ポイント増加しているものの、「偏摩耗」2.1 ポイント、「釘・異物踏み」1.0 ポイント、「空気圧不適正」6.8 ポイントそれぞれ減少しています。
また、道路別でみた不良率を昨年の結果と比較すると、高速道路では「タイヤ溝不足」1.9ポイント増加、「偏摩耗」3.0 ポイント、「釘・異物踏み」1.5 ポイント、「空気圧不適正」7.9 ポイントそれぞれ減少しています。一方、一般道路では「タイヤ溝不足」1.5 ポイント増加、「偏摩耗」2.1 ポイント、「空気圧不適正」1.7 ポイントそれぞれ減少しています。 


注)1.1台の車両で複数のタイヤ整備不良(項目)がある場合がある為、タイヤ整備不良車両台数とタイヤ     整備不良件数は必ずしも一致しない。
注)2.「空気圧不適正」の件数は、空気圧不足と空気圧過多の合計である。(空気圧不足:0件、空気圧過多:1件)
注)3.空気圧測定方法は、目視検査とエアゲージによる実測の両方。また、タイヤの状態としては、ホットエアーを含む。

 
3.車種別・タイヤ整備不良台数の内訳(表-3)
  タイヤの整備状況を車両グループ別にみると表-3の通り「乗用車」の3.1%(10年結果に比べ11.0ポイント減少)、「貨物車」7.3%(同、2.7ポイント減少)と両グループ共に減少となっており、「特種車」を含めた全体でも昨年の結果に比べ9.2ポイント減少となっています。グループ別の整備状況としては、「乗用車グループ」で、普通乗用(3)、小形乗用(5.7)、軽(5.7)がそれぞれ減少、また「貨物車グループ」で、普通貨物(1)が22.2ポイント増加、小型貨物(4)は7.7ポイント減少となっています。


4.車種別・タイヤ整備不良項目の内訳(表-4)
  車両グループ別・項目別ワースト 1 位は表-4 の通り乗用車「タイヤ溝不足」1.9%、貨物車「タイヤ溝不足」、「偏摩耗」4.9%となっております。 


注)1.1 台の車両で複数のタイヤ整備不良(項目)がある場合がある為、タイヤ整備不良台数とタイヤ整備不良件数は必ずしも一致しない。
注)2.「空気圧不適正」の件数は、空気圧不足と空気圧過多の合計である。(空気圧不足:0 件 空気圧過多:1 件)注)3. 空気圧測定方法は、目視検査とエアゲージによる実測の両方。また、タイヤの状態としては、ホットエアーを含む 


【関係リンク】
■2011 年春の交通安全運動期間内JATMA「タイヤ点検結果」の報告(JATMAニュースNo.1157)(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)

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