なお、道路別にみると、高速道路のタイヤ整備不良率は 5.6%で 10.9 ポイント減少、一般道路では 3.8%で 3.0 ポイント減少という結果となっています。
タイヤの整備状況を項目別にみると表-2 の通り、不良率 1 位 は「タイヤ溝不足」で 2.9%、次いで「偏摩耗」1.0%「空気圧不適正」0.5%の順となっています。不良率を昨年の結果と比較すると、「タイヤ溝不足」が 2.4 ポイント増加しているものの、「偏摩耗」2.1 ポイント、「釘・異物踏み」1.0 ポイント、「空気圧不適正」6.8 ポイントそれぞれ減少しています。
また、道路別でみた不良率を昨年の結果と比較すると、高速道路では「タイヤ溝不足」1.9ポイント増加、「偏摩耗」3.0 ポイント、「釘・異物踏み」1.5 ポイント、「空気圧不適正」7.9 ポイントそれぞれ減少しています。一方、一般道路では「タイヤ溝不足」1.5 ポイント増加、「偏摩耗」2.1 ポイント、「空気圧不適正」1.7 ポイントそれぞれ減少しています。
注)1.1台の車両で複数のタイヤ整備不良(項目)がある場合がある為、タイヤ整備不良車両台数とタイヤ 整備不良件数は必ずしも一致しない。
注)2.「空気圧不適正」の件数は、空気圧不足と空気圧過多の合計である。(空気圧不足:0件、空気圧過多:1件)
注)3.空気圧測定方法は、目視検査とエアゲージによる実測の両方。また、タイヤの状態としては、ホットエアーを含む。
3.車種別・タイヤ整備不良台数の内訳(表-3)
タイヤの整備状況を車両グループ別にみると表-3の通り「乗用車」の3.1%(10年結果に比べ11.0ポイント減少)、「貨物車」7.3%(同、2.7ポイント減少)と両グループ共に減少となっており、「特種車」を含めた全体でも昨年の結果に比べ9.2ポイント減少となっています。グループ別の整備状況としては、「乗用車グループ」で、普通乗用(3)、小形乗用(5.7)、軽(5.7)がそれぞれ減少、また「貨物車グループ」で、普通貨物(1)が22.2ポイント増加、小型貨物(4)は7.7ポイント減少となっています。
4.車種別・タイヤ整備不良項目の内訳(表-4)
車両グループ別・項目別ワースト 1 位は表-4 の通り乗用車「タイヤ溝不足」1.9%、貨物車「タイヤ溝不足」、「偏摩耗」4.9%となっております。
注)1.1 台の車両で複数のタイヤ整備不良(項目)がある場合がある為、タイヤ整備不良台数とタイヤ整備不良件数は必ずしも一致しない。