JAFでは、海水に冠水した車両は火災を起こす可能性があるため、津波により被害を受けた冠水車両の取り扱いについて注意を呼びかけている。
JAFによると、海水に含まれる塩分が車内の電気配線等をショートさせ、その熱で発火するだけでなく、海水が引いた後も、その塩分により、配線等の腐食が急速にすすむため、注意が必要となる。
キースイッチが切れた状態であっても、バッテリーが接続されていれば、常にバッテリーの電流は流れている状態にある。
そのため、冠水被害を受けた車両については、水が引いた後でも以下の取扱いを行うよう注意喚起をしている。
・エンジンをかけない。 ・バッテリーの端子(マイナス側)を外す。 ・外した端子がバッテリーと接触しないようガムテープなどで処置をする。 ・ハイブリット車(HV)・電気自動車(EV)はむやみに触らない。
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また、JAFでは、特別支援隊の派遣により被災地のロードサービス体制を強化し、被災車両を移動する作業にあたっており、被災地域での地震または津波によるトラブルについては、無料で救援を行うこととしている。(部品、油脂、燃料代については実費)
【関係リンク】
■海水による冠水車両に火災の恐れ(JAFニュース)