平成22年5月10日、国土交通省は尾久自動車学校(小金井市)において、車両接近通報装置体験会を開催した。
この装置は、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の静音性の高さによる車両認知問題を解決する方策として、同省が公表した「ガイドライン」に基づいて各自動車メーカーが作成したもの。
低速走行時のHVやEVは"静かすぎる"ため、以前から歩行者等がその存在を認知できないことを問題視する声があった。
同省は「この会で自動車メーカーが取り組んでいる静音性対策の紹介とその効果を一般に体験して頂き、車両接近通報装置への理解を深めて頂ければ」と効果を期待している。
体験会参加者からは「車両接近通報装置があることで、今まで気が付きにくかったHV車の存在が良く判る」等のコメントがあった。
※体験会の様子。三菱i-Mievは車両前部にスピーカーを設置し、事前に用意した音(モーター駆動音に似ている)を流すシステムを搭載していた。この音が正式採用されるかは未定とのこと。