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2010/02/26最近の話題

タイヤ協会、タイヤ性能の「ラベリング制度」がスタート

 日本自動車タイヤ協会は、タイヤの転がり性能とウェットグリップ性能を客観的に評価・格付けする「ラベリング制度」を開始した。
 この制度はタイヤ購入者の選択基準となるもので、すでに参画企業が使用している。
 同協会によると、タイヤ販売店を対象にしたラベリング制度研修会も開催されている。
 「ラベリング制度」の詳細は以下のとおり。


 転がり抵抗性能とウェットグリップ性能の両性能をグレーディングシステム(等級制度)に基づく表示を行い、情報提供を段階的に開始します。
 


 開始時期 : 平成22年1月以降
 対象タイヤ: 消費者が交換用としてタイヤ販売店等で購入する乗用車用夏用タイヤ

 ※ 詳細は「低燃費タイヤ等の普及促進に関する表示ガイドライン」をご参照ください


 グレーディングシステム(等級制度)について


 

 転がり抵抗性能の等級がA以上で、ウェットグリップ性能の等級がa~dの範囲内にあるタイヤを「低燃費タイヤ」と定義し、統一マークを表記して普及促進を図る。 

 

※転がり抵抗係数が12.0以上、ウェットグリップ性能が110以下のタイヤは当該制度の対象外

 
表示例

■ 低燃費タイヤの場合


 

 この表示のあるタイヤは、転がり抵抗性能が AAグレード、ウェットグリップ性能が cグレードであり、更に、低燃費タイヤであることを示します。

 
■ 低燃費タイヤでない場合


 

 この表示のあるタイヤは、転がり抵抗性能が Bグレード、ウェットグリップ性能が bグレードであることを示します。


マークの意味

 ・・・転がり抵抗性能   ・・・ウェットグリップ性能

 
※当該ラベルは(社)日本自動車タイヤ協会ラベリング制度(低燃費タイヤ等の普及促進に関する表示ガイドライン;平成21年12月4日)に適合し、且つ、その根拠となるデータをタイヤ公正取引協議会へ届出しているタイヤに関連した情報提供媒体(例:タイヤ製品ラベル、カタログ、Web等)に表示出来るものです。

※当該ラベリング制度に不適合(虚偽)表示であった場合や、不当使用等が確認された場合は、法令等により罰せられることがあります。


 

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