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2006/08/28日常点検

ブレーキの種類

 走行中のホイールの回転を止める自動車のブレーキのメカニズムには、ドラム・ブレーキとディスク・ブレーキの2種類があり、クルマの性能や性格で使い分けられています。
*「ドラム」と「ディスク」は、ブレーキ本体の根本的な形態、作業原理の違いをあらわしています*
ドラム・ブレーキの原理
ドラムブレーキの原理  ドラム・ブレーキは、ホイールと一緒に回転する浅い円筒(ドラム)の内側に、摩擦材を張ったシューを押しつけて回転を止めるしくみです。通常の走行ではドラム・ブレーキで充分ですが、レースやラリーのような高速走行で頻繁にブレーキをかけると、内部に摩擦熱が蓄積され、その熱でドラムが膨張してきます。つまり、摩擦係数が低下することになり、フェード現象が起こり、しだいにブレーキの効きめが弱まってしまいます。
ディスク・ブレーキの原理
ディスクブレーキの原理  ディスク・ブレーキは、フェード現象を避けるため、まずレーシングカー用に開発され、次第にスポーツカー、乗用車にも普及してきました。ホイールと一緒に回っている薄い円盤(ディスク)を、両側からパッドではさみ込んで止めるのがディスク・ブレーキのしくみで、ディスクは、常に自動車の走行によって起こる気流の中で回転し、冷却されているので、フェードを起こしにくいという特徴があります。

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