国土交通省は、平成22年6月の「不正改造車を排除する運動」及び「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の強化月間中に、警察庁、自動車検査独立行政法人、軽自動車検査協会等の協力を得て、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を全国で189回、17,754台に対して行った。
その結果、約8%の1,421台に保安基準不適合箇所などがあったことから自動車ユーザーに対し改善の指導を行いました。このうち、窓ガラスへの着色フィルムの貼付、灯光色違いの灯火器の取付けなどの不正な改造を行っていた車両は400台あり、その場で改善措置を講じた車両以外の320台に整備命令書を交付し、必要な整備を命じた。
なお、硫黄分濃度分析器による燃料に関する検査については292台実施(特に中部・近畿地区においては、当該検査を最重点項目として123台実施)し、その結果、不正軽油(規格外の軽油)の使用が判明した4台について適正な燃料を使用するよう警告を行った。
整備命令交付320台の主な不正改造内容は、以下のとおり。
着色フィルム等の貼付 | 74件 |
不適切な灯火器 | 84件 |
基準不適合マフラーの装着 | 20件 |
さし枠の取付け | 7件 |
※硫黄分濃度分析器による燃料に関する検査等のイメージ