「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の成果をお知らせします。 ~ 黒煙測定車両3,001台のうち23台に整備命令書交付、迷惑黒煙通報件数83件 ~ 国土交通省は、大都市地域等における自動車に起因する大気汚染問題が依然として厳しい状況にあり、中でも大気汚染への影響度が大きいディーゼル車の排出ガス対策の一層の推進が求められていることから、警察、自動車検査独立行政法人等関係機関の協力を得て、平成20年6月及び10月を重点実施期間として「ディーゼルクリーン・キャンペーン」を全国的に実施するとともに、キャンペーンの啓発活動の一環として、ポスターやリーフレット等の掲示・配布を行い、次のような成果を得ることができました。 1.街頭検査結果 重点実施期間中の街頭検査では、全国で3,001台のディーゼル車について黒煙測定を実施しました。そのうち23台の車両に対し、整備命令書の交付を行いました。 また、硫黄分濃度分析器による燃料に関する検査については、668台実施し、そ の結果、不正軽油(規格外の燃料)を使用する車両が6台判明しました。 2.迷惑黒煙通報制度結果 平成14年度より導入した迷惑黒煙の通報制度については、全国の運輸支局に迷惑黒煙相談窓口「黒煙110番」を設置し、一般の方から情報として寄せられた著しく黒い煙を排出している自動車のユーザーに対し、自主点検等の指導を行うというものです。 平成20年4月から10月までの間では、全国で83件の通報があり、車両が特定 された66件の自動車ユーザーに対してハガキにより自主点検を実施するよう指導を行いました。 3.点検整備による黒煙低減効果 平成20年10月中に整備のために入庫したディーゼル車47,088台について、 整備後における黒煙の低減効果を調査したところ、黒煙濃度が10%以上低減した車両が16,955台(全体の36%)ありました。点検整備がディーゼル黒煙の低減に大きな効果があることが確認されました。 4.エコドライブの普及の促進 全国で約51万枚のチラシを配布し、エコドライブの周知に努めました。 |