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2006/06/27不正改造防止

国交省、不適切なマフラー装着自動車等の排除方策について

 マフラーの改造や交換等を行ったため、一般の自動車に比して騒音レベルが著しく高くなっている自動車による騒音問題に対応するため、平成16年7月、国土交通省と環境省は合同で『自動車排気騒音対策検討会』を設置し、不適切な交換用マフラーを装着した車両等、騒音が著しく大きい車両を効果的に排除する方策として、
  (1)基準に適合する優良な交換用マフラーの普及促進策
  (2)うるさいと感じる車両を規制できるように規制値の設定レベル及び測定手法の改善

の2つの柱について鋭意検討を重ねてきたが、今般、(1)についての検討結果が取りまとめられた。

 「基準に適合する優良な交換用マフラーの普及促進策」の検討課題に関しては、主に次のような結論を得た。

○マフラー改造車※1に対して新たに加速走行騒音等の走行騒音基準を適用し、車検時に同基準への適合性を示す公的試験機関の試験成績書の提示を求めることが必要。併せて、規制の公平性を確保するため、非認証車※2に対しても新たに加速走行騒音等の走行騒音基準を適用することが必要。

○装置型式指定制度の対象としてマフラー(消音器)を追加し、良識あるユーザーや販売店の適切な交換用マフラーの選択に資するとともに、認証マフラー※3への交換を行った車両については車検時の公的試験機関の試験成績書の提示を不要とすることでユーザー負担の軽減を図ることが必要。

○今後も、交換用マフラーや非認証車の製造、販売、使用等の実態及びそれら製品の基準適合性について市場調査を行う等により施策の効果を把握・評価し、必要に応じて更なる追加的対策を講じることも視野に入れつつ、適切に対応していくことが重要。

※1 マフラーの改造や交換等を行った車 ※2 型式指定等の認証を取得しない車 ※3 装置型式指定を取得したマフラー
  ■不適切なマフラー装着自動車等の排除方策について(概要) <%image(pdf_sicon.gif|28|36|)%>
  ■国土交通省プレスリリース(リンク)

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