国土交通省は、6月を「不正改造車を排除する運動」の強化月間として全国的に展開し、強化月間中に、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を、全国で172回(前年度比約1.2倍)実施した。
16,920台について検査の結果、13.2%の2,228台に保安基準不適合箇所があり、改善の指導を行った。このうち、窓ガラスへの着色フィルムの貼付、灯光色違いの灯火器の取付けなどの不正な改造の車両702台、整備不良のために基準に不適合な車両413台については、整備命令書を交付、必要な整備を命じた。
また、地方運輸局、運輸支局に設置された「不正改造車110番」には、強化月間中に不正改造車に関する情報(990件)の提供や車両の改造などについての相談(9,144件)があり、これらの情報をもとに、違反のおそれの高い自動車ユーザーに対して、警告はがきを送付し、速やかな改善を求めたとのこと。
●資料:平成16年度「不正改造を排除する運動」強化月間の実施結果の概要