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2015/04/01最近の話題

国交省、平成25年度自動車リコール届出内容の分析結果を公表

 国土交通省では、自動車の設計又は製造ミスの防止並びにリコール対象車の回収・修理の適切な実施に資するため、リコール届出内容とその傾向を分析しその結果を公表していますが、今般、平成25年度における分析結果を取りまとめ公表しましたのでお知らせします。
 
 

 

平成25年度自動車のリコール届出内容の分析結果概要
 

1.自動車のリコール届出

(1)リコール届出件数及び対象台数

・リコール届出件数は、303件(308件・2%減)であり、前年度より5件減少した。
・リコール対象台数は、7,979千台(5,613千台・42%増)であり、前年度より増加(2,366千台増)した。これは、平成25年度において、上位10件が25万台を超えるリコール届出であり、その1件当たりの平均対象台数は約55万台となっているなどの、大規模な対象台数の届出があったこと。また、届出1件当たりの平均対象台数が増加したためと考えられる。
・国産車は、201件(217件・7%減)、7,714千台(5,411千台・43%増)であり、前年度よりリコールの届出件数は減少し、対象台数は増加した。
・輸入車は、102件(91件・12%増)、264千台(202千台・31%増)であり、リコールの届出件数、対象台数ともに前年度より増加した。

(2)車種(用途)別リコール届出件数

・リコール届出件数は、乗用車127件(96件・32%増)、二輪車41件(23件・78%増)及び乗合車39件(35件・11%増)については前年度より増加し、貨物車50件(86件・42%減)及び特殊車53件(55件・4%減)については減少した。(合計336件であり、(1)の303件より多くなるが、これは、リコール届出が複数の車種にまたがる場合には、区分ごとに集計しているためである。)

(3)電気自動車及びハイブリッド自動車におけるリコール届出件数

・平成25年度の車種(用途)別の電気自動車及びハイブリッド自動車の特有の構造等に起因する届出で、「全体」の届出件数の合計は13件(9件)で、国産車は13件(8件)、輸入車は0件(1件)であった。車種別では、乗用車(軽乗用車含む)10件(5件)、貨物車(軽貨物車含む)2件(4件)、乗合車1件(0件)であった。

(4)先進安全自動車(ASV)の技術に関するリコール届出件数

・ASVの技術に関するリコール届出(平成21年度~25年度)については、国産車において、平成25年度にACC及び衝突被害軽減ブレーキの双方に係るもので1件の届出、衝突被害軽減ブレーキで1件の届出があり、平成24年度に衝突被害軽減ブレーキの届出が1件あった。

(5)不具合発生原因の届出件数及びその割合

・不具合発生原因別のリコール届出件数は、設計に係るものが205件(225件・9%減)で全体の60%(64%)を占め、製造に係るものが136件(126件・8%増)で全体の40%(365)となっている。(合計341件であり、(1)の303件より多くなるが、これは、リコール届出が複数の原因にまたがる場合には、区分ごとに集計しているためである。)

(6)電子制御部品の不具合に関連する届出についての届出件数

・電子制御部品の不具合に関連する届出の届出件数の合計は、63件(50件・26%増)で、装置別の合計届出件数341件に対する割合は18.5%(14.2%)で、前年度より4.3ポイント増加している。 

 

2.特定後付装置のリコール届出

 特定後付装置(タイヤ、チャイルドシート)のリコール届出は、チャイルドシートについては届出件数1件、対象装置数13,459台、タイヤについては届出件数1件、対象装置数1,204,707本であった。
  



【資料】(国土交通省ホームページ)
平成25年度自動車のリコール届出内容の分析結果について
 
 

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