JAFは、平成20年8月9日から17日までの夏期繁忙期間(9日間)に全国で実施したロードサービス状況をまとめた。
それによると、路上故障車救援などの実施件数は8万6,810件で、前年同期に比べて9,955件減少(10.3ポイント減)し、過去6年間では最も少ない実施件数となった。
道路別では、一般道路は8万1,566件(前年比8,510件減、9.4ポイント減)、高速道路は5,244件(同1,445件減、21.6ポイント減)であった。
救援内容別では、「過放電バッテリー(バッテリー上がり)」が最も多く、2万9,662件(構成比34.17%)、次いで「キー閉じ込み」が1万836件(同12.48%)、以下「タイヤのパンク(バースト、エアー圧不足含む)」、「落輪」の順となった。
全体の実施件数が減少したなかで、昨年よりも増加した救援内容は「破損バッテリー(劣化を含む)」で、昨年よりも1,105件増加。また、一般道路の「燃料切れ」も昨年より22件増加、一方、同期間中の二輪車ロードサービスの実施件数は、2,158件(前年比30件増、1.4ポイント増)。
二輪車の救援内容では、「過放電バッテリー(バッテリー上がり)」が最も多く、337件(構成比15.62%)、以下「タイヤのパンク(バースト、エアー圧不足含む)」279件(構成比12.93%)、「燃料切れ」「キー閉じ込み(シート下トランク、サイドボックス等)」などとなった。
JAFでは、ガソリンなどの燃料価格の高騰により、今後も車の使用を控える傾向が続くと予想されることから、「バッテリー上がり」や「燃料切れ」、高速道路における「タイヤのトラブル」などを未然に防ぐためにも、日常点検を定期的に実施するよう自動車ユーザーへ引き続き呼びかけることにしている。
【資料】
■平成20年度夏期繁忙期間JAFロードサービス救援内容TOP10
■平成20年度夏期繁忙期間JAFロードサービス実施件数