国土交通省は、年末から年始にかけてバス火災事故が多発したことを受け、バス火災事故防止のために重要な点検整備のポイントを「バス火災事故防止のための点検整備のポイント」としてとりまとめ、全てのバス事業者に対して以下のとおり通知しました。
「バス火災事故防止のための点検整備のポイント」の概要
■点検整備のポイント
○火災発生部位となり得る4つの装置(原動機、制動装置、走行装置、電気装置)毎に、火災防止のために重要な、主な点検整備のポイント(見方/交換目安)を示すとともに、点検整備を 行わなかった場合の火災発生メカニズムを示しています。
■運転操作ミスや整備作業ミスなどの防止のためのポイント
○点検整備以外にも火災に至る可能性がある運転操作ミスや整備作業ミスなどについても、ポイント(注意点)と、それぞれのミスによる火災発生メカニズムを示しています。
■バス火災事故の前兆、予兆
○走行時に感じるさまざまな異状の中には、バス火災事故の前兆や予兆を示すものがあり、その 症状や現象、火災につながる代表事例を示しています。
■バス火災事故発生時の対処
○バス火災事故が発生した場合の留意点についても示しています。 なお、平成21年に公益社団法人日本バス協会が車両火災発生時の避難誘導などについてとりまとめた「車両火災発生等緊急時における統一マニュアル」についても併せて紹介しています。 |
【参考】(国土交通省ホームページ)
全てのバス事業者に『バス火災事故防止のための点検整備のポイント』を通知しました
バス火災事故防止のための点検整備のポイント