国土交通省では、関係省庁および自動車関連団体等と連携して自動車の点検・整備の確実な実施を推進し、自動車ユーザーの保守管理意識を高めるとともに自動車の安全確保・環境保全を図ることを目的に、平成28年9月、10月の2か月間を強化月間として「自動車点検整備推進運動」を全国的に展開します。
これに伴い同省より下記の通り本推進運動を実施するよう依頼がありましたので、ご協力をお願いいたします。
なお、当該期間中は従前「ディーゼルクリーン・キャンペーン」において実施頂いていた「黒煙濃度の測定」および「エア・クリーナ・エレメントの清掃または交換の必要性のチェック」にあっても昨年度に引き続き本推進運動にて実施頂きたく重ねてお願いいたします。
【自動車点検整備推進運動について】
本来、自動車ユーザーには自動車の不具合による事故の防止や環境保全のため自動車の点検・整備が義務付けられていますが、義務付けについて十分理解されておらず、点検・整備の実施状況は十分ではありません。
そのため、「不正改造車を排除する運動」と連携を図りつつ、関係団体の協力のもと、全国的に「自動車点検整備推進運動」を展開し、自動車ユーザーに適切な点検・整備の必要性を理解してもらうため、主に下記について取り組むこととしています。
(1)点検・整備の必要性の啓発
関係団体と協力し、ポスター・チラシ等を用いて広報活動を実施します。ポスター・チラシ等については女性や10代から30代の記憶に残るようなデザインと
し、週末のイベント等に参加した女性や10代から30代の自動車ユーザー、長期使用車両の自動車ユーザーへ積極的に展開します。
(2)大型車に関する適切な点検・整備の実施方法についての啓発
エンジンオイルの劣化、オイルフィルタの誤った取付、ブレーキペダルの戻り不良による車両火災事故等を防止するため、整備管理者研修等を通じてこれらの事故の情報を展開し、適切な点検・整備の励行を呼びかけます。
(3)エコ整備(点検・整備によるCO2 削減効果をいう。以下同じ。)の積極的な啓発
日常点検等の実施方法、点検・整備を怠った場合の不具合事例、事故事例および経済的負担事例に加えてエコ整備等を説明する出前講座を実施します。
【黒煙濃度の測定及びエア・クリーナ・エレメントの清掃又は交換の必要性のチェックについて】
1.重点実施期間
平成28年9月1日から10月31日までの2か月間
2.調査の実施方法
ディーゼル車が入庫した際にユーザーにエアクリーナーが汚れたり、詰まったりしていると黒煙発生の原因となることや定期点検の必要性を説明するとともに、ユーザーの理解を得ながら次の項目を実施してください。
・黒煙測定器を使用して点検前と点検後の黒煙濃度を測定する。
・エアクリーナーの清掃または交換の必要性のチェックを行う。
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【参考】
平成28年度「自動車点検整備推進運動」実施要領
別紙1
別紙2
平成28年度自動車整備点検推進運動の実施細目(協議会及び連絡会構成団体別)