国土交通省では、平成28年度中のリコール総届出件数および総対象台数を公表した。
発表によると、総届出件数は前年度比4件減少の364件、総対象台数は15,848,401台で平成27年度の18,990,637台に次ぐ過去2番目の多さとなった。
総対象台数の多さについて、同省ではタカタ製エアバッグに関するリコール届出が44件、対象台数6,218,677台と総対象台数の約4割を占めたことと、対象台数が50万台を超えるリコール届出が9件(5件)、対象台数7,766,395台(4,428,580台)で総対象台数の約5割(約3割)を占めたことが要因としている。
※カッコ内はタカタ製エアバッグに関するリコール届出を除いた数値
対象台数が多かった3番目までのリコール届出
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対象台数 |
車名 |
通称名 |
不具合の内容 |
届出年月日 |
1 |
1,552,509 |
トヨタ等 |
プリウス他6車種 |
燃料蒸発ガス排出抑制装置に亀裂が入り燃料が漏れるおそれ |
H28.6.29 |
2 |
1,159,578 |
トヨタ |
カローラ他18車種 |
エアバッグ展開時に正常に展開しないおそれ※ |
H28.10.26 |
3 |
798,550 |
ダイハツ |
タント他1車種 |
ガス封入式ステーの外筒が破損しステーが飛び出るおそれ |
H28.7.21 |
※はタカタ製エアバッグに関するリコール届出を示す。
【参考】
平成28年度のリコール総届出件数及び総対象台数について(速報値)