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2011/04/26環境

「環境家計簿システム」を活用しよう!~CO2削減と経費節減~

「環境家計簿システム」を活用しよう!~CO2削減と経費節減~

  東日本大震災の影響による電力供給量低下を受け製造業はもとより、整備事業場でも電気使用量削減が急務となっています。
 不要不急な電動工具類の通電を控えたり、こまめな消灯などによっても使用電力の削減を行えますが、現実には消費エネルギーの削減量を把握することが困難でした。
 日本自動車整備振興会連合会(日整連)では、業界のエネルギー使用量削減目標の設定や取り組みに繋げることを目的とした「自動車整備事業場用環境家計簿システム」を作成し、運営しています。これは、整備事業者が自社における電気等のエネルギー使用量を視覚的に把握することができる画期的なシステムで、利用することによって簡単に「環境保全」「消費エネルギーの管理・削減」を通じた社会貢献ができます。

 [自動車整備事業場用環境家計簿とは]
 インターネットを活用して、整備事業に伴う毎月の電気使用量等を入力することで、CO2(二酸化炭素)排出量を自動的に算出することができるシステムです。
 このシステムは、認証整備事業者であれば初期登録をするだけで、自由に利用することが可能です。
 積極的に活用していただくことで、不要な消費エネルギーを抑え、地球温暖化防止と経費削減に繋げることができます。
 また、貴事業場の消費エネルギーを分析することができます。他の整備事業場の入庫1台エネルギー使用量と比較することもできます。
 エネルギー排出削減目標を設定し、システムを活用することで、CO2(二酸化炭素)排出削減に貢献できます。

 [整備業界におけるCO2(二酸化炭素)排出削減目標]
 地球温暖化問題が世界共通の重要な課題となっており、我が国でも政府の最重要課題のひとつとして位置付けられ、国を挙げて地球温暖化防止への取り組みが行われています。
 自動車整備業界にも温室効果ガスの削減に向けた取り組みの強化が求められていることを受け、日整連は平成20年度に新たな「自動車整備業界における地球温暖化防止のための自主行動計画」を策定し、「整備事業者が整備事業に伴って排出する二酸化炭素(CO2)の排出量を平成24年までに(平成19年度比)5%削減する」という目標を設定しました。
 地球温暖化防止への取り組みは、地球環境の保全というばかりでなく、身近なところに目を向ければ、例えば「電気使用量の削減=二酸化炭素(CO2)の排出量削減=事業経費の削減」ということにもつながります。

 では、どのように消費エネルギーを削減したら良いのでしょうか。
 震災の影響で「節電意識」が高まっていますが、漠然と電気の使用を控えても、その効果が何らかの形で見えないと実感がわきません。
 「この努力でこれだけ削減できた」という定量的な結果がないと、効果的な活動ができず、無駄な努力をしてしまう恐れがあります。そのため、消費エネルギー削減活動の手順として「現状を確認し、対策を考える」という手順が必要になります。
 また、活動は継続しないと結果が出ません。「自動車整備事業場用環境家計簿システム」は、これらを全て解決するサービスを提供しています。
 消費エネルギー削減をわかりやすくグラフ化し、他の事業場と比較することもできるのです。
 


 
環境家計簿では…
「電気」「都市ガス」「LPガス」「灯油」「ガソリン」「軽油」「重油」「入庫台数」を入力すると「エネルギー使用量」「CO₂排出量」がわかります。
 
自動車整備事業場用環境家計簿システムを使ってみよう 実際に「自動車整備事業場用環境家計簿システム」を使用するには、以下の手順「初期登録」をおこなう必要があります。 
 
環境家計簿システムへの初期登録
(1)当会ウェブサイト「TOSSNET」のトップページから、「環境家計簿」のバナーをクリックします。

環境家計簿


    
(2)ログイン画面が出たら、「新規登録」をクリックします。


 (3)新規登録画面が出たら、各項目を選択・入力して「確認」ボタンをクリックします。


 (4)入力確認画面を確認して頂き、内容に誤りが無ければ、「登録」ボタンをクリックします。


 (5)「登録されたメールアドレスに仮パスワードを送信しました」という画面が出ます。(画面を閉じて、メール受信を確認してください)  

 
 


 
 
初期登録が完了しましたら、自由に使用することができます。早速、使用してみましょう。

1.当会ウェブサイト「TOSSNET」のトップページから、「環境家計簿」のバナーをクリックします。
 
環境家計簿
 



2.ログイン画面「利用者ID」と「パスワード」を入力します。

3.入力画面ログインすると「記帳画面」に入れます。「電気」「ガス」「ガソリン」等の使用量がわかる書類(領収書など)を用意しておくと便利です。  

 
4.年間記帳画面前月以前の入力値の修正や、追加入力ができます。  

 
5.グラフ画面入力したエネルギー使用量からCO2排出量を算出し、グラフを作成します。取組みの効果が一目でわかり、業態別、規模別、所属振興会別などのCO2排出量平均値と比較ができます。 
 
 
6.排出量ランキング入力したエネルギー使用量からCO2排出量を算出し、業態別、規模別、所属振興会別に順位づけをして、自事業場のCO2排出量がどのくらいの位置づけにあるのかを確認できます。 


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