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2018/05/31あなたの街の自動車整備士

あなたの街の自動車整備士 No.2



――整備に対する心構えを教えてください

「ソーセージ」を心がけています。


――ソーセージ、ですか?

はい、ソーセージとは「早く(ソー)」「正確(セー)に」「時間(ジ)を厳守」の頭文字をつなげています。これらはどの仕事にも通じる基本ですが、基本であるからこそベテランになっても初心貫徹の精神でいたいと考えています。


――整備をするときに気を付けていることはありますか

お客様が乗ったときに「あっ」と、心が朗らかになる様なことをして差し上げたいな、と気を付けています。例えば、細かい箇所まで清掃したり、プロの目から見たアドバイスなど、といった「ちょっとした気遣い」がお客様に安心を実感していただけたりするんです。
自分がお医者さんにかかったときをイメージしていただきたいのですが、気が付かない・思いもよらないような細かいところを指摘してくれると、「こんなところまで気が付くんだ!」と知識や経験に驚きますよね。その驚きが安心になり、信頼につながると思うんです。
私は「依頼通りに作業し、直す」整備作業は当たり前で、プラスアルファを提供しないといけない…お客様に「安心・安全」を実感していただくのが大切だと思っています。
「できない」や「わからない」という対応は、任せてくださったお客様に「不安」を抱かせてしまいますから、どんな期待にもしっかり応えられるよう日々勉強しています。


――整備の道に進んだきっかけは
この業界にはいったきっかけは、たまたま見かけた人材募集の看板です。当初は自動車に興味がなかったのですが、私を整備に目覚めさせてくれたのは、AE86(1983年にトヨタ自動車から販売されたカローラ/スプリンターのスポーツモデル車の型式番号)との出会いでした。
運転はもちろんのこと、整備の楽しさを教えてくれ、整備士としての道を開いてくれた運命の一台です。
自動車はお客様の人生そのものを乗せる大事な資産です。整備士は年間何百台という車両に触れますが、その一台一台がお客様のオンリーワンです。そのことを強く意識できるスイッチを押してくれたのもこの自動車ですね。


――整備士に興味を持っている方に
自動車整備士は過小評価されているのかな、と感じることがあります。整備をするということがどれだけの責任を負うのか、そして求められる技術や知識がどれだけ高いものなのかを正しく認識してくれるのであれば、もっと人気が出てもいい職業だと思います。
自分で言うのもなんですが「こんなにカッコいい仕事はない」と思いますよ!

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