下り坂走行にはエンジン・ブレーキが鉄則
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長い下り坂走行で、スピードが出すぎたからといって、フート・ブレーキだけを多用すると思わぬアクシデントを招くおそれがあります。坂道を下るときは、ブレーキのフェード現象*を防止するため、エンジン・ブレーキをきかせることが鉄則です。マニュアル車の場合は、1段または2段下のギヤに切り換えて、また、AT車の場合は、2レンジや1レンジに切り換えてエンジン・ブレーキをきかせましょう。
エンジン・ブレーキは下り坂走行だけでなく、高速道路や一般道路の走行時にも役立ちます。フート・ブレーキとエンジン・ブレーキを併用すると無理のない減速が可能です。
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フェ−ド現象とは、ブレーキの使いすぎにより、ブレーキのききが一時的に悪くなること。 |
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タイヤ・チェーンのトラブル
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タイヤ・チェーンのトラブルで多いのが初歩的なミス。FF車(前輪駆動車)なのに後輪にチェーンを巻き、まったく動かず立ち往生・・・といったケースや、つけ方を知らないというドライバーが多いのも事実。チェーンを購入したら、一度はつけ方を練習したいものです。
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冬にも起こるオーバーヒート
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オーバーヒートは夏だけのトラブルと考えていませんか。冷え込んだスキー場での朝、走り出したとたんにオーバーヒートを起こすことがあります。その原因は冷却水の凍結。冷却水がシャーベット状に凍って、わずかな距離を走るだけでオーバーヒートを起こしてしまうのです。事前に整備事業場で冷却水の凍結温度のチェックをし、寒冷地においても冷却水が凍結しないように注意しましょう。 |